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STM32H747自作開発基板が届きました
こんにちは。Fornax所属のKatsuです。
FornaxはRCJ Rescue Mazeに出場しており、僕は基板設計を担当しています。
STM32H747IGT6を用いた開発用の自作基板を作ったので、その基板を紹介します。
記事の最後には、スポンサーのJLCPCBさんの紹介と基板の発注の方法も説明します。
基板について
基板の写真は以下の通りです。
すべてのピンを引き出しているので、配線が大変でした。
使用した部品(一部)
マイコン | LDO | USBシリアル変換IC |
---|---|---|
STM32H747IGT6 | AZ1117CH-3.3TRG1 | CH340E |
- STM32H747IGT6はLQFPの176ピンのマイコンです。Arm Cortex-M7とArm Cortex-M4のデュアルコアでSTM32のシリーズの中ではかなり高性能なマイコンとなります。
- AZ1117CH-3.3TRG1はSOT223の5Vから3.3Vへの降圧用のLDOです。1.35Aの大電流出力です。この開発基板は出力用の3.3Vの端子を用意しているので電源出力には余裕を持たせたいので、このLDOを採用しました。
- CH340Eは秋月電子などでも販売されているUSBシリアル変換マイコンです。秋月電子の変換モジュールのページにはCH340EとUSB端子をつなぐ回路図があるので、とても参考になりました。
工夫点
- USB-C端子からの電源供給(UART書き込み、UART通信も可)
- Lチカ用のチップLEDを配置
マイコン近傍にあるD3がLチカ用のLEDです。
これを置くことで動作確認が容易にできます。
動作確認
これらの写真のように、ST-LinkでもUSB-CのUARTでも問題なく認識しています。
スポンサーの紹介
今回の基板発注をご支援いただいたスポンサーの紹介をしたいと思います。
JLCPCBさんです。
JLCPCBは中国に工場がある基板製造サービスです。
安価で、発注から到着までの時間が短いというメリットがあります。
基板製造の他にも3DプリントやCNC切削のサービスなども手掛けており、それぞれ安価なのでぜひ利用してみてください!(下のリンクから利用できます)
基板の発注のやり方
最後にJLCPCBで基板を注文する方法を説明します。
まず、JLCPCBのサイト( https://jlcpcb.com/jp/ )にアクセスします。
「お見積り」をクリックします。
「ガーバーファイルを追加」で設計した基板のガーバーを追加します。
設定は基本的に変えなくても問題ありませんが、基板の色や銅箔の厚さなど変更したいことがあれば、それぞれ設定します。
設定が終われば「カートに保存」を押せばOKです!
あとは支払いの設定を行い決済をすれば注文完了です。
通常は注文から1週間程度で届きます。
安く速く基板が製造できるのがJLCPCBの特長だと思うので、みなさんもぜひ利用してみてください!
下のリンクから発注できます。
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