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EndeavourOS i3-WMを普段使いする手順(デュアルブート)

2022/06/22に公開

https://zenn.dev/kako_jun/articles/e49ef7603efabb
の続きです。


こういう作業用デスクトップを作ります。


EndeavourOSの公式サイトは
https://endeavouros.com/
です。

https://endeavouros.com/latest-release/
からisoをダウンロードします。
ローリングリリースモデルなので、最新の1択です。

私は、Github (World wide)の行のisoを使いました。


isoをUSBメモリやDVDに書き込んで、PCを再起動します。

UFEIやBIOSの設定で、内蔵ドライブよりもそれらで起動する優先順位を上げておかないと
起動しないかもしれませんが
ThinkPad X13 Gen 2 (AMD)では、最初からそうなってました。

ただ、ThinkPadではデフォルトでSecure Bootがオンになってます。
Secure Bootがオンだと、EndeavourOSのライブDVDは起動できません。

なので
PC起動時の赤いLenovoのロゴが出てるタイミングで
Enterを押してF1を押すか、最初からF1を押すかして
UFEIの画面を表示し、Secure Bootがオフにするわけですが……

ThinkPadではデフォルトで
CドライブのBitLockerでの暗号化もオンになっています。

BitLockerで暗号化されたままだと
Secure Bootがオンの状態でないと、今度はWindows 11が起動しません。

なので、まとめると

  1. Windows 11の設定から、CドライブのBitLockerを解除する。
  2. UFEIの設定から、Secure Bootをオフにする。
  3. EndeavourOSのライブDVDを起動する。

の順番が必要です。

途中でミスっても、前の手順からやり直せば挽回できるので、
2度とWidowsを起動できない、みたいなことはありませんでした。


ライブDVDとして起動したEndeavourOSは
普通にXfceとしてインストールしたものと、画面がほぼ同じです。

自動的にポップアップが表示されるので、そこからインストーラを起動するわけですが

その前に、無線LANに繋ぐ必要があります。
Xfceなので、右下のアイコンから簡単にできると思います。

インターネットに繋がった状態でインストーラを起動して
オンラインを選ぶと

インストーラのウィザードの途中で
ウィンドウマネージャを選べるページが現れます。

そこで、i3 という言葉が含まれた選択肢を選びます。


インストーラの終盤で
どのディスクにインストールするかを選びますが、
私は外付けSSDを選びました。

ラジオボタンでは、ディスクの消去を選び、swapは作りませんでした。

MBRをどこにインストールするかを選ぶことができる
という情報が、ネットでは見つかりましたが
ウィザードの下のほうに、そのようなボタン類は現れませんでした。

同じ疑問を持った方はいたようで
現れない理由については、英語サイトでならば書かれていました。


結果的に、私の環境では
そのままインストールするだけでOKでした。

外付けSSDを接続しているときだけ
外付けSSDにインストールしたEndeavourOSが起動し

外付けSSDを抜いてる時は
内蔵SSDに入ってるWindows 11が起動する

という、1番楽で自然な動作に、勝手になってくれています。


Linuxに興味を持ってインストールした人の中で、普段使いまで行く人は100人に1人
みたいな文章を読んだことがあります。

タイル型ウィンドウマネージャにも似たことが言えるとしたら
EndeavourOS i3-WMを普段使いとして定着する人は、1万人に1人なので

9999人のために、Windowsだけの環境に戻す手順も案内しておきます。

外付けSSDを抜いて忘れるか
外付けSSDの中身を初期化してしまえば、それでほぼ完了なのですが……

UFEIのブート順位画面では、引き続き
EndeavourOSの選択肢が表示され続けます。

それすら見たくない場合も、簡単に消せます。

efibootmgr で検索してみてください。


ちなみに、私の外付けSSDは
NUCに内蔵してたM.2 SATAを、USB3で接続したものです。
(Read速度は500MB/sくらい)

これ以外に、USB3接続のUSBメモリへのインストールも試しました。
(Read速度は120MB/sくらい)

結果、USBメモリのほうも動作はしたものの
ときどき操作の引っ掛かりがありました。

ライブDVDは、キュルンキュルンとディスクが回るときに
引っ掛かりがありまくりで

USBメモリでも、そのタイミングではReadが間に合わず
多少引っ掛かるということだと思います。

それが、外付けSSDでは全く起きません。

たぶん、引っ掛かるかの閾値が120MB/s~500MB/sの間にあるので、
外付けSSDをお勧めします。


本当はSDカードへのインストールも試したかったのですが
指定してもインストールできませんでした。

ArchをSDカードにインストールした、という記事も見つかりませんでした。

いつもRaspberry Piで
当たり前にSDカードにインストールしてたので

Linuxから見れば、SDカードとUSBメモリの違いは
大して無いのだと思ってました。

なぜ失敗したのか謎ですが
どうせ速度的に悲惨だと思うので、これで良いと思ってます。

次回は、i3wmの初期設定をしていきます。

https://zenn.dev/kako_jun/articles/b2b7eeb2d4139d

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