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情シスが会社合併の時にやったこと(随時追記)

2022/05/12に公開

前提

情シスです。
自分が所属する会社が他社を吸収合併しました。
吸収先の会社は消滅し、自社の名前が残りました。
そのときやったことをメモしていきます。

なお、吸収した会社はごく小さく、業務範囲も限られており、通常の合併に比べてむずかしいものではなかったと考えています。(他の合併をやったことがないので個人の感想です)
また、登記などの業務は別部署が担当したため、ここには登場しません。

自社を (株)ジシャ 
吸収先を (株)キューシュー とします。
これらの名前は架空のものです。実在同名の会社がもしあっても無関係です。

2社の背景

どちらもウェブサービスを運営している会社です。
バリバリのIT企業と言えるほど尖ってもおらず、ベンダーに丸投げでもない、よくある普通の会社です。
社内の温度感としては、吸収合併には誰も注意を払っていないように見えました。
本来はタスクを洗い出してから進めるような作業のはずが、先に登記簿だけ直っていて、以下に書くようなことは全て後追いでした。

ジシャには情シスがいました。(自分です)
キューシューには情シスがおらず、以下に書くようなSaaS類を誰が管理していたのかも分からない状態でした。

co.jpドメインとそれに関連するもの

通常は1社ひとつしか持てないco.jpドメイン。
2014年2月17日以降、合併などの理由により1社が複数のco.jpドメインを持つこともできるようになったそうです。知っていましたか?自分は知りませんでした。
https://jpdirect.jp/domain/restriction-relaxation/

自社も合併によって2つのco.jpドメインを持つことになりました。
「ふつうは1つしか持てないものを特別に2つ持てる」というのはわくわくする響きですが、使いたい場面がないのでキューシュードメインを解約することになりました。
1年契約にしてあってよかったです。

コーポレートサイト

2社ともco.jpドメインでコーポレートサイトを持っていました。
キューシュードメインを解約することもあり、キューシュー側のコーポレートサイトを閉じ、ジシャ側のコーポレートサイトに事業内容を追記して対応完了です。
2社ともAWS上にCMSサーバを立てて管理していたので、サーバを停止するだけの簡単なお仕事でした。

GoogleWorkspace

2社ともco.jpドメインでGoogleWorkspaceを契約していました。
しかも複雑なことに、2社ともco.jp以外の所有ドメインでもGoogleWorkspaceを契約していました。
GoogleWorkspaceのテナント、いくつあるんだ!?と驚きました。

キューシュードメインを解約することもあり、キューシュー側のGoogleWorkspaceは解約しました。
解約後もドメインの契約期間が残っていれば、ジシャのGoogleWorkspaceに紐づけてドメインを使うこともできるようです。やりませんでしたが。
なお、GoogleWorkspace解約の前に、キューシュードメインのメールアドレスで登録されているSaaS類をすべて洗い出す必要がありました。
ちゃんと情シスが掌握している会社なら余裕でしょうが、キューシュー社は……。
規模が小さい会社でよかった、といえます。

開発系

co.jp以外のドメイン

Github

AWS

以下続く

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