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scrcpyでWifi経由でAndroid端末の画面を共有する

2022/12/07に公開約2,100字

はじめに

エヌ次元株式会社 Advent Calendar 2022の7日目の記事になります。
当記事ではscrcpyの簡単な紹介とmacOSへのscrcpyの導入からAndroid端末の画面共有手順について書きます。

scrcpy

https://github.com/Genymobile/scrcpy

This application provides display and control of Android devices connected via USB or over TCP/IP. It does not require any root access. It works on GNU/Linux, Windows and macOS.

scrcpyはUSBやTCP/IP経由でPCと接続されたAndroid端末のディスプレイ表示と制御が出来るアプリケーションです。
PCからAndroid端末を操作することが出来ますし、実際のAndroid端末において行った操作がPC上のウィンドウでも反映されます。当記事ではmacOSへの導入手順のみ記しますが、WindowsやLinuxでも動作します。

macOSへscrcpyをインストール

端末にて以下のコマンドを実行します。

brew install scrcpy
brew install --cask android-platform-tools

ペアリング

PCとAndroid端末とをペアリングする必要があります。
ペアリングの方法はAndroid OSのバージョンが11以上かどうかで異なります。
当記事では11以上を前提とします。(11未満の場合の方法については次のリンクを参照ください。 https://developer.android.com/studio/command-line/adb?hl=ja#wireless )

  • Android端末にて設定->システム->開発者向けオプション->ワイヤレスデバッグと開きます。
  • (開発者向けオプションがない場合は次のリンクが参考になるかと思います。)
  • ペア設定コードによるデバイスのペア設定を選択します。
  • 表示されたIPアドレス、ポート番号、ペアリングコード(6桁)を用いて以下の書式にならってコマンドを実行します。
~ % adb pair
adb: usage: adb pair HOST[:PORT] [PAIRING CODE]

接続

ペアリングが済んだあとにPCとAndroid端末を接続します。

  • Android端末にて設定->システム->開発者向けオプション->ワイヤレスデバッグと開いた際のIPアドレスとポートに表示されている数字を用いて以下の書式にならってコマンドを実行します。
  • ペアリングで用いたポート番号とは異なることに注意してください。
~ % adb connect
adb: usage: adb connect HOST[:PORT]

scrcpyの起動

最後の工程です。PC上にAndroid端末の画面を共有します。
scrcpyコマンドを実行すればよいですが接続先候補としてのAndroid端末が複数ある場合には-e等のオプションをつけて一意に定める必要があります。

scrcpy -e

参考

https://github.com/Genymobile/scrcpy

https://developer.android.com/studio/command-line/adb?hl=ja#connect-to-a-device-over-wi-fi-android-11+

さいごに

この記事を書こうと思ったきっかけとしてモバイルアプリの挙動に関して共有したいことが何度かありました。当時はPC内蔵のカメラにアプリがインストールされたスマートフォンをかざしながら伝えようとしていました。そのような方法よりもダイレクトに画面を共有出来る分、共有相手にも意図を伝えやすくなるだろうと思っています。
またケーブルレスであったりインストール手順が少なかったりと手軽に使えるところもscrcpyを気に入っている点です。情報共有の手段が受け手と送り手にとってより明瞭で手軽になれば情報共有自体も活発になっていくのかなと思っています。

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