Cline x Marpで手軽にスライドを作成する方法
AIコーディングツールのClineとMarkdownをスライドに変換してくれるMarpを使って、爆速でスライドを作るテンプレートを紹介します。
テンプレートのリポジトリは以下です。
使い方
READMEに使い方は書いてありますが、最低限は以下です。
事前セットアップ
VS CodeエディタとClineをインストールします。Clineでのコーディングは以下を参考にしていただけたら幸いです。
Dockerをインストールして、Devcontainerを使うと楽です。Docker・Devcontainerについては以下記事参照ください(Docker使いたくない方は使わないで、必要なライブラリをインストールしても大丈夫です)。
あとはcline-marp-slidesをテンプレートとして使ってください。
原稿と画像を入れる
source
ディレクトリのoutline.md
にマークダウン形式の原稿を入れます。ここの原稿は整って無くても大丈夫です。例えば、Zennのブログ記事をまるごとコピペしても大丈夫です。
画像は必要あればimages
ディレクトリに入れておきましょう。文字だけでよければ無しでも大丈夫です。これで下準備は完了です。
スライド作成
Clineに以下のようなプロンプトを入力します。
@/source/outline.md をベースにパワーポイントのスライドを作成してください。
画像はいい感じに配置してください。
これでスライドが出来上がります。画像の位置が気に入らなかったら、プロンプトで指示すれば大丈夫です。
実際の例
自分の自己紹介スライドを作った例です。
元となる原稿outline.md
の中身は以下です。この文章は、ほとんどDeep Researchで作ったものです。
スライド化したものが以下となります。
動画での実践
実際にライブで作っている様子です。
メリット・デメリット
メリット
- それなりにきれいなスライドが一瞬でできる
- PPTX, PDF, HTML等の複数の形式に変換できる
デメリット
- できあがったスライドは(基本的に)編集不可
- 既存のパワーポイントのテンプレートに合わせるとかは困難
まとめ
スライド爆速で出来たら嬉しいな。仕事で使えたらめちゃくちゃ嬉しいなと思ったのですが、やっぱり既存のパワーポイントの作成や編集を効率化というのは難しかったです。本当の意味でAIがパワーポイントのスライド作成・編集できるようになるのは、もう少し先かもしれませんね(できている人いたら教えてください)。
ただ、今回のようにテキストから1から作るのであれば、それっぽいものは手軽に作れました。ブログをスライドに変換したり、個人でYouTubeに使うなど、使いどころはそれなりにあるかもしれません。
参考リンク
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