🎮

初めてゲームジャムに参加してみた感想

に公開

初めてのGameJamに参加してみた話と得られた知識

皆さん、ゲームジャムって知っていますか?

ゲームジャムとは、指定の短い期間の中で、お題に沿ったゲームを製作するイベントです。
期間やお題は主催者によってバラバラなのですが、基本はこの形式だと思います。

今回は、そんなゲームジャムに参加してみた感想を短くまとめて伝えていけたらなと思います!

1. 今回参加したゲームジャムと投稿したゲーム

英語圏で超有名なゲームプレイサイト itch.io で開催されたゲームジャムに参加しました。
お題は LOOP。製作期間は 4日間

投稿したゲームはというと――

暗い廊下を化け物に追われて逃げ延びたと思ったら、また最初に色々あってループするという、
短いプレイ時間でも印象を残せるホラージャンルゲームです。

https://kawunity.itch.io/dreamrun

https://unityroom.com/games/dreamrun

2. 頑張った事

ホラーゲームは没入感が超大事だと考えています。
そこで、UnityのPostProcessing機能や、移動に沿った画面揺れの機能を実装し、あたかもその場にいるような感覚を目指しました。
以下は 歩き→走り→体力切れ→化け物発生のまとめ動画です。

https://youtu.be/M221rYysifQ

● 保守しやすく

ゲーム制作では微調整が頻繁に発生します。そこで、インスペクターから調整できる変数や機能をたくさん追加し、短い制作期間の中でも、効率よく調整を進められるよう意識しました。
値の制限や不正な組み合わせの排除は大変でしたが、結果論としては調整にかかる時間はかなり短くなったと感じています。

調整画面の例

また、どんな変数かすぐに思い出せるToolTipも非常に便利でした。

ToolTip例

[Header("リアルタイム更新設定")]
[Tooltip("エディタでリアルタイム更新を有効にする")]//カーソルを合わせたらこれが表示される
[SerializeField] private bool enableRealtimeUpdate = true;

3. ゲームジャムって凄い暖かい!!

今までゲームの評価をあまりされなかった僕ですが、
ゲームジャムに投稿した作品は、とても温かい評価、口コミを頂きました。

実は最終日、徹夜で疲労困憊だったのですが、
暖かい言葉を頂けて、涙が出そうでした…😢
(一部抜粋)


もちろん、評価をしてくださった方のゲームもちゃんと評価しました!
「評価を貰えた!」っていう実感が、自分がゲームを作ってるんだ!って気持ちを強くしてくれて、すごく嬉しかったです。
本当に…笑

4. やらかした事

やらかし案件は大きく3つ。

● ホラーが苦手なのにホラーを作った

僕、ホラーゲームが大の苦手なんです。
でも作っちゃったんですよね、ホラーゲーム

思いつきで始めたら引き返せなくなって、最後まで面倒を見る羽目に…。
テストプレイするたびに寿命が縮みました。
怖すぎてテスト中は 光源の強さを最大にしてました(マジ)。

でも、「怖い」って思えるゲームを作れたってことなので、これはある意味で贅沢な悩みかもしれません。

● 時間配分の大失敗

1・2日目は学校(自称進学校)で夏期講習があり、集中できた制作時間は5時間程度

「まぁ…終わるよね……」と楽観視していたら、
3日目午後に「終わらねぇ……」と気づき、土曜日だったのでそこから18時間ぶっ通し徹夜です。

今まで締切(納期?)がなかったので、
「時間配分って大事なんだ…」と初めて体で理解しました。

● ビルド直前に最適化で失敗

最終ビルド前に、影の場所を事前に計算する ライトのBake(焼き付け) を行いました。

これが見事に失敗。
開発画面では正常なのに、ビルド後は影が一切ない状態に。

Bakeを取り消そうにも、光源設定やプロファイルなど色々いじっていたので元に戻せず

なんとか修正して「それっぽく」戻しましたが、
影が消える問題は解決できず、そのままリリース…

悔しいとしか言えません。
始めての挑戦はGameJamでやらない方が良いかもしれません。

5. 得られた知識とか

● AI駆動って便利だ!

希望の要件をAIにしっかり伝えたらAIがセットアップの指導からコードまで書いてくれる。凄い便利!!

ただし、演出を加えるにつれて、UnityエディタとAI側の想定しているUI設定が違うことが多く、
UIの挙動が合わないことがしばしば発生しました。

そのため、Hierarchyで事前に用意したTMPなどに依存したコードをAIにリファクタさせるのではなく、UI周りはAIにコードベースで動的に生成した方が快適でした。
特にエンディングロール等は複数回の修正でそれなりの物が出来て満足しています!

https://www.youtube.com/watch?v=264_SrJc53w

● AI駆動の限界?

便利なんですが、全てをAIに頼ると拡張性がAI依存になってしまうのが難点だと思います。

だから、

AIにコードを書かせる習慣は付けない方がいいかも?

と少し思いました。
でも、

「え?人間がコード書いてるの?レトロだね」

って時代が来たら、AIを頼ろうと思います。

6. 終わりに

すごく漠然とした感想になりますが、
初めてのゲームジャムで貴重な経験ができたと思っています!

特に、時間制限の中でプレッシャーを受けながら開発するという体験が、とても刺激的でした。
また時間に余裕があるときに、Itch.ioのゲームジャムに限らずまた参加したいです!

そして、今回は1人でGameJamに参加しましたが、
チーム制作も機会があれば是非やってみたいと思っています。
そのためにも、もっとゲーム制作を頑張ります!


短い記事でしたが、最後まで読んで頂きありがとうございました!

今後、Unityroomで日本語にローカライズしてリリース予定ですが、
簡単な英語 & 怖すぎないホラーなので、ぜひプレイしてみてください!
https://kawunity.itch.io/dreamrun

(8/6追記)日本語にローカライズしましたので、是非気軽に遊んでみてください!
日本語版のみ定期的なアップデートを行っています~
https://unityroom.com/games/dreamrun

Discussion