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AWSサービスの情報収集方法
概要
AWSは情報量が多い反面、どうやって情報収集すれば良いのかわからなくなりやすいと思います。
そこでAWSのサービスについて調査する際に、良さそうな方法をまとめました。
AWS公式
BlackBelt
- あるサービスについて知りたいと思った際に、まずはじめにBlackBeltを見ることが多い
- Youtube版がなくてもPDF版があることもある
- サービスの基本から、裏側の細かい仕様まで記載せれていることもある
開発者ガイド/ユーザーガイド
- 各サービスの詳細な仕様、制限、可用性や冗長性、コードサンプル、チュートリアルなどがまとまっている
- 調査する際のベースとなるドキュメント
- API GatewayやDynamoDBなど実装、作り込み要素が強いサービスは開発者ガイド、
CloudWatch, CloudTrailなど利用するだけのサービスはユーザーガイドと名前が使い分けられてるっぽい
よくある質問
- 「サービス名 よくある質問」で検索する
- 開発者ガイド/ユーザーガイドと合わせて確認すると理解が深まる
Data Firehoseの例
re:Post
- QA形式で情報を検索することができる
- AWS公式が回答しているものが多く、信頼できる
- 日本語でもそこそこ情報量がある
- よくある質問にはないような実践的でマニアックな情報が得られる
API/CLIリファレンス
- APIやCLIのリファレンスを見て、どんな機能があるのかを把握したりできる
- マネコンからは設定できないが、CLIやSDKなどでは設定できるというパターンは意外と多いので、確認しておく必要がある
- 開発者ガイド、ユーザーガイドと同様の以下サイトから検索できる
CDK L1 Construct/CloudFormationリファレンス
- AWS CDKの抽象化されていないL1 Constructのリファレンスや、その元になっているCloudFormationのリファレンスで、どんな設定パラメータがあるのか、どんな値が設定できるのかを把握できる
- IaCで開発している場合は、この方法で仕様を把握するのがよい
- マネコンではわからない裏側の設定値も知ることができ、理解が深まる
Data Firehoseの例
CDK
CloudFormation
週刊AWS – Amazon Web Services ブログ
- 日本語でAWSのアップデート情報をまとめてくれている
- 自分の場合、これをFeedlyでFollowして毎週空き時間に確認している
- AWS知識のメンテナンスに最適
技術ブログ
- 各種有名どころの技術ブログで、サービス名で検索する
- 情報の精度は高くないかもしれないが、有益な情報も多い
- 量が多いので気になるものだけピックアップして読む
Qiita
DevelopersIO
ZENN
動画
Youtube
- 有名なサービスだと情報収集手段として十分使える
- JAWS-UG、Classmethod、re:Inventの動画などが有益
Udemy
- 有料
- ハンズオン系が多く、実際に操作しながら理解できる
- ただし有名サービスの情報収集にしか使えない
サービスの情報収集する際の順番
自分的にはだいたい以下のような流れで情報を集める
- 動画系コンテンツでイメージをつける
BlackBelt, Youtubeなどで対象サービスについてのイメージをなんとなくつける - ブログなどでサービス概要を検索する
対象サービスについて噛み砕いて説明してくれているようなブログなどを見る - チュートリアルなどで手を動かしながら理解する
Udemyや開発者ガイドのチュートリアルなどを実施して、動作させながら理解する
その際にCDKなどで構築することで、どんな設定パラメータがあるのかなどもだいたい把握できる - 開発者ガイド/ユーザーガイド確認
量が多く、機械翻訳で理解しにくいこともあるが、ここまで実際に動かしたりしていればかなり理解できるようになっている
開発者ガイドにチュートリアルがある場合は、それをやりながら読むと良いかも - QA確認
よくある質問や、re:PostのQAをみて、注意点を把握したり、さらに理解を深めたりする - ブログの検索
QiitaやDevelopersIOなどでサービス名を入れて検索し、細かいノウハウなどを収集する - アップデート情報の確認
ここまで調査が終わったら、あとはアップデートを確認する程度
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