文章力を鍛えて良いブログ記事が書きたい
もっと「良い」記事が書きたい
みなさん、自分が書く記事に満足していますか。
僕はしていません!!!
出来上がった記事はもちろん、記事を書く過程も大変不満足です。
「テーマはあるけど構成がなかなか思い浮かばない・・・」
「書き始めたけど文章にまとまりがない気がする・・・」
「ここ、本当にこの表現で伝わるのか・・・?」
「文章が稚拙だ・・・もっと賢い(?)文章が書きたいな・・・」
などなど。
ブログを書き始めて10ヶ月。
Zennでの技術記事や個人サイトの趣味記事など20本近く書いてきましたが、
毎回こんなふうに悶々としながら記事を書き上げています。
いい加減にスラスラ書けるようになりたいし、もっと完成度の高い記事を投稿したい!
そう思っていた矢先、弊社に会社ブログや副業でブログを書いた経験のある先輩が
いらっしゃるとの情報を得まして、早速ブログのコツや効果的な練習方法について
インタビューをさせていただきました。
この記事では、そのインタビューで教わったことや、
僕が個人的に調べて実践中の練習方法についてまとめていきます。
対象者
- 文章力や表現力を向上して、読みやすくわかりやすいブログ記事を書きたい人
- ライティングの練習って何すればいいの?って人
ライティングの練習について
まずは文章力を鍛える方法についてです。
先輩曰く、文章力を上げるにはとにかく数をこなすことだそうです。
筋トレやジョギングと同じで、最初は苦行に近いですが、
慣れればスラスラ書けるようになるとのこと。
ただし、ただ書くだけじゃなく、自分以外の誰かに添削してもらって
フィードバックをもらうことが必須です。
目安としては、10本くらい記事を書いてフィードバックをもらうのを繰り返せば
誰でもスラスラ書けるようになるようです。
先輩はブログを始める前にライティング講座も受講されていたようなんですが、
そこではひたすらテーマに沿った記事を書き、フィードバックでボコボコにされる
というスパルタな訓練を受けたそうです。
前節でも書きましたが、僕はこれまで20本程度記事を書いて投稿しています。
ですが、これまで自分の記事を誰かに添削してもらったことはありません。
せいぜいChatGPTに推敲をお願いするくらいです。
プログラミングでもそうですが、やはり他者(人間)からフィードバックをもらうというのは
重要な工程みたいです。
さて、ここからは記事を書く以外の練習方法を紹介していきます。
最初に鍛えると良い能力
先輩曰く、最初に鍛えるべきは「表現力」だそうです。
同じことでも、どうわかりやすく表現するかという点を意識する必要があるとのこと。
他にも語彙力・論理力・俯瞰力・注意力・想像力・発想力といったように鍛えるべき能力は
たくさんあるので、それぞれ調べて効果的な訓練方法を探すと良さそうです。
フリーライティングとジャーナルライティング
これは僕が個人的に実践している練習方法で、表現力や発想力が鍛えられます。
ググればすぐ出てくるとは思います。
どちらも10分くらいでできるので、非常に継続しやすいです。
記事を書き始める前のウォーミングアップとかにもいいかもしれませんね。
以下に手順をまとめますので、参考までにどうぞ。
フリーライティング
- 適当なテーマを決める(僕はChatGPTを使ってテーマを生成してる)
- タイマーを10分にセットする
- テーマに沿ったアイデアを書き出し、文章にまとめる
- 10分経ったら終了し、文章の改善点や別のアイデアがないか考えてみる(僕はここもChatGPTと一緒にやってる)
僕が使ってるテーマ生成用のChatGPTのプロンプト
私がフリーライティングで文章力の向上のための練習をしますので、あなたにそのお手伝いをお願いしたいです。
フリーライティングとは、テーマに沿ったアイデアを制限時間内で書けるだけ書くことで、文章を書く速度やアイデア出しの速度の向上を図るというものです。
これから、私が「今日のテーマ」と聞いたら、あなたは適当なテーマを1つ出してください。
ジャーナルライティング
- その日の出来事や感情を振り返る(日中メモをとっておくのも◎)
- タイマーを10分にセットする
- 自分が感じたことや考えたことを文章にまとめる
- 10分経ったら終了し、推敲をする
これらの練習を続けていると、自分の文章の癖なんかが見えてきたりもします。
例えば、僕の場合だと
「結論を最初に書いた後に根拠を書く(頭括型)のが好き」
「自分の意見を書くときは常態の方が書きやすい」
「出来るだけ抽象的な表現を好む(例え話が苦手とも言える)」
などが見えてきました。
次の節で「写経」の話をするんですが「癖がある=そういう文章が好き」とも言えると思うので、
自分と似た文章を書く人のブログや本を探して参考にしてみるのも1つの手なんじゃないかな〜と思います。
(自分の文章にコンプレックスがある場合はそうとも言い切れない。)
写経
手っ取り早く文章力を向上するには写経が有効です。
昔の文豪たちも、名作と呼ばれる小説を写経して文章の訓練をしていたとか。
まず、noteやはてなブログで好きな記事を見つけるか、好きなエッセイストの本を探します。
見つかったら、自分がその文章のどこが好きなのかを分析してみます。
「漢字が多めだ」「皮肉が効いている」「会話が多めだ」
「お堅くて論文っぽい」「好きな言い回しがある」
などなど。色々あると思います。
こんな風に分析しながら、その文章を写経して自分の中に取り込んでいきます。
先輩は好きな作家さんの気に入った文章をノートに書き写すことを実践していたそうで、
結構な量を写経したそうです。
2023/10/31 追記
写経が効果的なのは分かったけど、
ただ写して何となく分析しているだけでは身についてる感じがしない・・
そう思ってGoogle先生に聞いてみたところ、こんな記事がヒットしました。
まさに僕が求めていたもの・・!
めちゃくちゃ参考になるので、写経のやり方に迷っている方は
是非最後まで読んでみてください!!
より速く書くには
先輩は、副業として書いていた時には1時間で約2000文字くらいのペースで、
1日に3本ほどの記事を量産していたそうです。
は、速い・・・
(僕はこの記事をここまで書くのに既に3時間くらい使ってます。普段書かないタイプの記事だからというものあると思うけどめっちゃ時間かけちゃってる・・・)
自分の考えが整理されているとすぐに書けるらしいので、書く前に理解度を深めておくのも
スピードアップの秘訣とのこと。
技術記事となると、恐らく皆さん事前に勉強したりサンプルコードを作ったりする時間が
あると思うので、この項目は結構簡単に実践できそうですね。
一方でこの記事のように自分のことも交えて書くタイプの文章は、
書く前にきちんと自分の言いたいこととか考えてることを練り練りしておかないと
時間ばかりかかって全然進捗が出せない、なんてこともありそうです・・・
良い文章、良い記事とは何か
ところで、良いブログって結局なんなんでしょうか。
まとまりのある文章であること?表現が豊かなこと?キャッチーな言い回しがあること?
どれも違います。
良い文章とは、ズバリ「読者の目的を達成している」ことです。
先輩は、これについて次のような例え話をしてくださいました。
例えば、人事担当が「離職率を下げたい」という検索ワードで検索して引っかかった記事に対して、
離職率が下がるヒントがわかりやすく記載されていれば、それが良い文章。
それを読んだ人事担当者が離職率に対して、何らかのアクションを起こしてくれたら、それが良い記事。
そこに文体とかはいらない。
この時、ユーザーの悩みの深度も計算に入れなければならない。
離職率が「少し気になり始めている」のか「多すぎてやばいので早めに対策したい」のかで、
それぞれユーザーの求めているものは異なる。
どのユーザーに役立つ情報であるのかは、かなり意識する必要がある。
この話をまとめるならば、「ゴールと対象(記事を読む人)が明確になっていること」
といった感じでしょうか。
なるほど、と思って自分でも更に調べてみたところ、どのサイトでも次のような手順で
記事を書くのが良いとされていました。
-
書くことを決める
→ 記事のテーマを決めます。「DDDについて書く」とか「Symfonyについて書く」といった大枠の部分です。 -
対象を決める
→ 記事を読む人を決めます。「DDDを初めて勉強する人」や「DDDを業務で使ったことがあり、更に理解を深めたい人」のように深度まで明確にしておきます。 -
記事のゴールを決める
→ 記事を読むことで読者が何を解決できるのか決めます。同じテーマでも、手順2で決めた進度によってゴールも変わってくるはずです。 -
ゴールに辿り着くために必要な情報を洗い出す
→ どんな情報についてまとめたら読者の課題が解決できるか考えます。 -
記事の構成を決める
→ 手順1〜4で決まったことをどんな構成で記事にまとめるか考えます。
ゴールと対象が明確になることで、良い記事になるだけでなく、全体の見通しが立つため
書く方も記事にまとめやすくなりますね。
バズる記事を書くなら
良い記事とバズる記事は違います。
どれだけ分かりやすく面白い記事を書いたとしても、テーマにするコンテンツが
ニッチだったりマイナーなものであればなかなかバズりません。
逆に、文章が多少稚拙であっても、テーマに話題性があったり
流行りのコンテンツだったりすればそれなりにPV数が稼げたりします。
大事なのは、読者が欲しいと思うコンテンツを見つける、考えることです。
更に、このコンテンツへの理解度によって、記事の良し悪しが分かれます。
当たり前のことですが、自分がよくわかっていないことは上手く説明できません。
逆に、自分がよく知っていることや好きなことであれば、饒舌に語ることができるでしょう。
目新しいコンテンツを探す必要はありません。
擦られまくったコンテンツであっても、そこに自分なりの視点を加えることで
オリジナリティを出すことができるからです。
まとめ
ライティングの練習方法や、良い記事とは何かといった抽象的なことまでまとめました。
少しでもここまで読んでくださった方々のヒントになることが書けていれば嬉しいです。
そして、お忙しい中インタビューにご協力いただいた先輩にも、この場を借りて感謝いたします。
今後も技術記事や趣味記事をたくさん書いて精進していきます。
それでは、今回はこの辺で。また別の記事でお会いしましょう。
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