PHPカンファレンス小田原2024に参加してきました
はじめに
月間 PHP カンファレンスの 4 月号である小田原に参加してきましたので、レポートします。
4 月は本業の忙しさがピークで、前日まで参加できるかどうか?凄いハラハラしながらの参加でした。
いけるかどうか不明だったので、ホテルとか一切予約なしで乗り込んだ形でした。[1]
参加したセッションの感想からまとめます。
FigmaとPHPで作る、1ミリたりとも表示崩れしない最強の帳票印刷ソリューション
たつきちさんの発表。
普段業務では Excel(方眼紙)帳票を扱っているので、トークの内容は凄い興味がありました。
紙出力する際の帳票崩れは悩まされ続けているので、今回の SVG を使って出力するというのは大変興味深かったです。
HTML 帳票・PDF 帳票と実際やられていて、そこからたどり着いた方法というのが、すごく響きました。
VAddy PHPカンファレンス全部スポンサーする!の裏側
いつもお世話になっております!という感じで始まった内容ですが、サービスの成り立ちをしっかり聞いたのは初めてでした。
スポンサー側の主催者側のポジションで思いを聞き、改めて PHP コミュニティが色々な思いの人に支えられているなと胸が熱くなりました。
GitHub Actionsで泣かないためにやっておきたい設定
ぴんくもひかんさんの発表。
3 月に CI/CD の勉強会でも GitHub Actions のバージョンを固定させる方式を聞いてやろうかなーと思っていた所でした。
やはり dependabot を使うのがベストプラクティスなのかなと感じました。
個人で作っている action も定期的にバージョンアップさせるのが良いかもと思いました。
おだわランチ
@smeghead と @kaz_29 さん達とランチに行ってきました。
アジフライ定食美味しかったです。
PHP8.3の機能を振り返る
清家さんの発表。
クラス定数の型指定と Overrid アトリビュートについて丁寧に説明して頂いていて為になりました。
Architecture Decision Record を一年運用してみた
富所さんの発表。
今のプロジェクトでは内々でデザイン Doc を書いていますが、組織全体で ADR を書く運用をされていて興味津々に聞かせて頂きました。
非エンジニアも書きやすいフォーマットを採用されているというのは確かに重要だと思いました。
組織ごとに ADR の在り方が違うというのも、1年運用してこられたからこその重みのある言葉だと感じました。
テスト品質を向上させよう! 〜 アンチパターン回避メソッド 〜
Kanon さんの発表。
本業で時間がなくてテストについてどこまでやるのか?を悩んでいた時期だったので、個人的にタイムリーでした。
AAA パターンという用語は初めて知りました。ただ本業のテストで label を使って、setup, when, then と書いていたのでそれだと理解しました。
mutation test は興味がありまくりでした。紹介されている以下のスライドは後で見てみます。
単体テストを書かない技術
きんじょうさんの発表。
タイトルからメッセージ性を感じていましたが、なかなか考えさせられるセッションでした。
名前を付ける=ドメイン抽出、制約をつける=コンストラクタでバリデーション実装ということを行うことで自明なコードになっていくという流れがあると理解しました。
このスライドは新人に是非見させたいと思いました。
カンファレンスを通じて感じたこと
セッション毎にフィードバックする時間を設けるなど、取り組みとして大変良いと感じました。
また地域の人も巻き込んでイベントを行なっている感があり、すごくほっこりしました。
季節的に大変良い時期で小田原城付近の桜が満開で散策していて大変気持ちよかったです。
お昼の時間を長めに取ってくれていて、散策できる時間が設けられていたのが地域に触れてもらう良いきっかけの演出になっていたと感じました。
あと小田原の刺繍入りの T シャツは、すこぶる使い勝手が良くあれから 3 ヶ月経過していますが、ヘビーローテションさせて頂いています。
最後に
素晴らしいカンファレンスを企画・運営して頂いたスタッフならびに実行委員長には感謝です。
最後に一言。
ぺち婚おめでとうございます!
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万葉の湯 朝帰りプランで乗り切ったのですが、個人的に大満足でした。 ↩︎
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