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PHP8技術者認定初級試験を受験してみた

2023/04/17に公開

2023年3月の終わりごろ、PHP技術者認定初級試験の資格を取得すると会社からインセンティブがもらえることを知りました。
https://study.prime-strategy.co.jp/study/ph7el1/ で模擬試験が公開されていて、試しにやってみたら70点だったのでいけるんじゃね?と思ったので受験してみました。
実務でPHPを使っている人視点の体験談になります。

試験内容

PHP技術者認定機構のページに書いてある通りです。7割正答で合格。
試験会場はこちらで探しました。

PHP8版の試験は2023年3月16日から新設されたことを知りました(https://study.prime-strategy.co.jp/2023/03/16/php8_novice8_exam/より)が、そのせいか7の試験は色んなところで開催しているんですが、8は開催していないところが多かったです。
諸事情で受けたい日にちが4月8日か9日だったのでその条件で予約が空いているところを探すと、オデッセイ テスティング センター 有楽町店しかありませんでした。結構遠出することになってしまいました。

対策方法

試しにやったwebの模擬試験の100点中70点は一応合格だけど、ギリギリだからもう少し点数を上げることを目標に勉強することにしました。
公式の認定テキスト(?)に独習PHP 第4版が指定されていて、この書籍の内容を元に出題されるらしいです。なのですが、

  • 実務でPHPを使ってるから言語仕様の基本的なところはある程度分かるので、テキストで一からなぞるのはむしろ無駄が多い気がする
  • 模擬試験の問題の雰囲気と得点率から考えて、言語仕様のうち自分が知らない差分のところを正確に理解することに努めれば正答率は上がるはず
  • 申し込みから試験日までの期間が約1週間しかなかったので買ってもどうせ読み終わらない

という根拠から認定テキストは買わないことに(あと、ちょっと値段が高いw)して、webで入手できる情報を元に下のアウトプットとインプットの学習を交互に繰り返しました。

ちなみに書籍で問題集がないか探しましたが、PHP8に対応したものは見つかりませんでした。PHP7版に対応したPHP7技術者認定[初級]試験問題集という問題集はあるので、そういうところからも本当に新設されたばかりの試験なんだなぁと感じました。

アウトプット

理解度の確認のために下の公開されている模擬問題をそれぞれ期間を開けて1つづつ解きました。開けた期間の中で試験範囲のインプット学習をしていきます。

PHP7の試験を解いているのは、単に他に8のものがなかったからです。
最初に1回模擬試験をやって自分の現状を確認するのはかなり効率的で良かったです。自分の場合、PDOとか素のPHPで扱うセッション、クッキーとかの普段フレームワークを使っていると直接触れないような部分の正解率が低いことに気づいて、これで勉強した方がいいところとしなくていいところの切り分けができました。

インプット

問題を解いた後の結果から理解度が低い部分を重点的に下のことをやりました。

試験の傾向

「PHP技術者認定試験」なので、やはり文法とかPHPの標準関数の使い方の理解を求める問題が中心になっているように感じました。
また、コードを実行した結果を問う問題がいくつかありましたが、複雑ではないので言語仕様をしっかり理解していれば解答できると思います。
他にはmatch式のようなPHP8で新しく追加された要素に関する問題がありました。

模擬試験は結構本番に雰囲気が似ていた気がするけど、本番では「正しいものを2つ選べ」みたいな問題がたまに出題される点が少し違うところでした。ですがこれも解答形式が変わっただけでやはり言語仕様をちゃんと把握できていれば問題なく答えられるように思いました。

試験結果

1000点満点中900点で無事合格でした。
本番試験の結果は得点と各分野の正解率が公表されるんですが、具体的にどの問題を間違えたのかとその問題の解説がありませんでした。どこがダメだったのかまでは分かりませんでした。

感想

実務でPHPを扱っている人だとそんなに勉強時間いらないですが、全く知らない状態から始めるならある程度まとまった勉強時間が必要かもしれないです。

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