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Postman Flow : Snapshot と Module Block

に公開

今日はPostman Flow の新しい機能であるModule Blockを触っていきます。
過去何度かPostman Flowを取り上げていろいろな機能を見てきました。
最近だとAPIコールを多段で条件分岐させ作りこんだシナリオを作成し、開発チームで同実行することで簡易的な負荷試験を実行させるツールとしてPostman Flowを利用するケースもご紹介しました。

https://zenn.dev/kameoncloud/articles/c3b6f6a2ac3445

Postman Flow のSnapshot と Module Block

一度の処理に複数回のAPIコールを行う場合、Flowが長大となり管理が難しくなっていきます。
例えば、店舗予約ワークフローの場合
1.ログイン処理
2.店舗検索処理
3.時間指定空席検索処理
4.予約確定処理
といったように複雑です。

このような場合、例えばログイン処理のみをFlowとして一度作成し、それをSnapshotとして保存しておくことで、別のFlowからModule Blockとして呼び出すことが可能です。

さっそくやってみる

https://zenn.dev/kameoncloud/articles/2aead3b35e0b96
これなんかを参考に簡単なフローを作成しておきます。

作成後画面右のツールバーでsnapshotを取得します。

Create Snapshotをクリックします。

わかりやすい名前を付けてCreateをクリックします。

ではこれを新規の別Flowで呼び出してみます。
BlockModule Blockをクリックします。

以下の様に先ほどのFlowで取得したSnapshotがModule Blockとして別のフローで呼び出し可能です。
名前はSnapshot時に指定した名前ではなくFlowそのものの名前が表示されているので注意して下さい。

バージョン管理

Snapshotはバージョン管理機能があり、それを呼び出すBlock Moduleもバージョンを明示的に指定することが可能です。
先ほどSnapshotを取得したFlowで再度Snapshotを取得すると新しいバージョンが生成されます。

Module Blockを呼び出す側はこのようにバージョンが右上に表示され、クリックすると切り替えることができます。

ネスト呼びだし

Module Blockを呼び出しているFlowをさらにSnapshotを取得し、新しい3つ目のFlowで呼び出すことで、Module Blockの呼び出しを含んだFlowをさらにModuleBlockとして指定することで、ネスト呼び出しが可能です。

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