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2022年にVRChatをOculus Goで楽しむ方法

2022/03/27に公開

はじめに

メタバースが流行りなのでVRChatに手を出してみました。

ただ、やはり欲しくなるのがVRヘッドセット。この記事では、Oculus(Meta) Quest 2が欲しいけど、持ってない or 宗教上の理由でFacebookアカウントが作れないけれどもOculus Goは何故か持っているという人(私です)に向けて、Oculus GoでVRChatを楽しむ方法を書いた記事です。

必要なもの

  • Windows PC(ハイスペックなものが望ましい)
  • Oculus Go

Oculus Go単体(スタンドアローン)では動かせず、Windows PCと組み合わせて動かすことになります。

私のWindows PCの詳細に関しては以下記事参照ください。Windows 11で動かしました。

https://karaage.hatenadiary.jp/entry/2021/09/27/073000

セットアップと動作確認

SteamVRインストール

SteamでSteamVRをインストールします(手順は省略します)。

Steam VRは起動したままにしておきます。

SideQuest経由でALVR(Client)をOculus Goにインストール

Oculus Goを開発者モードにする

最初にOculus Goをスマートフォンアプリで開発者モードにします。

Oculus Goドライバインストール

以下サイトからOculus Goのドライバをダウンロードしてデスクトップに展開しておきます。

https://developer.oculus.com/downloads/package/oculus-adb-drivers/

Oculus GoとPCをUSBケーブルで接続します。

デバイスマネージャーで以下のようにVR Headsetが表示されるので、右クリックしてドライバーの更新を選択します。

先程展開したフォルダを選択すると、ドライバがインストールされます。

SideQuestインストール・ALVRインストール

続いて、以下サイトからSideQuestをダウンロードしてインストールしてサインアップします。
https://sidequestvr.com/setup-howto

SideQuestを起動して、Oculus Go側で許可をすると、以下のようにSideQuestでOculus Goが認識されます(左上にOculusの情報とIPアドレスが表示され、緑色の丸がついたらOKです)。

ALVRで検索して、以下のような画面で「DOWNLOAD APP」をクリックします。

これでOculus GoにALVRのインストールが完了しました。

SideQuest経由でOculus Go上のALVR起動

Oculus Go上でALVRを起動します。

最初に、USBケーブルが邪魔なのでWiFiで接続しましょう。

SlideQuestでWiFiのアイコンをクリックして以下の画面を出します。

Connectを選択すると、WiFiで接続されます。USBケーブルを抜いてもConnectの状態が維持(もしくは、一瞬切断されて接続)できればOKです。

続いて、ALVRを起動します。SideQuestメニューの「Currently Installed App」から「alvr.client.go」を検索します。

右側の歯車のアイコンをクリックすると、以下の画面が出ます。

ここでLAUNCH APPを選択すると、Oculus GoでALVRが起動します。Oculus Goの画面で、ALVRが立ち上がっていればOKです(白い背景に、ALVRという文字が表示されます)。

PC側にALVRサーバーをインストールして起動

私の環境ではALVRではダメだったのでALVR Portalを使用しました。

https://github.com/alvr-org/ALVR/releases/tag/v18.2.1

上記のリンク先の「alvr_server_windows.zip」をダウンロードして、展開します。これでインストールは完了です。

「ALVR Launcher」をダブルクリックして起動します。起動後は、指示に従って設定しましょう。

最初に、VB-Audioというソフトをインストールしろという指示があるので、とりあえずインストールしました。音声出力は問題ありませんが、音声入力はOculus Goのものは使えてないので、今のところ別のUSBマイクで対応しています。

途中「Oculus Go」というjsonファイルをインポートしろという指示があります。このファイルは「alvr_server_windows」の「presets」フォルダに入っているので、それを指示しましょう。

ファイヤーウォールはUDP/9944を許可するようにみたいなことが書いてありますが、自分の環境では設定しなくても大丈夫でした。うまくいかない場合は、規則を設定したほうが良いのかもしれません。

うまく動くと、ALVRの画面が表示されて、通信状態などが可視化されます。

この状態でVRChatを起動すれば、Oculus GoでVRChatが動きます。

ここまでで、セットアップと動作確認が終わりました。

VRChatをOculus Goで楽しむ方法

セットアップ後、動かす手順は以下です。

  • Steam VRを起動
  • SlideQuest経由でOculus GoのALVR起動(必要ならWiFi接続化)
  • ALVRサーバーを起動
  • VR Chat起動

BGMが途切れる

BGMがあるワールドは、音声が途切れるのでAudio設定をOculus GoからでなくPCからにしたほうが安定するようです。

Steam VRの「Setting」→「Audio」で設定できます。

まとめ

VRChatをOculus Goで楽しむ方法をまとめました。ニッチですが、必要としている人がいると信じて記事書いてみました。

参考リンク

https://github.com/alvr-org/ALVR/wiki/Installation

https://styly.cc/ja/manual/sidequest-styly/

https://onetech.jp/blog/how-to-enjoy-oculus-quest-many-times-with-side-quest-11411

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