『LEAN IN(リーン・イン)』を半分読んでる感想
2021/01/02
『LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲』シェリル・サンドバーグ著、を読んでる感想です。
本の特性上、今日は女性特有のキーワード多めですが、本の帯に「この本は、とりわけ男性に読んでもらいたいbyマーク・ザッカーバーグ」とあるので男性の方もぜひ。
3行まとめ
- まずは「女性の内なる障壁」をぶち壊そう
- その上で、リーンインしよう!テーブルにつけ。いけるやつはトップに上り詰めろ!
- シェリルもはじめからなんでもできたスーパーマンじゃないんだな。憧れを勇気に変えられる良本。
こういう人におすすめ
- 幸せとキャリアって両立できるの?と疑問がある人
- 女性管理職ってなんで少ないんだろう?と疑問がある人
- 女性が昇進しないのは女性の気持ちの問題だと思っている人
- いつか子供が欲しいけど、仕事との両立ってできるのか不安な人
すべての答えが書いてあるわけではないし、想像より厳しい現実に悲しくなることも書いてある。ので、ある程度精神状態が安定しているときに読むことをおすすめします。特に女性は無条件に「眩しいものをみると気持ちが滅入る」時ってあると思うのですが、そういう時に読むのは逆におすすめしません。ちょっと知らない駅で降りて散歩してもいいかな、くらいの精神状態であればおすすめできます。
感想
Unfinished Buisinessを読んで この本でやたら言及されていたのがきっかけで読んだ本。流行った本なのでメルカリで安く買えた。
シェリルにはなれなくても、シェリルの勇気は真似しよう。そう強く思った本。
フェイスブックのCOOなんていうすごい立場の彼女でさえ、はじめからすごい強い人ではなかった。本書の中では、「そんなこと、私には無理」と思っていた時代があると、何度も語ってくれる。こんなすごい人でもそういう時期があったのか!と、(初めから頂上にいる人なんていないので冷静に考えたら当たり前なんだけど)等身大に語ってくれる彼女の勇気に、何度でも励まされる。
女性が何かチャレンジをするとき、いつも勇気をくれる本。
ちょっと今日は身近な親族に挨拶をしたり(遠くには行ってないよ)していたので読書時間がとれず半分しか読んでないので、続きを読んだら書き足したい。
読書メモ
序章
序章を読んで、「あ、この人、強い立場の女性がドヤると批判されることは覚悟の上で、それでも後の世の女性を励ますために書いているんだ」とひしひしと伝わってきた。彼女だからこそ説得力のある言葉たちは、受け取りようによってはアンチも湧くし、嫉妬もされる。そんなことは百も承知で、それでも届くべき人に届けようとしてくれている。そんなことを考えながら読んだら涙が出てきた。みてよ表紙の素敵な笑顔。こんな人に励まされたら私はやる気でちゃうよ。
でも数年前だったら素直に受け止められず、嫉妬して、「それはあなただからできるんだよ」といじけていたと思う。良い本にいいタイミングに出会っているなあ。
「怖がらなければ何ができる?」
え、シェリルも一度離婚しているのか!(共通点あって嬉しい)
文庫版を読んでいるので、引用のページ数は文庫版のです。
p.32
男には仕事に対して野心をもつことが期待されるが、女の場合には選択肢の一つにすぎず、それどころか好ましくないとされることも多い。
わかるわあ。先にUnfinished Buisinessを読んでいるので、この辺は流し読みしているのだけど、競争とケアの仕事の特性の違いはあるよね。競争には野心があった方がいいが、ケアにおいては必ずしもそうじゃない。例えば子供の世話でいうと、保守的であること、あらゆるリスクに備えること、共感することが役に立つが、これは競争の世界で求められるスキルと逆のものだ。
みんなこれの行き来どうしているんですかね?私は、毎日、ルーラでダーマ神殿に行っているよ。(ドラクエ7の職業が変えられる場所です。)基本的には家事育児をする私と、仕事をする私が持っているスキルは別のものだと思う。育児7年目でようやく、お互い足を引っ張らずに、活かしあえるようになってきたと感じる。良い傾向だ。
「梯子ではなくジャングルジム」
p.103
だから女性は「自分はまだふさわしくない」と考えるのをやめ、「私はあれをやってみたい。きっとやりながら学んでいける」と考えるようにするほうがいい。
女性は募集要項を100%満たした状態でおずおずと応募するが、男性は60%くらいで堂々と応募してくる、という例の後に語られた言葉。これ、心に置いておこう。去年ちょうど感じたなあこれ。ちょっと油断するとつい「まだ」って出てくるよ。
スーパーママ神話
ちょうど今日、こんなツイートを見かけた。「日本女性超人化計画」
まさにこんな人生は超人である。ちなみに私はもう子供2人いるのでほぼ超人に達している。やったね!じゃなくて。もう数年前にシェリルは同じことを語っていたんだね。
この前の章の「辞めなければならない時まで辞めないで」もそうだが、本当にどのエピソードも胸がギュッとなる、体験したからこそ「そうだよね、そうなんだよ」とうなづけるものばかりだった。
その中でも
p.212
とはいえ、どの仕事は必要不可欠で、どれがそういでないかを見極めるのはむずかしい。判断に悩む状況、線引きが困難な事態というのはたしかに存在する。
競争もケアも(仕事も家庭も、の代わりにこの言葉を使うのが今の私のブーム)どちらも大事だと割り切れた今でも、今後一切悩まないということはないと思う。特に長男産んで復職最初の1年は、「子供が熱出したが、会社休んで良いのか?」「鼻水出ているけど小児科行くために早退するべきか?」「夜間対応引き受けたいが、子供の世話はどう頼むべきか?」とすべてが初めての判断で、どちらを選んでもどちらかに後ろめたくて、悩んで苦しんでいた気がする。
流石に育児7年目、こどもも2人いるようになると、「今は仕事安定しているので子供優先で早退して大丈夫そうか」とか「子供最近体調安定しているので、仕事もう少しアクセル踏んでも良さそうか」とか自分の経験から判断できることも増えたけど、これ全く他の家庭に転用できないんだよね。後から振り返ってどうすべきだったかを反省するのも難しい。正解がないから。 残念ながら、「こういう時にはこう判断せよ」っていうプラクティスとして汎用化のしようがない。全く同じ仕事と同じ職位の人はいたとしても、子供の特性は違うし。自分の体力も違うし。目指したいキャリアも違うだろうし。考えてみればそりゃそうなのだけど、そういうものだと悟りを得るまでずいぶん時間がかかってしまった。
なにがいいたいかというと、(Unfinished Buisinessを読んだときの結論と同じなのだけど)その人の「ちょうどいい」を選べる社会になるといいねと思う。仕事と家庭5:5が心地よい人もいるし、バリバリやりたい人も、ケアを重視したい人も、常に自分の心地よいほうを選べる環境があり、それを「いいね!」って認めてあげられる世の中になれば良いと思う。強く思う。
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ちょっと読む時間とれず。6割くらいしか読めてないのでここまでで!続きはまた!
そんなことを考えながら読みましたとさ。
@kaori_choでした。
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