🌤️
初心者がMacでC#環境を整えてHello Worldするまでの手順とつまずき
はじめに
現在、リワークに通いながら、復職に備えてC#の学習を進めています。業務では音・振動の計測・解析ソフトウェアの開発に携わっており、単体テストやテスト駆動開発の基礎を身につけたいと思ったのがきっかけです。
私はMacユーザーなのですが、C#というとWindows+Visual Studioのイメージが強く、「本当にMacでもできるのか?」という不安からのスタートでした。
この記事では、Mac + VSCode環境でC#のHello Worldを実行するまでにやったこと、つまずいたこと、学びになったことをまとめます。
必要なツールの確認
.NET SDKのインストール
- https://dotnet.microsoft.com/ja-jp/download にアクセス
- 自分のMacがIntelなら「x64」、Appleシリコンなら「Arm64」のSDKをダウンロード
-
.pkg
ファイルを実行してインストール
VSCodeのセットアップ
- VSCodeをインストール
- 拡張機能「C#」(Microsoft製)を追加
ターミナル操作の準備
-
dotnet --version
でSDKのインストール確認 -
code
コマンドが使えないときは VSCode の「Shell Command: Install 'code' command in PATH」で有効化
Hello Worldまでの流れ
-
ターミナルを開いて以下を実行:
mkdir HelloApp cd HelloApp dotnet new console
-
VSCodeでプロジェクトを開く:
code .
-
実行してみる:
dotnet run
-
結果:
Hello, World!
が出力されれば成功!
つまずいた点と解決策
codeコマンドが使えない
- 原因:PATHが通っていなかった
- 解決:VSCodeのコマンドパレット(
⌘+Shift+P
)でShell Command: Install 'code' command in PATH
を実行
パスがうまく通らない(特に日本語ユーザー名など)
- 対処:Finderでファイルを右クリック → 情報を見る でパス確認
- またはターミナルにドラッグしてフルパス取得
.csprojって何?
-
.csproj
はC#プロジェクトの構成ファイル。ビルドや依存関係を定義するもの - 触らなくても
dotnet run
は動くが、今後ライブラリ追加などで関わってくる
やってよかったこと
- ターミナルを怖がらず、手でコマンドを打つことで「理解しながら進められる」感覚が得られた
- わからないことはChatGPTに聞くとだいたい教えてもらえるので安心感がある
- 環境構築は早めにやっておくと後が楽
おわりに
MacでC#開発を始めるのはハードルが高そうに思えるかもしれませんが、実際はVSCodeと.NET SDKがあればかなりスムーズに始められます。
今後は、NUnitを使って単体テストの練習をしながら、実務に役立つ知識と感覚を積み重ねていきたいと思います。同じように「MacでもC#やっていいんだ」と思ってもらえたらうれしいです。
Discussion