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〘おうち太鼓〙HIDtaikoプロジェクトの苦労したところ

2024/05/25に公開

はじめに

2023年の6月におうち太鼓に目覚め、HIDtaikoというプロジェクトを立ち上げ結構頑張って開発をしていました。需要はないと思いますが今回はこれまでに苦労したところやこれからやっていきたいことをゆるく書いていきます。

諸リンク→ https://lit.link/kasashiki

(HIDtaikoを売ったり、youtubeに動画をあげたりしているよ!)

木をサークルカットする技術

ジグソーでのサークルカット

まず、「おうち太鼓を自作しよう!」となって最初に考えることは太鼓本体の円を切る方法です。私の家にはジグソーが置いてあったので、ここはあまり問題になりませんでした。が最初の一回は円ががたがたでとても使えないものでした。結局、そこそこきれいに切るまで1800×900のベニヤ板1枚も使ってしまいました。やはりジグソーでの加工は結構難易度が高いので、初心者の方にはあまりおすすめできません。

トリマーでのサークルカット

HIDtaikoを売るようになってからは、トリマーという工具に3dプリンタで作ったサークルカット治具を付けて効率よくカットしていました。この治具は結構自信作で500円で作れる上に+ー0.5mmの加工精度です。(もしほしい方がいればデータ公開します。

CNCフライス盤 買っちゃた

あまり参考にならないと思いますが、今はCNCフライス盤を買ったのでこっちで加工しています。ネジ穴からサークルカットまで全自動で行ってくれる上、加工精度もよいですが、激安品を購入したためメンテナンスはそこそこ大変ですし、爆音です...

自作の接続器

(なにげにここが一番大変だったかも)
 HIDtaikoのコンセプトはとにかく安く簡単に作れるようにすることだったので、入手性が良い部品でかつ部品点数を減らす必要があります。なのでatmega32u4を搭載したpromicroを選びました。このマイコンの良いところはHID機能が付いていて、しかもUSBtype-cを搭載していてAliExpressで500円強で購入できることです。ほんと最高ですね。使用しているpromicroのリンク
このpromicro1つでノイズ処理、pcへの入力、ミニキーボード機能すべてをこなしています。ミニキーボード機能を無くすことでなんと接続器を600円で作ることが可能になります!!!!ぜひ作ってみてください(笑)。

オペアンプで信号を増幅

pro microだけでノイズ処理をするのには限界があります。旧ダブルでは結構連打が入りますが、ロールは一振り10程度...これでは満足できないのでセンサーの信号をpro microに入力する前に、オペアンプで信号を増幅します。
オペアンプで信号を増幅してなぜ性能が上がるのか簡単に説明します。画像の様にオペアンプの増幅では信号の格差を広げます。つまり大きな信号はより大きく、小さな信号はより小さくなるわけです。これでノイズと本当に読み取りたい信号の区別がしやすくなり、閾値や入力クールタイムに余裕ができて連打や安定性が増します。この方式の接続器は近日売り出します!!もしかしたら完成品をX(旧Twitter)でいくつか配るかもしれません。

引用サイト

実は面(パッドマスク)も自作しようとしていた

結論無理でした。面は天然ゴムでできていると聞いて、2,3mmの天然ゴムを買って貼り付けて使ってみましたが全然違います。一筋縄ではいかないようだったので諦めました。
 そこで最初に某フリマサイトで非純正面を購入しましたがこれのせいでHIDtaiko開発が2カ月ほど遅れてしまいました。この面は本当に最悪で必ず縁が浮き、少し硬いです。ですが当時は面のせいではなく、私のサークルカットの仕方が甘いだとか、ゴムねじの位置が悪いと考えていたので何度も作り直していました。ニジイロ面を使ってみると縁の浮きもなくなり、うち心地も大幅に向上しました!

これから面を購入する人は必ず純正面を買ってください。必ずです。

終わり

大きな苦労はこれぐらいです。HIDtaikoを通してcadやプログラミングの知識が増えたと思います。実は最近太鼓の達[人ではなくチュウニズムにはまってきていますが、今後もHIDtaikoを改良していきます!ぜひXのフォローをお願いします~

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