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[直前に出張があっても!]応用情報技術者試験合格までの道のり

2024/02/10に公開

はじめに

こんにちは。
文系卒3年目エンジニアの@katomasa23です。

エンジニアとしても社会人としても3年目に入り、そろそろ自分の経験を世の中にアウトプットしてみよう、と思い、Zennへの投稿を始めてみました。以後、お見知り置きを。

さて、今回はおととし(2022年)の春期に受験し、合格した応用情報技術者試験について、
合格までの勉強法や、勉強計画の立て方、(当時ほぼ1年目だったけど)勉強してよかったことについて紹介します。

この記事のターゲット

この記事の対象読者は以下のとおりです。

  • エンジニア経験3年目ぐらいまでの人
  • 初めての応用情報技術者試験の受験を控えている/考えている人
  • 仕事しながらの受験スケジュールの立て方に悩んでいる人

そもそも応用情報技術者試験って何?

IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が主催している国家試験で、エンジニアとしての応用的知識・技能を持っているかをチェックされる試験です。
試験のレベルとしては、上に難易度が高いものを持ってくると以下のようになります。

  • 高度試験
    • ITストラテジスト、ネットワークスペシャリスト、情報処理安全確保支援士など
  • 応用情報技術者試験
  • 基本情報技術者試験
  • ITパスポート

また、試験そのものは、午前と午後の2部構成になっており、午前は4択問題を80問、午後は記述式の問題を11の大問の中から5つ選んで回答する形式になっています。合格基準は午前午後ともに100点満点中60点以上で合格です。

詳しくは、IPAの公式サイトをご覧くださいませ。

受験のきっかけ・勉強開始時の知識量

受験のきっかけは、職場のトレーナーからの一言でした。
「Aさんだったら、基本情報じゃなくても、応用情報行けそうだし、受けてみなよ」

応用情報がどんな内容の試験か、あまりイメージはありませんでしたが、
何となく基本情報よりは難しいだろうなと思ったのと、
IPAの試験=難易度高そう、勉強大変そう、みたいなイメージだけはありました。

とはいえ、そんなことを言ってくるトレーナーなので、その時点でいくつかIT関連の資格は持っていました。一部を挙げると、ITパスポート、Python3エンジニア認定基礎試験などです。

また、私の背景を少し話すと、私大文系卒新卒エンジニアだったため、会社の研修でみっちりIT知識を叩き込んでもらったとはいえ、体系的なITの知識は理系卒の同期よりは不足している状態だったと思います。

無茶振りをしてくるトレーナーでしたが、ある程度私の能力も見極めてのアドバイスだろう、と思い、ダマされたと思って挑戦してみることにしました。

受験までの勉強法

トレーナーの一言で奮起したのが2021年10月ごろ。次の試験は2022年春期試験でした。
残り半年ぐらいでしたが、残業もバタバタしていて勉強に全く手を付けられませんでした。
本格的に応用情報の勉強を始められたのは2022年2月ぐらいから。残り3か月ないぐらいですね。
スタートが遅くなった理由は後述しますが、非常にギリギリで生きていたなぁと感心します。

教材として使ったのは、以下の教本2冊(今日当時の最新版)。
表紙も当時と変わってますが、技術評論社セットです。

手を付け始める前は、まず教本を順番に読んで、過去問を解いていこうかな、と呑気に考えていました。
ただ、その目論見は教本の最初の章を見て、即諦めました。
「基礎理論」がガチガチの理系的問題なわけです。

「わかんねぇ」。。。。無理だ。。。。

これが第一印象でした。

即トレーナーに相談すると、「過去問から解いて勉強するのが一番」とアドバイスをいただいたので、
教本は間違えたときの辞書のように使い、まずは午前問題を解きまくるところからスタートしました。

基本的にリモートワークが多い職場でしたが、移動するときは電車の中で過去問道場をなるべく解くようにするなどして、ベースとなる知識は午前問題からインプットするようにしました。

そうすると、問題の傾向も少しずつ見えてきて、意外と基礎理論のウエイトがそんなに高くないことなどが見えてきました。

3月に入り、午後の記述問題対策にも取り掛かりました。

午後問題の分野は以下の5つを先に選んでおきました。本番では4つでよいのですが、念のため山を張っておくという意味も込めて5つ選び対策していきます。

  • 問2 経営戦略
    • 文系だったのと、商学・経営学系卒だったので。
  • 問5 ネットワーク
    • 職場がネットワーク系の仕事をしているため
  • 問7 組込みシステム開発
    • 年によって私の得点率に上下があるものの、問題文読んで理解できたから
  • 問10 サービスマネジメント
    • 問7と同じ
  • 問11 システム監査
    • 問題文を読んで理解できるのと、何を見ればその証拠になるか?みたいなのが若干探偵チックというか、現代文の問題みたいというか。

それぞれ解いていって、自己採点ではあるものの、以下のようなエクセルにまとめて合格できたかどうかを判断していました。

受験1週間前に長期出張!?降りかかってくる試験の波!どうやって対処?

先に述べたように、私は対策を始めたのが遅かったと思います。
理由は、他のIT関連資格も勉強していたから、です。

2021年10月ごろに奮起してから、以下のような資格も取っていました。

  • Azure管理者(AZ-104)
  • AWS ソリューションアーキテクト アソシエイト
  • データ分析実務スキル検定(CBAS)

まさに怒涛の資格ラッシュで、人生でこんな短期間に資格を複数取れるのかと自分の自信にもつながる経験でした。

応用情報の学習自体は出遅れたものの、AzureやAWSの資格でも学んだ内容に近いカテゴリや問題もあったりしたのが短期間でも合格につながった理由だと思います。

また、応用情報の試験日直前にも勉強が難しい期間がありました。
仕事の関係で1週間の長期出張が入ったのです。

勉強できる時間が取れないと絶望しかけました(というか絶望した)が、
出張前の1週間や土日返上でひたすら過去問を解きまくって何とか間に合わせました。
(ほぼ根性論的な話になってきている…。今の自分だとできないかも。)

勉強してよかったこと

応用情報を取ってよかったこととしては、

  • 文系卒エンジニアだと少しコンプレックスだと思っていた部分の解消
  • システムアーキテクチャについて以前より理解しやすくなったこと
    などが挙げられます。

また、社会人になっても学習する姿勢が身についた気がします。
元々中学生ぐらいから勉強のスケジュールを立てて、それ通りこなしていくというのは好きなタイプで、社会人になってもそういった経験を続けられるというのは自信にもつながっていると思っています。

2年目からはIT関連の資格だけでなく、FP資格なども勉強して、徐々に自分の知識を増やせている感覚がつかめるのも資格勉強ならではの醍醐味だなと思います。

去年は情報処理安全確保支援士にも合格したので、その経験もまたいずれ書こうと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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