【Day5】変数を使ってみる / runnチュートリアル
はじめに
一人アドベントカレンダーとしスタートしていました。
本記事は API シナリオテストツールでもある runn のチュートリアルをステップバイステップで理解して貰おう!というのが趣旨です。
25 日間のチュートリアルを経て、 runn を使っての API シナリオテストや、 API と連動させる自動化処理を一人で行えるようになることを目標にしています。
runn is 何?という方は、以下に紹介記事を書いていますのでよろしくお願いします。
チュートリアルを実際に試し、もし躓いた箇所があれば、記事のコメント欄にお知らせいただけると幸いです。
前日の記事は「ステップに説明を付けてみる」でした。
変数を使ってみる
昨日の記事 でステップに説明を記載して可読性を上げる方法を説明しました。
また、HTTP Runner のステップ記述内容についても触れさせて頂きました。
今回はそれを発展させて、シナリオ作成に欠かせない変数の概念について解説します。
少し記述が増えました。
Github Actions の workflow を記述したことがある人であれば、何となく読めるのではないでしょうか?
追加された箇所を順に説明していきます。
vars
セクションが追加されています。こちらのセクションで変数を定義しています。
username
という変数名に "zenn"
という 文字列 を定義しています。
変数を利用している箇所ですが、 {{ vars.username }}
の箇所です。
定義した変数は vars.変数名
で参照できます。ただそのまま記述してもエンドポイントのパスと区別がつかないので、{{}}
で囲う必要があります。
{{}}
で囲った内容は変数展開されると覚えておいてください。
昨日の例では username は固定になっています。
/api/articles?username=katzumi&order=latest
というパスだったのが、変数展開をすると以下の様になります。
/api/articles?username=zenn&order=latest
実行結果。
% runn run day05/vars.yml --debug
Run "変数で指定されたユーザーの記事一覧を取得します" on "変数を使ってカスタマイズしやすくしましょう".steps[0]
-----START HTTP REQUEST-----
GET /api/articles?order=latest&username=zenn HTTP/1.1
Host: zenn.dev
Content-Type: application/json
-----END HTTP REQUEST-----
-----START HTTP RESPONSE-----
HTTP/2.0 200 OK
Alt-Svc: h3=":443"; ma=2592000,h3-29=":443"; ma=2592000
Cache-Control: max-age=0, private, must-revalidate
Content-Type: application/json; charset=utf-8
Date: Sun, 19 Nov 2023 06:23:25 GMT
Etag: W/"c98fe9a80003cee44ef9bd34399347b5"
Referrer-Policy: strict-origin-when-cross-origin
Server: Google Frontend
Vary: Accept-Encoding, Origin
Via: 1.1 google
X-Cloud-Trace-Context: f267a7b46f1b6070b0ec8a69ebec6e3b
X-Content-Type-Options: nosniff
X-Download-Options: noopen
X-Frame-Options: SAMEORIGIN
X-Permitted-Cross-Domain-Policies: none
X-Request-Id: 9ddcace6-ad13-4f11-a740-2d685d8b9a06
X-Runtime: 0.022112
X-Xss-Protection: 0
.. snip ..
-----END HTTP RESPONSE-----
.
1 scenario, 0 skipped, 0 failures
変数を利用することでシナリオが柔軟に記述することが出来ます。
また、変数は繰り返し扱うことも出来て、シナリオの意図がわかりやすくもなります。
明日は「変数を外部から与えてみる」です。
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