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アクセシビリティについて
アクセシビリティとは?
「アクセシビリティ」とは、Access(近づく、アクセスする)とAbility(能力、できること)からできている。
一般的には、「利用者がサービスを円滑に利用できること」という場合に使われる。
高齢者や障害の有無などにかかわらず、すべての人がサービスを円滑に利用できる状態。
なぜ向上させる必要があるのか?
- Webアクセシビリティの対応が法的義務化される
- Webアクセシビリティの恩恵を受ける人は日本だけで少なくとも428万人以上いる
- SEOの改善に寄与する可能性がある
Webアクセシビリティの対応が法的義務化される
2024年4月1日から、障害者差別解消法の改正により、合理的配慮の提供が民間の事業者も義務化された。(参照)
ウェブアクセシビリティの恩恵を受ける人は日本だけで少なくとも428万人以上いる
厚生労働省の調査では身体障害者手帳の所持者が平成28年時点で約428万人(参照)いるらしい。
視覚障害のある人
- 全盲の場合、スクリーンリーダー、点字ディスプレイなどを使用している
- 弱視やロービジョンの場合、文字や画面の拡大、色反転、スクリーンリーダーなどを使用している。
聴覚障害のある人
- 映像コンテンツを閲覧するときは、手話、字幕などを使用している
- 近年では音声からリアルタイムで文字起こしができるアプリも増
えており、補助的に利用している人もいる
視覚、聴覚両方に障害のある人
- 他者とのコミュニケーションには指点字や触手話を用いる
- 点字を利用できない人が情報を得ることは非常に困難
上肢障害のある人
- 肩から手指までの上肢に、炎症や麻痺あるいは不随意運動などの異常があって、マウスやキーボードを十分に動かせない方
- スイッチ等の操作しやすい代替デバイスを用いて、操作を行う
- 顔や目の動きを認識するソフトを使ったり、口や脇を使うデバイスで操作を行う人もいる
発達障害や学習障害のある人、知的障害のある人
- 脳の機能に起因した障害で症状は人によって様々
色覚特性がある人
- 特定の色を見分けるのが難しい、あるいは全く見分けられない方
高齢者
- 加齢によって視力や聴力が低下したり、指先の細かい動きが難しくなったりする
一時的に障害がある人
- 電車内で動画を見たいのにイヤホンを忘れた
- 眼鏡を忘れてきたので文字がよく見えない
- 手を怪我してマウスが使えない
SEOの改善に寄与する可能性がある
- Googleなどの検索エンジンは、ウェブサイトのランキングにアクセシビリティを考慮すると明言しているため、アクセシビリティが低いと判断されたウェブサイトは、事実上ペナルティを受けることになる
- アクセスしにくいウェブサイトは直帰率が高区なりやすいため、SEOに悪影響を及ぼす
ウェブアクセシビリティが確保されている状態とは?
- 目が見えなくても情報が伝わる・操作できること
- キーボードだけで操作できること
- 色が区別できなくても情報が欠けないこと
- 音声や動画コンテンツで音声が聞こえなくても何を話しているかわかること
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