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Obsidian × Claude Code やさしいローカル接続ガイド
はじめに
普段ゆる〜くデイリーノート程度にObsidianを使っているのですが、Claude Codeと連携できると知り、早速試しました(無事、接続・連携できました✌️)
主に参考にさせていただいた記事↓
しかし肝心の接続方法部分があまり詳しく書かれているものがなかったので、自分が詰まったポイントなどを紹介しながらできるだけわかりやすく接続方法をまとめました。
ステップ1: Obsidian 側の準備
コミュニティプラグインを有効化
初めてObsidianを使う場合、最初はコミュニティプラグインというサードパーティーのプラグインが使えない状態なので、有効化します。
1-1. Local REST API をインストール
- 有効化したら、閲覧ボタンから検索画面へ
- 「Local REST API」で検索 → インストール → 有効化
- 設定画面で API Key が表示される(このAPI Keyは後で使います)
1-2. MCP Tools をインストール
- 同じくコミュニティプラグインから MCP Tools をインストール
- そのまま「オプション」ボタンをクリック or プラグイン画面から「Install server」をクリック
これで Vault(ノートを保存する金庫のようなもの)内に mcp-server
バイナリ(実行ファイル)が配置されます。
ステップ2: パスをコピーする
Finder でのやり方
- MCP Tools の画面で「Server install folder」をクリック
- 開いた Finder の
bin
を右クリックでパスをどこかにメモっておく
ステップ3: Claude Code に登録する
3-1. CLI で追加する方法
ターミナルで以下を実行します:
# パスはステップ2でコピーしたもの
claude mcp add obsidian-mcp-tools -s user -- "/path/to/vault/.obsidian/plugins/mcp-tools/bin/mcp-server" \
--env OBSIDIAN_API_KEY=YOUR_API_KEY
-
-s user
→ 全プロジェクトで共通利用 -
YOUR_API_KEY
→ 1-1. Local REST API をインストール で控えたキー
3-2. 設定ファイルに追記する方法
~/.claude.json
(ユーザーごとの設定ファイル)に以下を追記:
{
"mcpServers": {
"obsidian-mcp-tools": {
"command": "/Users/username/Documents/Obsidian Vault/.obsidian/plugins/mcp-tools/bin/mcp-server",
"args": [],
"env": {
"OBSIDIAN_API_KEY": "YOUR_API_KEY"
}
}
}
}
ステップ4: 接続確認
ターミナルで以下を叩きます。
claude mcp list
接続が成功している場合、以下のように表示されます。
obsidian-mcp-tools: ... - ✓ Connected
ステップ5: 最小テスト
連携確認ができたら、Claude に指示をして動作確認します。
Obsidianにあるノート一覧を取得して
正しく動作している様子
トラブルシューティング(つまづきポイント)
-
「Failed to connect」と出る
→ API Key が渡っていない可能性。~/.claude.json
を最小構成で修正し、"env": { "OBSIDIAN_API_KEY": "..." }
を明示します。
私の場合も、最初に参考サイトを元に接続コマンドだけ叩いただけだと失敗していて、claude.json
に手打ちで設定をしてから再度試したらうまくいきました。
-
バイナリが実行できない
→ 実行権限を確認
ls -la mcp-server
権限が付いていない場合は追加:
chmod +x mcp-server
おわりに
この連携によってObsidianのノートを自動でカテゴリに振り分けることが可能になるので、Webの記事やXのポストなどを雑にObsidianにクリッピングしておいて、いい感じにカテゴリー分けさせたり紐づけたりして体系的に知識をインプットできるようにしていきたいと考えています。
良い感じの運用方法などわかってきたらまた記事を書きたいと思います。
参考文献
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