何故かQRコードとして読み込めてしまうAI画像を生成する方法
QRコードじゃないのにQRコードとして読み込めてしまう画像
QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です。そして、この記事で生成する画像は、QRコードとは全く関係ありません。何故か偶然QRコードとして読み込めてしまうだけです。
何故そんなことが起こるかと言うと、QRコードの誤り訂正機能が強力すぎるがゆえです。QRコードは工場等で使われることを想定しているので、もともと多少汚しても読み取れてしまうのです。その機能に赤子のように甘えた画像がちまたで話題のAI画像です(QRコードではない)。
QRコードの開発秘話などは、以下動画が楽しいです。特に松下電工に技術を盗みに行くところ。
仕組みに関しては、中日新聞の気合入った以下サイトが詳しいです。
何故かQRコードとして読めてしまう画像の作り方
何をやっているかというと、ベースとなる画像とQRコードを、QRコードが読めるギリギリまでいい感じに混ぜています。つまりたまたま読めているだけのしろものです(多分)。
作り方は以下記事参考にしましたが、複雑だったのとそのままのパラメータだとQRコードとして読み取れなかったので、単純化してパラメータを調整しました。
Stable DiffusionのControlNetのTileという高解像度化する拡張機能を使います。Stable DiffusionとControlNetのセットアップは以下記事参照ください。
モデルとしては、以下をダウンロードして、モデルを置くディレクトリ(上記記事参照)に格納しておいてください。
ControlNetのTileがセットアップできたら、以下の通りに設定して、好きなプロンプトを入力してGenerate(画像生成)するだけです。
きもは、Control WeightとStarting Control Stepです。Control Weightは、値が大きいほど、Starting Control Stepは小さいほど画像がQRコードに近くなります。
あんまりQRコードに近いと面白くないので、QRが読み取れるギリギリまで値を調整しましょう。
生成したサンプルです。QRコードとして読み取れるかチャレンジしてみてください。
まとめ
何故かQRコードとして読み込めてしまうAI画像を生成する方法を書きました。しつこいですが、あくまでたまたまQRコードとして読み込めてしまうだけで、QRコードとは全く関係ない画像です。
デンソーWAVEさんは、フレームQR®という自由なデザインが入れられる次世代コードも開発していますので、ビジネスに使うならこちらを使うのが良いのかもしれません。
怒られが発生しませんように。
参考リンク
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