PHPカンファレンス名古屋2025で登壇してきました
はじめに
2 月 22 日開催されました PHP カンファレンス名古屋 2025 で登壇してきました!
参加した感想及び自身の登壇内容も含めてレポートします。
当日のタイムテーブルは こちら です。
時系列でまとめていきます。
会場入り&サイン会
会場受付をして、大勢の人が集まってきました。
今回はカンファレンス登壇のきっかけにも関わるこちらの書籍を持参しました。
執筆者である @hanhan1978 サインをお願いしたところ、快く応じていただき、さらに会場にいた豪華執筆陣も呼んでくださりサインしていただきました。
会える執筆者いいですねー。
オープニング
たつきちさんによるオープニングから始まりました。
オープニングムービーから力が入っている様子が伝わってきました。
そして初開催にもかかわらず素晴らしいスポンサーの数々。広報を含めて大変だったと思います。
運営及びスポンサーの皆様に感謝申し上げます。
抽象化をするということ - 具体と抽象の往復を身につける
一発目はそーだいさんのセッションから。
具体と抽象の往復の重要性は小田原のセッション [1] 聞いて理解したつもりになっていましたが、今回のセッションで更に深掘りされていて聞けて良かったです。
また話の作り方が上手で、要所要で投票への誘導を挟んでいくのは巧みだと感じました。w
「例えと喩え」の話が一番興味深かったです。視点を変えて、喩えをすることでそれが新しい概念となるというのはなるほどと思いました。
今回のスライドで自身のスライドも引用しながら説明することをされていましたが、これもベースラインがあって視点を変えてセッションにされていると感じました。
今回話されていることを体現されていると思いました。
毎日 1 つでも良いから問題を発見して、問題を整理する。抽象と具象を意識していくという話が「一日、ひとつだけ強くなる」ために必要なのだと感じました。
セッションブース巡り
スタンプラリーを消化しつつ、ブースで色々な話を聞いてきました。
サービスについて結構突っ込んだ質問をさせていただきましたが、丁寧に答えていただいて参考になりました。
ご対応いただいた方々ありがとうございました!
ふりかえりで作る 目標達成への道しるべ
YWT の振り返りをやられているセッションで、業務で YWT をやっていたのでとても興味深く聞かせていただきました。
GPS フレームワークなど知らないことを知れて良かったです。
『テスト書いた方が開発が早いじゃん』を解き明かす
きんじょうさんのセッションは毎回心を掴まれます。
エンジニア心理を掴んだスライドと、トークでの実際の言い回しがとても心地よいです。
今回はテストを題材にされており、テスト目的によって 3 種類に分けて考えるというのは、良い気付きになりました。
こういう言葉を定義してチーム内で意思統一させるのが重要だと感じました。
スライドの中で、私の 記事 を紹介いただいて大変光栄に感じました。
お昼タイム
天むすを頂いてテーブルに集まった方々と談笑しながら一息つけました。
午後一登壇予定だったのでお昼のチケットを買って正解でした。
ボリュームもしっかりあり、大変満足でした!
設計原則、アーキテクチャパターン、アーキテクチャスタイルの違いって何?いつどう向き合ったらいいの?を考えてみる
いよいよ私の番が回ってきました!
平野綾さんのタイトルコールから始まりました!こんな感じで楽しみにしていました [2]
タイトルコールの余韻に浸る暇がなく、あっという間に話し終えた印象がありました。
スライドにもありますが、本セッションのきっかけが、@shimabox さんのつぶやきからインスピレーションを得て始まっています。
別のイベントでお話を聞きましたが、ちょうど書籍を執筆されていた際の苦悩を呟かれていたとのことでした。
その書籍が発売されたとのことで、地元の書店で購読してみたら、今回のセッションの方向性にぴったりでした。
今回のセッションはかなり抽象度の高い内容だったため、どうやって説明したら伝わるか色々悩みながらまとめていました。
その中でこの書籍を何度か読み直してみると、とても丁寧に順序立ててまとめられており関心しきりでした。
自分なりの解釈も加えながら、違う視点でまとめてみた結果が今回のスライドの内容となりました。
Ask the Speaker
同じくセッションを終えられた @malsuke096 さんとお互いの健闘を称え合ってお話をさせていただきました。
まるすけさんのお友達が私のセッションの方に参加されていたようで悔しがっていました。
そのあとお昼から戻られた方ともお話したり、しまぶさんも戻られてからお話していました。
しまぶさんのセッションは見られなかったので残念でしたが、スライドを見たら本で習ったものだと認識しました。
依存の向きの話は、新人に説明するにはとても良いスライドだと思うので、今後活用させていただきたいと思います。
PHPUnitを低速化する技術
PHPUnit の遅さの基準を隣のプロジェクトで知る機会はなかなかないので、聞けて良かったです。
紹介されたツールを使って計測して改善したいと考えています。
アンカンファレンス
アンカンファレンスに参加していました。
いっぱい面白いトークがありましたが、まとめるのが大変なので Post の検索結果を参照してください。
LT
同上
PHPUnit12 はやらないと。。
ご当地の観光名所等の紹介 LT はありがたかったです。
クロージング
クロージングも、当日の写真も使ったムービーを作られていてとても感動的でした。
たつきちさんのテンションも最高潮な感じで、カンファレンスにかける思いというのが強く伝わってきました。
たつきちさんをはじめスタッフの方々の想いで運営がされているということを再認識させられました。
懇親会
今回は当日朝まで練習と資料の手直しをしていてかなり疲れていました。
もっと色々な人と交流したかったですが、完全にエネルギー切れでした。
そんな中、何人かとお話させていただきましたが、楽しかったです。
特にレセプト談義は中々できる機会もなく、貴重な時間でした。
また年末に酔った状態で流血するというインシデントが発生した反省もあってノンアルコールで過ごしました。
2 次会はホテルに荷物を置いてから合流しようかと考えていましたが、部屋についたら力尽きてしまいました。
ご当地カンファレンスの恒例?の締め料理を味わえなくて残念でした。
総括
懇親会では複数の方が同様の感想を述べていましたが、今回は具象と抽象の話が多かったという印象でした。
ベストトークを取られたそーだいさんの話もそうですし、いくつかのセッションで題材として扱われたと思います。
私の登壇内容も抽象度の高い話でしたが、設計を進める上で関心事の粒度によって、扱う概念の抽象度も変わるという内容でした。
その中でこちらのツイートがとても考えさせられるものでした。これが今回のカンファレンスでの一番の収穫だと感じました。
おかしょいさんのポストは色々考えさせられます。
しかも気づきから色々発展することがある [3]ので大変ありがたいです!
後日談
1 分間フィードバックのメールが早速届いていました。
感謝の気持ちでいっぱいです!
今回の振り返り記事を書いている最中にふと思いついた考え:
Rails Way がアーキテクチャスタイルという説、同意してくれる人はいませんか?🤔
この気付きができたのが、抽象度の高い話をまとめた効果なのかもしれません。これが今回のハイライトでした。
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事前にアテレコでのイントネーションの確認がありましたが、恐れ多くてretakeは出来ませんでしたw ↩︎
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