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私がエンジニアになった経緯

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私がインフラエンジニアになった経緯

テックブログを書き始める前に私がインフラエンジニアになった経緯を大学時代から遡って紹介させてください。
今、就活で悩んでる学生や転職で悩んでいる社会人の方に向けて書いてみました。
時間があれば、是非読んでみて下さい。

「好き」から始まったフツーの大学生時代

僕は26歳、文系私立大学でファッションを楽しむ毎日を送っていた。授業と言えば好きな服を着るための口実に過ぎず、学びより街を歩くワクワクのほうが大きかった。

就活という現実に直面

大学3年の春、周囲が就活ムードに突入する中、自分には何の軸もないことに気づく。「服が好き」だけじゃこの先を描けない――そんな焦りが胸を締めつけた。

自分の“強み”に気づいたファッションスナップインターン

迷いながら応募した長期インターンは、ファッションスナップの撮影・アンケート・SNS投稿を行う業務。同期は計6人で、みんな僕よりオシャレかつブランド知識が豊富だった。

  • アポ取り→撮影→アンケート→データ提供→SNS投稿
  • 接客は苦手だったが、業務の効率化や改善アイデアを出すときだけ心が躍った

1on1で社員の方から「改善提案のセンスがある」と言われ、自分の強みを初めて実感。以降、「手を動かして仕組みをよくする楽しさ」がキャリアの核になった。

コロナ禍が背中を押した「変化に強い仕事」への憧れ

インターン中にコロナが拡大し、アパレル業界は大打撃を受けた。40代になった自分を想像できず、「外的要因に左右されない仕事を選びたい」と心が決まる。

次に飛び込んだのはSNSマーケティング系の長期インターン。キャプション作成、データ入力、資料作成などを半年担当したが、10月に不採用通知を受け取り大きな挫折を経験した。

IT未経験からの挑戦——サポートデスクで学んだこと

挫折のあと、IT基礎研修付きの派遣会社に入社。配属先はサポートデスクで、電話クレーム対応に動悸を覚える日々。

  • 業務後は基本情報技術者試験の勉強と週1回のIT研修を継続
  • Excelでシフト管理表や予実管理表を自作し、社内で便利ツールとして活用された
  • 家でも関数を練習し、翌日の業務に生かす喜びを味わう

こうして、「手を動かして解決する楽しさ」に魅了され、エンジニアへの志向が強まった。

講師経験で見えた“教える”ことと“学ぶ”ことのギャップ

研修修了後、うれしい声がけから後輩向け講師に抜擢。契約から正社員になり、基本情報やサーバ構築の指導を1年半担当した。

しかし、同じカリキュラムの繰り返しや、給与・評価制度へのもどかしさから、自分はもっと現場で実務を経験したいと痛感する。

インフラエンジニアへの転職活動——「今」動く覚悟

本格的にインフラエンジニアを目指し、SIer・SES・自社開発を問わず面接を受けまくった。最終的にはSIerに絞り、

  • 年収は前職より100万円以上アップ
  • 金融系・公共系など多彩な案件で経験を積める

という条件を手に入れ、内定を獲得。現在はサーバ構築、運用保守、詳細設計をメインに従事している。

20代で得た“小さな発見”をこれからも大切に

「好き」がキャリアの原点だった自分。ファッション現場での改善提案も、ITの挫折も、すべて今の自分を形作る大切なピース。

地味な業務改善からハンズオンのサーバ構築まで、日々の小さな「楽しい」「悔しい」を積み重ねて、自分だけのスキルを磨き続けていきたい。

まだ道半ばだけれど、大切な20代を無駄にせず一生懸命、一人前のエンジニアを目指していきたい。

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