Postman Flow : Snapshot と Module Block
今日はPostman Flow の新しい機能であるModule Blockを触っていきます。
過去何度かPostman Flowを取り上げていろいろな機能を見てきました。
最近だとAPIコールを多段で条件分岐させ作りこんだシナリオを作成し、開発チームで同実行することで簡易的な負荷試験を実行させるツールとしてPostman Flowを利用するケースもご紹介しました。
Postman Flow のSnapshot と Module Block
一度の処理に複数回のAPIコールを行う場合、Flowが長大となり管理が難しくなっていきます。
例えば、店舗予約ワークフローの場合
1.ログイン処理
2.店舗検索処理
3.時間指定空席検索処理
4.予約確定処理
といったように複雑です。
このような場合、例えばログイン処理のみをFlowとして一度作成し、それをSnapshotとして保存しておくことで、別のFlowからModule Blockとして呼び出すことが可能です。
さっそくやってみる
作成後画面右のツールバーでsnapshot
を取得します。
Create Snapshot
をクリックします。
わかりやすい名前を付けてCreate
をクリックします。
ではこれを新規の別Flowで呼び出してみます。
Block
→Module Block
をクリックします。
以下の様に先ほどのFlowで取得したSnapshotがModule Blockとして別のフローで呼び出し可能です。
名前はSnapshot時に指定した名前ではなくFlowそのものの名前が表示されているので注意して下さい。
バージョン管理
Snapshotはバージョン管理機能があり、それを呼び出すBlock Moduleもバージョンを明示的に指定することが可能です。
先ほどSnapshotを取得したFlowで再度Snapshotを取得すると新しいバージョンが生成されます。
Module Blockを呼び出す側はこのようにバージョンが右上に表示され、クリックすると切り替えることができます。
ネスト呼びだし
Module Blockを呼び出しているFlowをさらにSnapshotを取得し、新しい3つ目のFlowで呼び出すことで、Module Blockの呼び出しを含んだFlowをさらにModuleBlockとして指定することで、ネスト呼び出しが可能です。
Discussion