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O'Reillyのサブスクがおすすめな理由

2024/01/09に公開

私は昨年 (2023年) からO’Reillyのサブスクを使っています。1年以上使い続けた結論として、契約して非常に良かったと考えているので、その理由を書きます。
※O’Reillyから紹介料などは受け取っていません。

ただし、以降の内容を読めば分かることですが、O'Reillyのサブスクをおすすめできる人の条件として、「洋書を読むことに抵抗がない」ということはクリティカルです。

理由1. 金銭的に得

まずは、単純に金銭的にお得です。
以下の記事で紹介されているように、現在はACMの有料会員になることで、その特典としてO’Reillyのサブスクも利用することができます。
https://qiita.com/kabuakantech/items/641f8f0d5dd90ef929e9

私もこの方法で購読しており、年間¥25000程度 (2024/1時点の為替レート) のコストとなっています。
単純計算で、安く見積もって書籍1冊を¥3000としても、毎月1冊以上読めば、普通に購入するよりもプラスになります。技術書は内容が陳腐化しやすく、所有することのメリットが低いことも加味すれば尚更です。

理由2. 多読が可能になる

現時点 (2024/1時点) で6万冊以上の書籍へのアクセスが可能となります。ただし、このうち日本語の本は数百冊程度であり、大部分は洋書です。

私は、特に技術書において、多読は有用であると考えています。
ざっと流し読みしておいて、「どの本のどこに何が書かれているか」だけでも把握しておくことで、必要に応じて参照することができます。いわば、脳内の書籍データベースにインデックスを貼るようなものです。
また、ある分野やコンセプトを学ぶ際に、複数の入門書を併読することで、より多面的に理解できたり、分かりやすい説明・自分の理解度にあった説明に辿り着ける可能性が高まったりします。知の巨人とも称されるジャーナリストの立花隆氏も、ある分野に入門する際には、まずは入門書を大量に買ってきて併読する、と書かれていた記憶があります。
馴染みの薄いジャンルの技術書であっても、目を通しておくことで大まかな内容を把握できますし、あるいは内容をほとんど理解できずとも、自分の無知を自覚できるだけでも意味があります。

このように、技術書の多読にはメリットが大きいと私は考えており、それを低コストで実現可能にする上で、O’Reillyのサブスクは非常に有用です。

理由3. 洋書へのアクセス性が上がる

最後に、理由1・理由2とも重複するところですが、洋書へのアクセス性が上がるのは有用です。
世界の技術書の大半は英語で書かれている一方で、日本国内の書店・図書館に英語の技術書が置かれている可能性は非常に低いです。また、Amazonで日本国内から洋書を購入しようとしても、和書と比較して高価な傾向があります(円安の影響もあるかもしれません)。O’Reilly Japanから和訳が出版されるケースもありますが、訳されるまでに時間差があったり、あるいは日本語訳が読みにくかったりすることも多々あります。
ゆえに、O’Reillyのサブスクによって、洋書に低コストでアクセスできるのは非常に嬉しいです。副次的なメリットとして、電子書籍であるが故に、未出版の書籍にアーリーアクセスできることがあるというのもあります。

以上の3点により、洋書に抵抗のない人に向けて、O’Reillyのサブスクはおすすめです。

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