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週刊AWSキャッチアップ(2025/7/28週)
週刊AWS – 2025/7/28週 | Amazon Web Services ブログ
週刊生成AI with AWS – 2025/7/28 週 | Amazon Web Services ブログ
Amazon Connect Contact Control Panel (CCP) がリフレッシュされたデザインと操作感を提供開始
- Amazon Connect の Contact Control Panel (CCP)がCloudscape Design System(マネコンなどでも使用されているOSSのデザインシステム) を採用した新しいデザインに更新されました
- コールセンターのオペレーターが使う画面の色やボタンのデザインが統一され、より直感的で使いやすくなった
- 従来と同じ操作感を保ちながら視覚的に改善されているため、追加のトレーニングは最小限に抑えたうえでオペレーターの作業効率向上が期待できるとのこと
参考リンク
Cloudscape - Cloudscape Design System
最新の Amazon Connect 問い合わせコントロールパネル (CCP) にアップグレードします。 - Amazon Connect
AWS IoT SiteWise が多変量異常検知を導入
- AWS IoT SiteWiseにて多変量異常検知(native anomaly detectionとブログには記載)ができるようになりました
- 特に利用にあたってMLの前提知識がいらない点が特徴
- データの準備、モデルのトレーニング、デプロイ、推論等を自動的に管理できるのが特徴
- AWS Managed Service for GrafanaのAWS IoT SiteWiseプラグインを使用してダッシュボード化もできる
- 監視オプションも産業機器に合わせて柔軟にセットできる
- IoT SiteWiseは産業機器からのデータの大規模な収集、保存、整理、モニタリングを容易にするマネージドサービス
Amazon Connect の UI ビルダーが改良された UX/UI をリリース
- Amazon Connect の UI builder で新しいユーザーインターフェースが提供開始
- アップデート文曰く、Step-by-Step Guide の各ステップを作成する際の複雑さが軽減され、より直感的にワークフローを構築できるようになったとのこと
- 他には動的データの受け渡し、ユーザーが入力したデータの保存、カスタム変数を使用した複数のフィールドやコンポーネント間での値の共有などができるようになったとのこと
- 先ほどのアップデートと同じく、ベースはCloudscape Design Systemでできているとのこと
パーティション GPU を搭載した Amazon EC2 G6f インスタンスの一般提供開始のお知らせ
- EC2 G6fの提供が開始されました (fはfractalのf)
- NVIDIA L4 Tensor Core GPUを搭載、通常1GPU 24GBのところ1/8の3GB~1/2の12GBのGPUで利用できるのが特徴のインスタンス
- 従来のG6インスタンスよりも安く利用できるようになっています。
参考リンク
Amazon EC2 G6 Instances | Amazon Web Services
AWS Backup が Aurora DSQL マルチリージョン復元ワークフローを改善
- AWS BackupにてAurora DSQLのマルチリージョンクラスターのリストアワークフローが簡素化されました
- 単一リージョンでリストアが開始された場合に、AWS Backup側ですべてのリージョンのリストアが管理されるようになりました
- ピアリージョンに最初のリージョンのバックアップコピーが無い場合は失敗するため、あらかじめ注意が必要です
Amazon EC2 Auto Scaling がライフサイクルフックの通知ターゲットとして AWS Lambda 関数を追加
- EC2 Auto Scalingのライフサイクルフックにて、Lambdaを直接通知先に指定できるようになりました
- 従来はAmazon EventBridge、Amazon Simple Notification Service (Amazon SNS)、Amazon Simple Queue Service (Amazon SQS)などの中間サービスで仲介する必要がありましたが、ここが簡素化された形です
- ドキュメントはこちら。利用にあたってはLambdaのリソースポリシーにてEC2 Auto Scalingで使用しているIAMロールからのアクセス許可(
lambda:InvokeFunction
)を付与する必要があります - 例えばインスタンスがスケールインして停止する前にログを退避させるといった作り込み用途で活用できるとのこと
参考リンク
Prepare to add a lifecycle hook to your Auto Scaling group - Amazon EC2 Auto Scaling
Amazon CloudFront が新しいオリジンレスポンスタイムアウト制御を導入
- CloudFrontにてresponse completion timeoutとS3へのカスタムタイムアウト値設定をサポートしました
- 従来は最初のパケット/後続パケットの待機時間のみ設定可能だったが、今回のアップデートで全パケットとリトライを含む完全なレスポンス完了タイムアウトが設定できるようになった
- S3は従来の30秒のデフォルト値から任意の値に設定ができるようになっています
Database Insights が Aurora Limitless データベースのフリート監視をサポート
- CloudWatch Database InsightsにてAurora Limitless PostgreSQL データベースのフリート監視に対応しました
- 以前はインスタンスレベルのモニタリングのみサポートされていたが、今回からフリートレベルまで拡張されることでAurora クラスター、RDS インスタンス、Aurora Limitless PostgreSQL データベースなどのDBフリート全体を1つのダッシュボードで見れるようになっています
参考リンク
CloudWatch Database Insights - Amazon CloudWatch
Amazon Aurora MySQL 3.10 (MySQL 8.0.42 互換) が一般提供開始
- Amazon Aurora MySQL 3.10 が一般提供開始されました
- 主なアップデート内容:
- 並列レプリケーションのパフォーマンス向上
- ストレージの容量が128TBから256TB倍増
- メモリ内リレーログ最適化により、バイナリログレプリケーションの性能が向上し、コミット遅延が削減
- 主なアップデート内容:
参考リンク
MySQL :: MySQL 8.0 Release Notes :: Changes in MySQL 8.0.42 (2025-04-15, General Availability)
Amazon Q Developer CLI がカスタムエージェントを発表
- Amazon Q Developer CLIにカスタムエージェントが追加されました
- 特定のツール、プロンプト、コンテキスト、ツール権限をまとめたカスタムエージェントが作成できる機能
- AWSのBlogだと
Figma Dev Mode MCP サーバー
とAmazon Aurora PostgreSQL MCP サーバー
の例を出していて、あらかじめフロントエンド/バックエンドでエージェントを分けることで微妙なコンテキストの違いを回避できると記載されています
参考リンク
AWS Lambda レスポンスストリーミングが 200 MB のレスポンスペイロードをサポート
- AWS Lambda response streaming のレスポンスペイロード上限が従来の 20 MB から 200 MB に拡大されました
- メリットとしてはリアルタイム AI チャットや Web アプリケーションで、大容量データを直接 Lambda 内で処理できることがあげられ、S3などを経由せずともPDFや音楽ファイルをストリーミングできるところになります
参考リンク
Response streaming for Lambda functions - AWS Lambda
Amazon DocumentDB Serverless が一般提供開始
- Amazon DocumentDB ServerlessがGAとなりました
- MongoDB 互換のドキュメントデータベースで、自動でキャパシティ(DCU)がスケールする仕組みになっています
- Aurora Serverless同様に変化が激しいワークロードに最適と思われます
- AWS公式では90%のコスト削減をうたっています
参考リンク
Amazon DocumentDB Serverless is now available | AWS News Blog
Amazon Q Developer が多言語サポートを拡張
- Amazon Q Developerが日本語を含む8つの言語に対応しました
- 追加された言語: French, German, Italian, Japanese, Korean, Mandarin, Spanish, and Portuguese
Amazon CloudWatch が OpenSearch PPL と SQL の自然言語クエリ生成機能を開始
- Amazon CloudWatch Logs Insightsにて自然言語を使ったOpenSearch PPLとSQL のクエリ生成機能が開始されました
プロンプトの例
# Find the 10 slowest requests
fields @timestamp, @message, @duration
| sort @duration desc
| limit 10
# This query retrieves the timestamp, message and duration fields from the logs and sorts them in descending order by duration to find the 10 slowest requests.
# Give me the number of errors and exceptions per hour
SELECT DATE_FORMAT(`@timestamp`, 'yyyy-MM-dd HH') AS hour,
COUNT(*) AS error_count
FROM `/aws/lambda/CloudWatchOdysseyQueryGen`
WHERE `@message` LIKE '%error%'
OR `@message` LIKE '%exception%'
GROUP BY DATE_FORMAT(`@timestamp`, 'yyyy-MM-dd HH')
ORDER BY hour
# Give me all unique exception messages
dedup @message
| fields @message
参考リンク
Amazon EC2 で EC2 インスタンスの強制終了がサポートされました
- EC2にて停止処理中にフリーズしたインスタンスを強制終了できるforce terminate機能が追加されました
- 従来OSの問題やHWの問題で停止中にフリーズした場合はAWSサポートに起票する必要がありましたが、今回から強制終了ができるようになったというもの
AWS Directory Service が Managed Microsoft AD 向け Hybrid Edition を開始
- AWS Directory ServiceでManaged Microsoft ADのHybrid Editionが提供開始されました
- 既存のオンプレミスのADをそのまま拡張できるというのがうれしいポイントになります
- アーキテクチャのパターンとしては、①オンプレミスまたはマルチクラウドのドメインコントローラーからAWS Managed Microsoft AD に直接拡張する方式、②EC2上で稼働しているドメインコントローラーを間に挟むパターンの2つあります
- またブログではハイブリッドディレクトリをAWS Organization外のアカウントに共有するやり方も記載されています
参考リンク
Amazon Bedrock Data AutomationがDOC/DOCXとH.265ファイルをサポート
- Amazon Bedrock Data Automation (BDA)にて、doc/docxファイルとH.265形式の動画ファイルの処理に対応するようになりました
- Amazon Bedrock Data Automationはテキスト、画像、動画等の非構造化データから特定の情報を抽出し、構造化できるBedrockの機能の1つです
- これまでWordファイルはPDFファイルに変換してから処理する必要がありましたが、その手間がなくなっています。H.265についても従来のものよりも高圧縮であることから、ワークロードの処理時間も短縮できます
- Bedrock Data Automationはまだ東京には非対応
参考リンク
Amazon Bedrock が米国西部 (北カリフォルニア) リージョンで利用可能に
- Amazon Bedrockが米国西部(us-west-1)にて利用可能になりました
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