VSCodeでopenframeworksの開発環境構築
やること
- openframeworksのダウンロード
- 拡張機能インストール
- フォーマッターの設定
- テンプレートの修正
oFダウンロード
公式サイトからopenframeworksをダウンロード
ダウンロードしたzipファイルを解凍し、適当な場所に配置します。
この記事では書類フォルダ直下に配置して進めます。
OFのパスを設定
プロジェクトジェネレータを開いてみましょう。
すると、以下のようなエラーメッセージが出るので、修正します。
エラーメッセージ全文
ACTION NEEDED: Running on macOS for the first time?
Please close the ProjectGenerator.app, move it up a level (or anywhere on HD) and then back into the projectGenerator/ folder.
If the OF path is not the root of the unzipped OF folder please set the OF path to this folder (ie, the folder which has "addons", "libs", in it)
of_v0.12.0_osx_release
フォルダをVSCodeで開きます。
of_v0.12.0_osx_release/projectGenerator/projectGenerator.app/Contents/Resources/app/settings.json
を修正する必要があるようです。
以下のように変更しましょう。
{
"advancedMode": true, // trueに変更
"defaultOfPath": "/Users/kanaru/Documents/of_v0.12.0_osx_release", // ofフォルダへの絶対パス
"defaultPlatform": "osx",
"defaultRelativeProjectPath": "apps/myApps",
"showConsole": false,
"showDeveloperTools": false,
"useDictionaryNameGenerator": true
}
新規プロジェクトを作ってみる
これでとりあえず動く状態にはなりました。試しに新規プロジェクトを作ってみましょう。
TemplateにVisual Studio Codeを指定してGenerateをクリック。
of_v0.12.0_osx_release/apps/myApps/mySketch
が作られたら成功です。
mySketchフォルダをVSCodeで開いてみましょう。
右上のメニューから新規ターミナルを開いて、
make Debug
でソースコードのビルド。
make RunDebug
でビルド結果の実行が出来ます。
グレーのウィンドウが表示されれば成功。
拡張機能インストール
拡張機能タブに移動し、ms-vscode.cpptools
で検索。
Installをクリック。
VSCodeのエラーを解消
以下のようなエラーが出るので、解消。
コンパイラパスを修正
mySketch/.vscode/c_cpp_properties.json
の、"name": "Mac"
と同じ階層にある"compilerPath"
を実際のコンパイラのパスに修正します。
includeの修正
"includePath"
に"${workspaceRoot}/../../../libs/cairo/include/cairo"
を追加
フォーマッターの設定
VSCodeの設定を開き、Editor: Format On Save
にチェックを入れる。
デフォルトのフォーマットルールでもいいですが、.clang-format
を作成し、独自のルールを定義することも出来ます。
参考 : Clang-Format Style Options
私の場合はGoogleのスタイルガイドをそのまま使っています。
テンプレートの修正
これらの修正をプロジェクトを作るたびに行うのは手間なので、テンプレートを修正しましょう。
of_v0.12.0_osx_release/scripts/templates/vscode
を複製し、of_v0.12.0_osx_release/scripts/templates/custom
という名前にします。
custom/.vscode/c_cpp_properties.json
に先程の修正を加えてください。
必要であればcustom/
配下に.gitignore
、.clang-format
も作成出来ます。
また、scripts/templates/osx/src
をcustom/
配下にコピーし、フォーマットしておくと、新規プロジェクト作成時にフォーマット済みのコードに出来ます。
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