週刊AWSキャッチアップ(週刊AWS/週刊生成AI 2025/9/22週)
週刊AWS – 2025/9/22週 | Amazon Web Services ブログ
週刊生成AI with AWS – 2025/9/22週 | Amazon Web Services ブログ
Amazon Connect フローデザイナーでアナリティクスモードをサポート開始
- Amazon Connectのフローデザイナーにて新しい分析モードが使用できるようになりました
- ニアリアルタイムの履歴パフォーマンスデータを過去30日分までフローデザイナー上で直接表示できる機能。こんな用途で使えます
- IVRや自動応答システムのどこでエラー/離脱するか可視化する
- これまではフローの問題点を探すのが難しい側面がありましたが、データに基づいた改善でやりやすくなったのが良いポイントです
- ニアリアルタイムの履歴パフォーマンスデータを過去30日分までフローデザイナー上で直接表示できる機能。こんな用途で使えます
参考リンク
フローデザイナー分析モードでメトリクスを使用してフローパフォーマンスをモニタリングする - Amazon Connect
Amazon Connect Contact Lens が 5つの追加言語で機密データ編集機能を提供開始
- Amazon Connect Contact Lensにて機密データの自動編集機能の対応言語が5つ追加されました
- フランス語、ポルトガル語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語
- これまでは英語のみでした。日本語は非対応です。
- 個人情報やクレジットカード番号などのデータの自動マスキング機能が多言語で使用できるようになるのがメリットです。
- Amazon Connect Contact LensはAmazon Connectの機能の1つで、Amazon Connectの通話/チャット等の内容を元に会話分析ができるサービスです
参考リンク
Enable conversational analytics in Amazon Connect Contact Lens - Amazon Connect
Amazon EC2 R8gb インスタンスが一般提供
- EC2 R8gbインスタンスの提供が開始されました。(ローンチブログはなし)
- アップデート文を見るに下記の特徴があるインスタンス
- AWS Graviton4を搭載。Graviton3より最大30% のコンピューティング性能向上を実現
- 最大 768 GiB のメモリ、最大 150 Gbps の EBS 帯域幅、最大 200 Gbps のネットワーク帯域幅を提供
参考リンク
最大 768 GiB のメモリ、最大 150 Gbps の EBS 帯域幅、最大 200 Gbps のネットワーク帯域幅
Amazon RDS がリージョン間およびアカウント間スナップショットコピーを発表
- RDSにて、スナップショットの別リージョン・別アカウントへのコピーが1回で実行できるようになりました
- これまでは一度別リージョンへコピーし、別アカウントにコピーするといった具合に2段階の対応が必要で、中間スナップショットの作成が必要でした
- これによりRPOの向上が見込めたり、2つ目のスナップショット実行のためのカスタムスクリプトが不要になったり、中間スナップショット分のコストを削減できます。またアップデート文ではランサムウェア攻撃やリージョン障害時のデータ保護にも役立つと記載されています
参考リンク
Copying a DB snapshot for Amazon RDS - Amazon Relational Database Service
AWS License Manager が AWS Managed Active Directory における複数アカウントの共有機能サポート開始
- AWS License Managerにて複数のAWSアカウント間でのAWS Managed Active Directoryの共有をサポートしました
- これまで各AWSアカウントごとにActive Directoryを設定する必要がありましたが、複数アカウント間で1つのDirectoryを共有できるようになります
- アップデート文いわく、Microsoft OfficeやVisual Studioのライセンス管理を一元化でき負荷軽減やコスト削減につながるとのこと
Amazon EC2 Auto Scaling でインスタンスリフレッシュの強制キャンセルをサポート
- EC2 Auto Scalingにてインスタンスリフレッシュの強制キャンセル機能が追加されました
- 従来はAMIなどを変更しようと思うとインスタンスの起動や終了処理の完了を待つ必要が仕様上ありましたが、即座にキャンセルできるようになったというのが良いポイントになります
参考リンク
Cancel an instance refresh using the AWS Management Console or AWS CLI - Amazon EC2 Auto Scaling
AWS が EC2 I8g および I7i インスタンスで無制限のネットワークバースト期間を発表
- EC2 I7i/I8g インスタンスの4xlargeより大きいインスタンスでネットワーク帯域幅のバースト時間制限を撤廃しました
- 従来はCredit方式となっていましたが、常時安定した高速ネットワーク接続が可能になります
PostgreSQL 18.0 が Amazon RDS データベースプレビュー環境で利用可能に
- RDS for PostgreSQL 18.0がプレビュー環境で利用可能になりました
- リリースノートはこちら
参考リンク
Creating a new DB instance in the Database Preview environment - Amazon Relational Database Service
S3 コンソールで Amazon S3 Tables のプレビューが可能に
- S3 TablesをS3コンソールから直接確認できるようになりました
- 従来はSQLクエリを書く必要がありましたが、気軽に確認できるようになりました
AWS Network Firewall がアプリケーション層トラフィック制御を強化
- AWS Network Firewall でアプリケーション層のトラフィック制御が強化されました
- 従来は複数のパケットに分割されたTLSやHTTP通信の監視が困難でしたが、新しいデフォルトルールにより複雑なカスタムルールを書かずに適切にセキュリティ制御できるようになったとのこと
Amazon EBS が汎用 (gp3) ボリュームの最大サイズとプロビジョンドパフォーマンスを増加
- EBSのGeneral Purpose (gp3)ボリュームのボリューム当たりの上限が緩和されました
- ボリュームサイズ: 16TiB -> 64 TiB (4倍)
- IOPS: 16,000 -> 80,000 (5倍)
- スループット: 1,000 MiB/s -> 2,000 MiB/s (2倍)
Amazon RDS for Db2 でリザーブドインスタンスの提供を開始
- Amazon RDS for Db2にてリザーブドインスタンス(RI)の提供を開始しました
- アップデート文によると、オンデマンドと比較して最大47%のコスト削減ができるとのこと
- インスタンスサイズ柔軟性の適用にも対応しています
- db.r7i.2xlargeを購入した場合、db.r7i.xlarge2つ分に割引を適用するという使い方もできます
AWS Clean Rooms が AWS Entity Resolution による増分 ID マッピングをサポート
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AWS Clean RoomsでAWS Entity Resolutionを使った増分 ID マッピング処理がサポートされました
- これまでは都度全データを処理する必要があったが、新規・変更・削除されたレコードのみ処理できるようになったというものです
- これによりリアルタイムでのデータ同期ができるようになりました
- AWS Entity Resolutionは複数のデータストア間の関連レコードの照合や重複したレコードを削除するため、マッチングを提供するマネージドサービスとなります
- これまでは都度全データを処理する必要があったが、新規・変更・削除されたレコードのみ処理できるようになったというものです
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AWS Clean RoomsはAWSアカウント間でデータを安全に共有する仕組み(データクリーンルーム)を構築するサービスです
参考リンク
AWS Entity Resolution の高度なルールベースファジーマッチングを使用して不完全なデータを解決する | Amazon Web Services ブログ
Amazon Nova Act 拡張機能: IDE 内で AI エージェントを構築・テスト
- Amazon Nova Act 拡張機能 が発表されました
- Amazon Nova ActはWebブラウザ上でアクションを実行するためのAIモデル
- Amazon Nova Act 拡張機能はこれをIDE上で実行できるもので、IDE内でWeb ベースの自動化エージェント開発ができます
- 従来はコーディングとテスト画面を行き来させる必要がありましたが、自然言語でスクリプト作成からブラウザテストまで1つで完結できるようになるとのこと
参考リンク
Accelerate AI agent development with the Nova Act IDE extension | AWS News Blog
Amazon Bedrock AgentCore Runtime、Browser、Code Interpreter が VPC、AWS PrivateLink、CloudFormation、およびタグ付けのサポートを追加
- Amazon Bedrock AgentCore の Runtime、Browser、Code Interpreter がVPC接続、AWS PrivateLink、CloudFormation、タグ付けに対応しました
- 現在プレビューでバージニア北部、オレゴン、シドニー、フランクフルトリージョンで利用可能
Discussion