情シスは家でもMDMしたい、しかも費用をなるべくかけずに(1)
背景
プライベートでもMDM、したいですね。
とっかかりとして良さそうなのが Cloud Identity Free Edition です。
ご自身のドメインさえあれば無料で使えます。
やってみましょう。
GC(P)アカウントを作る
GoogleCloudアカウントが必要なので作ります。持っていればこの項は飛ばしてください。
以下URLからアカウント作成できます。
余談ですが、いまだにGCPと言ってしまいます。
(2022年、Google Cloud PlatformはGoogle Cloudに改名しました)
なんならGoogle社の人もGCPと言っていたので、もうずっとこのままでもいいのかもしれません。
Cloud Identity Free Editionに申し込む
GC(P)アカウントを作ったら、次はCloud Identity申し込みです。
以下URLから申し込めます。
途中で連絡先メールアドレスを入力する欄が出てきますが、ここはフリーのgmailでもいけました。
そのあとに出てくるドメイン入力欄では、自分が持っているドメインを入力する必要があります。
一通り入力して登録すると、フリーズしたかと思わせる間のあとでログイン画面に飛ばされます。
余談ですが、仕事ではCloud Identity Preminumを使っていたのでCIPと呼んでいました。
フリーのほうはどう呼べばいいんでしょうか。CIF?CI?
作成したCloud Identityアカウントにログインする
自分の場合はログイン後にSMSの認証を求められました。スマホで受け取ります。
SMS認証も終えた先には…
仕事で死ぬほど見てきたこの画面です。久しぶりだね。
ドメイン所有権を確認する
次はこちら。
そうね、これをやらないと他人のドメインでCloud Identityが使えちゃうもんね。
「始める」を押すと設定すべき値が表示されるのでコピペしておきます。
ドメインをどこで管理するかはお好み次第になると思いますが、自分はちょうどさっき作ったGC(P)を使うことにしました。
AWSとValueDomainではやったことがありますが、GC(P)は初めてです。
AWSでいうRoute53は、GC(P)だとCloudDNSというようです。
CloudDNSには無料枠がないようで、いきなり課金されます。注意です。
普通に使っていれば微々たる額だと思いますが…(※文末に追記あり)
設定手順はこちら。
- GC(P)のサイトで
CloudDNS
を検索します。メニューからだといまだにどこにいるのか分からん。 - 「+ ゾーンを作成」をクリック。以下を入力します。
- ゾーン名 お好きな名前
- DNS名 自分のドメイン
- DNSSEC オン
- Cloud Logging オフ
- 作成をクリック
- ゾーンが作られたらゾーン名クリック
- 「+標準を追加」をクリック。以下を入力します。
- DNS名 空
- リソースのレコードタイプ TXT
- TTL デフォルトのまま
- TTL単位 デフォルトのまま
- TXTデータ Cloud Identityの画面に表示された値
- 作成をクリック
これでTXTレコードが作成されたはず。
Cloud Identityの画面に戻って、確認する的なボタンをクリックします。(スクショ取るの忘れたからボタン名もわからない)
ドメイン所有権が確認できた
やったー!
なんだろうこのおしゃれな絵は。
GoogleWorkspaceの詳細をクリックしたら、別のおしゃれな絵が出てきましたね。
このダッシュボード的な画面は使いづらいので、慣れたGoogleAdminに行こうと思います。
https://admin.google.com/ を直接叩くか、画面右上のアカウントアイコンから行けました。
念のためサブスクリプションを確認。
ちゃんと無料になっていて、50ライセンス使えることも表示されています。
今日はここまで。
今回は管理者アカウントを作ったので、次回はMDM用ユーザーを作ってデバイスの設定をしようと思います。
※
約半月後にCI(P)の料金を確認しました。
無料枠はないけど新規登録時のクレジットを使うことはできるようで、発生した料金である14円が無料になっていました。
以下の条件で14円。デバイス登録したらもっと増えると思うので、またチェックします。
- Cloud Identity Free Editionでドメイン所有権の確認までした
- デバイスの登録はしていない
- 半月経過
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