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【PMP対策】ステークホルダー・コミュニケーション・チームマネジメント
筆者がPMP取得のために学習したことをメモしています。
🧩 ステークホルダー・マネジメント(PMBOK第13章)
📘 基本の流れ
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ステークホルダー登録簿作成(Identify)
- 関係者は「ぽんぽん入れる」勢いで洗い出す。
- プロジェクト実行中に新たなステークホルダーが出てこないよう、最初に全力で捕まえる。
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エンゲージメント計画(Plan)
- こいつはどこ見てる?何に関心がある?を分析。
- 現状(C)から理想(D)にどう移すか?を考えるのが戦略。
- SEAM ステークホルダー関与度評価マトリックスで可視化。
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ステークホルダー・マッピング
- 代表的なグリッド:
- 権限 × 関心度
- 影響度 × 関与度
- 例:緊密にマネジメントする/情報共有する/監視する/満足度を維持する
- 代表的なグリッド:
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継続的な更新
- ステークホルダー登録簿は生きている。随時更新。
- 教訓リポジトリや過去プロジェクト情報を活用せよ。
💬 コミュニケーション・マネジメント(PMBOK第10章)
📘 本質的な考え方
- 情報を伝える相手が何を知りたがっているか?が起点
- 「伝えた」ではなく、「伝わった」かを重視
- 相手の知識レベル・背景に合わせて伝え方を設計することが命
🛠️ 手法の使い分け
手法 | 説明 | 例 |
---|---|---|
プッシュ型 | 発信者が一方的に送信 | メール一斉送信、通知文書など |
プル型 | 受信者が取りに行く | ポータル掲示、ドキュメント共有 |
インタラクティブ型 | 双方向のやり取り | 会議、電話、チャット |
🧠 コミュニケーションモデルのリアル
- 人の話は基本的に誤解されるもの
- フィードバックループで「理解されたか」を確認
- 情報は受信者の経験・知識により解釈が変わる
- だからこそ、「伝え方」まで含めて設計するのがプロマネの仕事
👥 チームマネジメント(PMBOK第9章)
🏛️ チーム憲章(Team Charter)
- チームでの価値観・ルール・運営方法を定義
- 優れたチーム憲章に含まれるもの:
- 共通の価値観
- 意思決定方法
- コンフリクト対応方法
- 集合のタイミングと頻度
- 暗黙知の明文化(共有時間、改善方法など)
💡 チーム編成とスキル設計
- 単一障害点を除外(属人化しない)
- T字型人材を育てる(深さ+幅)
- SME(Subject Matter Expert)を適所に
- 助け合えるチームにするには、機能横断チームが鍵
🤝 アジャイルにおける考え方
- 自己組織化:メンバー自ら動ける状態にする
- サーバント・リーダーシップ:管理ではなく支援
- PMIの基本思想は「コロケーション(同じ場で作業)」を重視
🌐 バーチャルチームと分散作業
- バーチャルは孤独との戦い。モチベ維持には豆な連絡が必要
- 地理的・時間的・文化的ギャップを「仕組み」で埋める
- 例:勤務時間の合意、ツールの統一、セキュリティ配慮
- 共通ゴールをチームに浸透させるのがプロマネの仕事
🧾 管理文書とその使い分け
ドキュメント | 内容/目的 |
---|---|
ステークホルダー登録簿 | 関係者のリスト、関心度、影響度、役割など |
ステークホルダー・エンゲージメント計画書 | 協力を得るための巻き込み戦略 |
コミュニケーション・マネジメント計画書 | 何を・誰に・いつ・どうやって伝えるか |
チーム憲章(Team Charter) | チームのルール・行動規範 |
資源マネジメント計画書 | 人・物の調達、スキル、調整手順 |
✅ PMP試験対策Tips
- 問題文の時制に注意! 「している?」「していた?」「する予定?」で答えは変わる
- 「○○に記載されている文書はどれか?」系の問題は頻出。登録簿/計画書/憲章の使い分けを整理せよ
- PMPが理想とする姿は? → サーバント・リーダーシップ/自己組織化/包括性
- 「誰が伝えるか/誰が受け取るか」を問う設問 → 基本的には計画書通りに進めるが正解
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