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応用情報技術者試験 勉強のコツ
はじめに
令和4年(2022年)秋期の応用情報(AP)に運良く1発合格できたので、忘れないうちに反省と勉強方法をメモ。
成績 画像
見ての通り、午後はよかったですが午前はあと2問間違えていたら不合格という、大変ギリギリの結果でした。結果を踏まえ午前の反省ポイント、午後のよかった点がわかったので、それぞれ解説していきます。
結論 (反省点から考える、合格のコツ)
午前の反省点
- 過去問演習が少なすぎた。
- 3年分6回しか解かなかったため、テクノロジ分野で正答率5割という悲しい結果となった。
- 全体正答率75%以上が安定したらそこでstop!ではなく、そこから追加で合計10年20回分程度を流し見して、知らない単語・解けない問題だけを拾って解く・合格教本などの参考書を見る、という方法で勉強すればよかった。とにかく3年分6回では知識が足りなかった。
- 素直に新しい問題から演習しておけばよかった。
- 試験後に知ったのですが、「近年、合格率を一定に保つため、セキスペやネスペなど上位試験の問題が午前に混ざるようになってきており、問題自体は難化傾向」とのタレコミが応用情報技術者試験ドットコムの掲示板などで散見されました。試験前に知っておけば、素直に新しい問題から解いたのに...。という反省です。同じ轍を踏まないよう、直近数回分は同じ問題が出ないのでそこは外しつつ、ぜひ新しめの問題にもトライしてみてください。
午後のよかった点
- 選択問題を4分野+2分野の合計6つ準備しておいた
- 他でもよく言われる定番の説です。今年も、「この分野を選んでいたら合格していたのに...。」という嘆きの投稿をたくさん見かけました。次の2.ともつながるのですが、AP午後は同じ分野でも年によって難易度がかなり違います。 ここで4分野決め打ちだと、難しい問題が2つ以上含まれていた場合合格はかなり難しくなると思います。しかし同じ勉強時間で5分野勉強していれば難しい問題を1つに、6分野勉強していれば0にできて合格していたかもしれません。
一方で決め打ち勉強は当日迷わなくて済むというメリットもあるので、運にかけるか手堅く行くか、戦略の違いとも言えそうです。個人的にはセキュリティを除いて5-6分野程度を手堅く準備し、少ない受験回数での合格を狙うのがおすすめです。
- 問題の難易度を意識して演習した
- これが午後の勝因だと思います。
まず選択分野をどれにするか決めるため、緑本や過去問を解く方が多いかと思います。この時、かかった時間と得点率に追加して、IPA講評の難易度もメモっておき、講評を読みます。
※難易度一覧をまとめてくださっていた方がいたのですが、ブックマークどこかに行ってしまいました。。すみません
緑本を終える頃には各分野5回分くらいずつ結果が出ていると思うので、得意だと思っていた分野は単純に簡単な年に当たっただけではないか、また反対に高難度でも意外と点が取れた分野がないか、安定して60点以上を出せる分野はどれか、といった視点で結果を眺め、分野を選んでいきます。私は以下のような表にまとめていました。
- 一通りの分野を5回分くらい解いて分野が絞れてきたら、まだ解いていない過去問を過去問道場で解いていきます。ここからは個人の好みかと思いますが、私は難易度「普通」のものをまず演習し、その後得意そうな分野の「難しい」問題を演習しました。このあたりで「簡単」な問題を眺めてみると、簡単な問題の特徴がはっきりわかり、本番で役に立つ見分け力が身につくかと思います。
結論は以上です。以降、よくある勉強記録詳細メモです。参考程度に。
諸々メモ
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年齢
- 30代
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学部
- 高校文系、大学経済学部 (つまりずっと文系)
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IT仕事経験
- フロントコーダーバイト1年、セキュリティ基盤開発1年
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試験前に持っていたIT資格
- ITパスポート
- 基本情報 (2022年春合格しそのままAP学習開始)
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受験回数
- 1回
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勉強時間
- 2ヶ月ちょっと、ちょうど100時間くらい。内訳は午前40時間、午後60時間
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学習記録・モチベ維持
- studyplusという勉強記録アプリで、AP勉強している人をフォローしまくる。
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教材
- よかった教材
- 微妙だった教材
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キタミ式 応用情報
- 基本情報でお世話になったので、APも午前対策として...と思ったが、基本情報と内容がかなりかぶっており、新出単語を見つけ出すゲームのようで効率が悪かった。午前対策は基本情報から間が空いていなければいきなり過去問道場をやり、知らない単語などを合格教本で見る、といった流れがおすすめです。
一方、基本情報からかなり間が空いていて内容を忘れている人や、基本情報を受けずに応用情報に挑む場合はこのテキストがよいかもです。絵が多くて最後まで読み切りやすいので。
※合格教本は通して読もうとすると結構ツライです。。
- 基本情報でお世話になったので、APも午前対策として...と思ったが、基本情報と内容がかなりかぶっており、新出単語を見つけ出すゲームのようで効率が悪かった。午前対策は基本情報から間が空いていなければいきなり過去問道場をやり、知らない単語などを合格教本で見る、といった流れがおすすめです。
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キタミ式 応用情報
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勉強方法
- 午前対策
- キタミ式通し読み
- 過去問道場75%以上安定するまで
- 午後対策
- 緑本一通り
- 過去問道場1分野10回くらい
- 解いた後わからないところがあれば合格教本を見る
- 午前対策
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本番当日 所感
- 前夜ほぼ一睡もできなかった (基本情報のときは全然そんなことなかったのに)
- 寝てなくても意外となんとかなった(午前の点数はやばかったが)
- 昼食は低GIのスーパー大麦入りおにぎりと、チーズ鱈で眠くならないよう対策+ユンケル
午後はユンケルが効いた(たぶん) - 合格教本持っていったけど全く読まなかった。
- 自分でまとめたノートや単語集などがあればそれはぜひ印刷して持っていくのがおすすめ。軽いし落ち着くので
- 椅子が硬かったら嫌だなと思いハニカムクッションを持っていったが、使わなかった。
(幸い硬すぎない椅子で、かつ指定品以外を使っていいか試験監督に聞くタイミングも一切なく、びびって使えなかった)
まとめ
- 午前は通し解きで75%以上安定しても油断せず、合計10年20回分を目標に流し見して知らない単語・概念を減らしておく。
- 午後は難易度を意識した演習をする。
またそれを本番で活かすため、セキュリティ以外で5-6分野勉強しておく。
内容は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。お互い勉強がんばりましょう!
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