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個人開発がきっかけで学生フリーランスになった話。

2025/03/03に公開

筆者について

  • 理系の大学3年生
  • プログラミング歴3年
  • フルスタック

大学1年生からプログラミングを始める。Unityでゲーム開発を始めるも3ヶ月で挫折。その後、AI開発に興味を持つものの、また挫折。

1年の冬にWeb開発をはじめ、2年の春から従業員150名ほどの中小企業でエンジニアインターンを始める。

2年の冬から個人開発をはじめ、Web・モバイルアプリを作るように。

3年の夏には就活イベントやメガベンチャーのサマーインターンに参加するものの、
冬に就活をやめてフリーランスになることに。

個人開発したアプリ

空きコマで日程調整 - Comma

大学生向けに空きコマで日程調整できるWeb・iOSアプリです。
開発期間はWeb版、モバイル版のどちらも約4ヶ月ほどです。

詳しいことは以下の記事に書いてます↓
https://zenn.dev/kamo_tomoki/articles/739715210381a2

Web版↓
https://com-ma.app/

iOS版↓
https://apps.apple.com/jp/app/comma-空きコマで日程調整/id6504521309

みんなの違いが答えのクイズ - Knowee!

みんながお題に対してどんな回答をしたのか当てるオンラインパーティーゲームです。
Unityを使って開発しました。

https://apps.apple.com/jp/app/knowee-みんなの違いが答えのクイズゲーム/id6451428568

この経験で学んだことを記事にしているので、興味ある方はぜひ↓
https://zenn.dev/kamo_tomoki/articles/45495f24be89bf

仕事をもらうまでの経緯

とあるスタートアップのCEOがたまたま日程調整サービスの記事を読んでくれました。
https://zenn.dev/kamo_tomoki/articles/739715210381a2

そこから、自分の個人開発アプリを見てもらい、問い合わせフォームから仕事の依頼を頂きました。

  • 個人開発
  • Zenn記事の投稿
    はやってて本当に良かったなと思います。

個人開発と発信のどちらもやっていたので、運良く仕事をもらうことができました。

フリーランス

フリーランスになった理由

自分の時間が欲しかったのが1番の理由です。
サマーインターンを週5で3週間やってみて、「自分の時間がない」ということを強く感じました。
私は自分のプロダクトを作りたい気持ちがあり、そこにも時間を割きたいと思っていました。
決まった時間に週5で8時間働き、それ以外の時間を個人開発に当てることは可能ですが、それは体力的にも精神的にもキツいと思いました。
個人開発にはかなりの熱量が必要なため、正社員として働きながらやると、いつか燃え尽きてしまうと思いました。
そう思っていたときに、たまたまチャンスが来たので、思い切ってフリーランスになりました。

実際になってみて

去年の12月下旬からスタートアップでフリーランスとして働くようになって約2ヶ月経ちました。(週3稼働)
結論から言うと、なって良かったと思います。自分で時間のコントロールができ、とても充実しています。個人事業主として、お金の管理について学ぶこともあり、面白いです。スタートアップのため、ジュニアエンジニアとしての枠を超えてデザインや技術的改善案の提案をさせてもらえる環境があり、とても楽しいです。

デメリット(?)

良くも悪くも自分で時間をコントロールするため、仕事とプライベートの境界線が曖昧になります。ゆっくり休もうと思えば休めますが、成果が減ってしまうのでそこのバランス感覚が難しいです。まだ慣れていないので、プライベートでも仕事のことを考えることが多いです。なので、リフレッシュの仕方を工夫する必要があるなと思います。
また、税制や社会保険などの知識も必要になるので、リサーチが大事です。人によってはこの部分がしんどいと感じることがあるかもしれません。
会社が面倒を見てくれるわけではないので、全て自己責任です。自分で色んなことをする必要があります。ただ、その分得られるものもたくさんあります。このスタイルに合うかどうかは人によってかなり分かれそうです。

新卒フリーランスについて

新卒でフリーランスになることは賛否両論あると思います。メガベンチャーのサマーインターンに参加して、エンジニアのレベルの高さや教育体制の充実度を実感しました。また、大規模開発でしか学べないことがあることも知りました。基本的には、研修体制が整った企業に数年勤めた後にフリーランスになるのがいいと思います。(サマーインターンだけでもとても勉強になったので)
一方で、業務の細分化による仕事の幅の狭さはデメリットだと思います。ジュニアエンジニアがデザインやマーケティング、立ち上げなどにがっつり関わることは難しそうだと感じました。
私の場合、プロダクトに関わることはなんでもやってみたかったので、フリーランスとして少数精鋭のスタートアップで働く方が向いていました。業務で学んだことを個人開発にも活かせるため、すごくいいサイクルができています。自分で何かサービスなどをやりたい人はフリーランスになるのもアリかなと思います。ただ、ゆっくり技術習得する暇は無いので、万人におすすめできないというのが正直なところです。

個人開発をしよう

私の場合、個人開発のおかげで仕事を頂くことができました。
なので、ここからは個人開発のメリットを挙げていきます。

技術力が上がる

個人開発では環境構築から運用まで1人で行います。
だからこそ、考えなきゃいけないことが多いし、普段のチーム開発ではあまり経験できないこともできます。

  • 0から要件定義
  • フレームワーク選定
  • プロジェクトセットアップ
  • デザイン作成
  • CI/CD構築
    などなど

しかも、全て自分の好き勝手にできます。
気になる技術があればそれを使うのも、慣れ親しんだ技術を使うのも、どれもヨシ。
個人的には、新しく出てきた技術を試しに使ってみるのがとても好きです。
技術選定に大きな責任もないので、気軽になんでも選べるのは個人開発のいいところです。

個人開発で得た知見は、必ずチーム開発でも役に立ちます。

ビジネスチャンス

1人で作ったサービスがビジネスになるかもしれません。
前例は調べればたくさん出てきます。
昨今は無料でWebアプリを公開することもできるため、ほぼ費用なしで利益を得られるかもしれません。

キャリアに役立つ

個人開発アプリがお金を生まなくとも、そのアプリを評価して仕事を依頼してくれる人が現れるかもしれません。
また、就職活動や転職活動でもポートフォリオとして役に立ちます。
特にアプリが実際に動いているところを人に見せると、ウケがいいのでオススメです。

発信のネタになる

個人開発では、色んな課題に直面し、解決する必要があります。課題解決のプロセスはZenn記事やXなどのネタになります。SNSで発信することで、「技術力」「ビジネス」「キャリア」においてプラスになります。

まとめ

個人開発はいいことだらけです。どんどんやっていきましょう!!
Xでは、技術や個人開発のことについて投稿しているので、ぜひフォローをお願いします!
https://x.com/ducker_tech

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