Unity Reference Projectを使ってみる Localizationに日本語を追加する
Reference Projectはデフォルトで英語とフランス語が選べるようになっているので、日本語も追加したい。
Package ManagerをみるとProjectではLocalizationパッケージ 1.4.4(2024/1時点)を使っていることがわかる。
それを踏まえて、Assets > _Application > Localizationフォルダを開くとアセットに関係する情報が格納されている。
Localization Settingsを見るとAvailable LocalesにEnglishとFrenchがあるので、ここにJapaneseを追加したい。
(Project SettingsのLocalizationタブでも同じ)
Locale Generatorボタンがあるのでこれを押下するとすごく良い画面が表示されるのでJapaneseを選択してGenerate Localesボタンを押下する。
そうするとLocalization SettingsオブジェクトのInspector上にJapanese(ja)が良い感じに追加されるので、つぎは単語テーブルを更新していく。
次にAssets > _Application > Localization > Talbesに移動してReferenceProjectを表示するとMissing Tablesに日本語のテーブルが不足している旨が表示されているので、Createボタンを押してテーブルを作成する。
生成されたReferenceProject_jaを選択し、Inspectorに表示される Open Table Editorを実行して単語の登録を行う。
ひととおり日本語で用語を登録したら次はApp UIアセットを選択するとこちらもMissing Tablesに日本語のテーブルが不足している旨が表示されるので同様にCreateでテーブルを作成し、日本語の用語を登録していく。
これで終わりではなく、Localization TablesのSelected Table Collectionのリストに表示されるすべてのStringTableに対して日本語のテーブルを作成し、用語の登録を行う。
例えばAnnotationだとAssets > _Modules > Annotation > Runtime > LocalizationにAnnotation.assetが存在する。
Localization TablesのUIから日本語を登録していくのは結構大変なので、CSVにExportして編集した内容をImportで反映する。
テキストエディタでCSVファイルを開き、日本語の単語を記入する。
更新したCSVファイルをImportから取り込みLocalization Tableに反映する。
Keyの重複があるからかExport/Importはひとテーブルごとでしか行えなかったので、この更新の仕方でも操作の手数は多くなりますが、Unityを触らないローカライズ担当の方にファイルを渡して日本語を作って貰うことはできると思います。
14のLocalization Tableに日本語を追加して動かしたところ以下の表示になりました。
テキストやラベルのフォントがNotoSansCJK-Regular SDFを使っているので表示できない部分があります。
日本語に対応したフォントNotoSansJP-Regural SDFを追加し、Assets > _Application > UIToolkitのUITK Text SettingsのDefault Font Assetとして指定したら表示が期待通りに更新されました。
無事にLocalizationに日本語を追加する事ができたので、この記事はこれで終了です。
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