様々なプラットフォーム上での便利なスクリーンショットTIPS
今すぐ便利にスクリーンショットを撮りたい
スクリーンショット、撮りますよね?特にスクリーンショットって異常が起こったときに重要なので、急いでいたり、慣れてない(初めての)環境で必要だったりすることが多いと思います。
なので、ここでは多くのプラットフォーム(Windows, macOS, iOS, Linux, Raspberry Pi, etc...)での便利なスクリーンショットの撮り方を紹介したいと思います。ネットに繋がっていないことも想定して、基本的にOSの基本機能やプリインストールされているソフトでスクリーンショットを撮る方法を紹介しています。
Windows10/11
画面全体をキャプチャ
-
PrintScreen
-> クリップボードにコピーされます。ペイントを開いてコピーしましょう。 -
Windowsキー + PrintScreen
-> ピクチャーフォルダ以下のスクリーンショットフォルダにファイルが保存されます
選択したウィンドウをキャプチャ
キャプチャしたいウィンドウをアクティブにした状態でAlt + PrintScreen
-> ペイントを開いてコピー
or
- Windowsキー + G (ゲームバーを起動)
ゲームバーに関しては以下。
選択領域をキャプチャ
Windowsキー + SHIFT + S
で選択した範囲をキャプチャできます。右下からダイアログが出てくるので、そこからファイルに保存も可能。一番便利。
※ 「設定」 -> 「簡単操作」の「キーボード」から「プリントスクリーンのショートカット」をオンにすると、PrintScreen
をクリックするとこの選択領域をキャプチャ機能が起動するようになる。
macOS
ウィンドウ全体をキャプチャ
Command + SHIFT + 3
でデスクトップに保存されます。
選択したウィンドウをキャプチャ
Command + SHIFT + 4
の後に、キャプチャしたいウィンドウの上でSpaceキーを押したあとにクリックするとデスクトップに保存されます。
※ キャプチャするときにControl
キーを押していると、クリップボードにコピーされます。
選択領域をキャプチャ
Command + SHIFT + 4
の後に、キャプチャしたい領域をドラッグします。
※ キャプチャするときにControl
キーを押していると、クリップボードにコピーされます。
一定時間後にキャプチャ
ターミナルで、以下コマンドを実行します(10秒後にキャプチャする例です)。
$ screencapture -T 10 ./test.png
より詳しいオプション
Command + SHIFT + 5
で、キャプチャのオプションを詳しく設定できるモードが起動します。
困ったらこのモードを使うのも良いかもしれません。
その他、カスタマイズは以下記事が参考になりそうです。
Linux
画面全体をキャプチャ
PrintScreen
ボタンをクリックします。Ubuntu22.04からはPrintScreen
ボタンをクリックするとメニューが表示されて、そこから全画面を選択する形式になります。Ubuntu22.04以前では、メニューは表示されず、そのままキャプチャが保存されます。
画像はPictures
ディレクトリ以下に保存されます。ターミナルから以下でのぞいてみましょう。
$ xdg-open ~/Pictures
選択したウィンドウをキャプチャ
キャプチャしたいウィンドウをアクティブにした状態でAlt + PrintScreen
でキャプチャできます。
選択領域をキャプチャ
Ubuntu22.04からはPrintScreen
ボタンをクリックすると、範囲を選択する画面が表示されるので、簡単に選択領域をキャプチャできます。
Ubuntu22.04以前では、SHIFT + PrintScreen
の後に、キャプチャしたい領域をドラッグします。
Raspberry Pi
PrintScreenも使えますが、最新のRaspberry Pi OSではデフォルトでscrotというスクリーンキャプチャのコマンドが使えるので、代表的な使い方を記載します。
ファイルは、コマンドを実行した場所に保存されます。
画面全体をキャプチャ
以下コマンドを実行します。
$ scrot
選択したウィンドウをキャプチャ
以下コマンドを実行した後、キャプチャしたいウィンドウをクリック。
$ scrot -s -b
-b
のオプションは、ウィンドウのタイトルバーを含める場合につけるオプションです。
選択領域をキャプチャ
以下コマンドを実行した後、キャプチャしたい範囲をドラッグして選択します。
$ scrot -s
一定時間後にキャプチャ
以下コマンドを実行します(10秒後にキャプチャする例です)
$ scrot -c -d 10
-c
は、カウントダウン表示するオプションです。
iOS
基本はスリープボタンとボリュームボタンの同時押しです。
スクリーンショットと直接は関係ないのですが、iOSは、プリント画面からピンチアウトすると画像をPDFにできるという小技があって便利です。
詳しくは以下のブログの記事が参考になります。
ブラウザでのスクリーンショット
Chrome拡張機能「Awesome Screenshot」
デフォルト機能の枠からは外れますが、ChromeのAwesome Screenshotという拡張機能を使ってスクリーンショットを撮る方法も便利です。
どのプラットフォームでも、Google Chromeを使えば同じ使い勝手でスクリーンショットに加えて、動画のキャプチャーもできるのが良いですね。
ローカルの保存の他、Googleアカウントでサインインすれば、クラウドに保存もできます。
Vivaldi
Vivaldiというブラウザソフトだと標準でスクリーンショットが充実しています。Chrome互換のブラウザなので「Awesome Screenshot」も使えます。Vivaldiに関しては以下記事参照ください。
まとめ
スクリーンショットを撮る方法をまとめました。色々なプラットフォーム(OS)を使っていて、急にスクリーンショットとりたくなるたびに検索していたのでまとめてみました。
あんまり需要ないかもしれませんが、誰かの役に立つかもしれないので記事化しました。
動画に関しては以下記事参照ください。
参考リンク
変更履歴
- 2023/06/10 Ubuntu22.04に関して追記
- 2022/03/02 ショートカット追記
Discussion
Linuxはメジャーどころのデスクトップ環境にはキーボード・ショートカット設定するGUIアプリがあって
Printscreenキーにキャプチャ撮るアプリが割り振られててそれが起動するようになってます。
この割り当てられたアプリが大抵の場合scrotと同等かそれよりも高機能なものが多いのでhelpを見ると他の欲しかった機能が見つかるかも知れません。
コメントありがとうございます。そういう仕組みなのですね。
参考になりました!
Linuxの内容しか見てなかったので書き漏れてましたが
Win+Shif+sで範囲選択キャプチャも便利ですよ👍
あと余談ですがゲームバーの動画キャプチャってハードウェアエンコーダ必要なので
最近流行りのRyzenでGPUをGT1030みたいな私みたいなケチった環境だとキャプチャ出来なくて詰んだりします😂