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ExpoをDocker上で動かしたい! | React Native+Expo+Docker

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本記事の内容

iOS/Androidアプリを、ほとんど同じコードで開発できてしまうフレームワークであるReact Native。そしてそれを支える便利なツールチェーンであるExpo。また、環境構築での悩み・ストレスを吹っ飛ばしてくれるDocker。

どれも便利すぎて大好きな技術ですが、、、「これらを組み合わたら(ほとんど)コマンド1つでゼロからアプリ開発環境ができるんじゃね!?」と思い、やってみました!! (需要が有るかはさておき...)

サンプルコード

こちらに上げています。

試す場合は以下のコマンドを順に実行してみて下さい。(Expo Goは前提としています。端末はホストPCと同じネットワーク内で)

  1. git clone https://github.com/Hibagon1go/react_native_expo_docker_sample.git
  2. cd react_native_expo_docker_sample
  3. make expo_sample
  4. expo init your_app_name
  5. cd your_app_name
  6. expo start
  7. ホストPCと同じネットワーク内の端末で、Expo Goアプリからアプリを起動

環境

Dockerさえ入っていればOKです!

コードの内容

基本的には上記2つの記事を見て、いいとこ取りをしました。
ここではポイントを3つ程、ご紹介したいと思います。

1. IPアドレスの設定

通常Expoでアプリを開発する際は、ホストPCでexpoサーバーを動かし、そこに端末のExpo Goアプリからアクセスしてアプリを動かします。
アクセスの方法は、端末が、自分と同じネットワークの中からexpoサーバーが走っているホストを探します。つまり、端末とexpoサーバーのローカルIPアドレス(のネットワーク部分)が同じである必要があります。

さて今回は、ホストPCのdockerコンテナ上でexpoサーバーが動かし、そこに端末からアクセスしたいわけです。もちろん今回も、端末とexpoサーバーは同じネットワークに存在しなければなりません。
しかし何も設定せずにやろうとすると、端末からexpoサーバーにアクセスできません。コンテナはホストPCのIPアドレスを知らず、コンテナ自身の(ホストPCとは関係のない)IPアドレスでexpoサーバーが走るので、端末とexpoサーバーは同じネットワークにいないことになってしまいます。


(↑↑コンテナ自身のIPアドレスは172.22.0.2であると確認)

(↑↑何もしないと、コンテナ自身のIPアドレス172.22.0.2でexpoサーバーが走っているのがわかります)


そこで、コンテナにホストPCのローカルIPアドレスを知らせ、expoサーバーをそこで動かしてやるようにします。具体的には、dockerコンテナの中に、環境変数REACT_NATIVE_PACKAGER_HOSTNAMEとしてホストPCのローカルIPアドレスを設定します。この環境変数は、.envファイルに書いておくとdocker-compose up時に勝手に読み込んでくれます。

また、ローカルIPアドレスは、移動することなどで変化し、その度に調べて書き直すのは大変なので、ローカルIPアドレスの取得処理をシェルスクリプトに書いて、自動で.envファイルに書き込まれるようにすると便利です。ただし、参考した記事によると、これはmacOS依存の記述のようなので注意してください。

これで、無事にホストPCのローカルIP(192.168.2.104)でexpoサーバーが動きます🎉

2. ポートの設定

次はポートの設定です。基本的には、ホストとコンテナの間でポートがマッピングされていればOKで、docker-compose.ymlファイルにこのように記述すれば良いです。

ports:
      - "19000:19000"
      - "19001:19001"
      - "19002:19002"

しかし、参考にした記事のように docker-compose buildし、docker-compose runしてコンテナの中に入り、そこでexpoサーバーを立ち上げて端末からアクセスしようとすると、うまくいきません。
なぜだー、、と思ったんですが、docker runの公式ドキュメントこちらの記事を読んで、docker-compose run時には、 docker-compose.ymlで記述しているポート情報は反映されないことを知りました。(他のコンテナとのポートの競合の防止とかなんとか)

ということで、親の顔より見たdocker-compose upを使い、このようなコマンドにすると、無事想定通りに動きました🎉

3. Makefileでコマンド1発!!

最後に、今までの手順を一つのコマンドで一気にやってくれるようにMakefileを作成します。

Makefile
    expo_sample:
	    chmod +x ./get-local-ip-addr.sh
	    ./get-local-ip-addr.sh
	    docker-compose up -d
	    docker-compose exec expo_sample bash --login
	    

ホストPCのローカルIPを取得、.envに書き込み、コンテナを立ち上げて接続するという感じです。
make expo_sampleで実行できます。

コンテナに入れたら、expo init your_app_nameでexpoアプリの雛形を作り、cd your_app_nameの後、expo startでexpoサーバーを走らせます!そして、端末からExpo Goを用いてアクセスし、アプリを動かせます🎉

なお、ローカルにファイルをマウントしているので、ローカルでコードを変更したら、ちゃんとアプリもホットリロードされるはずです!

気になる点

コンテナ内でサーバーを走らせているせいか、expo initexpo startの動作が少し重いような気がします。これはPCのスペックにもよるのかもしれませんが。

また、ローカルIPアドレス取得シェルスクリプトをmacOS以外にも使えるよう書けるといいなあと思います()

まとめ

Dockerを用いて、コマンドをほぼ叩かずともexpoの開発環境を作れました!需要があるかわかりませんが、ぜひ参考になればと思います。
なお、記事の内容に誤りや不備がございましたら、指摘していただけるとありがたいです🙇‍♂️

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