Studioのサイト公開前チェックリスト
Studioで作ったサイトを安心して公開するためのチェックリストをまとめました。基本情報やSEO、デザイン、コンテンツ、フォーム、法務まで、公開前に確認すべきポイントを網羅しています。
基本情報・設定
サイトタイトル・説明文が設定されていること
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理由:
検索結果に表示されやすくするため。 -
メモ:
STUDIOでは「SEO設定」からページごとに変更可能。
サイト全体のタイトルとページごとのタイトルを混同しないよう注意しましょう。
ファビコンが設定されていること
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理由:
タブやブックマークでの視認性が向上し、ブランドの信頼感にもつながります。 -
メモ:
ファビコンがデフォルトのままのサイトは素人感が出てしまいます。
OGP画像が設定されていること
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理由:
SNSシェア時に正しい画像が表示されないと、クリック率やブランドイメージに悪影響を及ぼします。 -
メモ:
StudioにおけるOGP画像とは、「カバー画像」を指します。サイト全体にカバー画像を設定することももできれば、ページごとにカバー画像を設定することもできます。
公開用URLが正しいこと
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理由:
デフォルトは共有ドメインになっており、独自ドメインの紐付けは自分で行う必要があるため。 -
メモ:
DNS設定(Aレコード / CNAMEレコード)が正しくStudioのサーバーを指しているかチェックしましょう。DNS反映には最大72時間かかる場合があるため、公開スケジュールに余裕を持たせることが大事です。
テストページが存在していないこと
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公開用でないページが残っていると、ユーザーが誤ってアクセスしたり、SEO的に低品質ページとみなされる可能性があるため。
ダミーテキストが残っていないこと
- 理由:
サンプル文言が残っていると「制作途中」「素人っぽい」と見られ、信頼感を大きく損なう可能性があります。特に企業サイトでは信用失墜に直結するので、念入りにチェックしましょう。
SEO
各ページに適切なタイトルタグが設定されていること
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理由:
検索順位を決める重要要素であるため。クリック率にも影響してくるため。 -
メモ:
30文字前後で主要キーワードを自然に入れる。また狙うキーワードの検索ボリューム・競合性などは調べた上で決めるべき。
meta description がページごとに適切に設定されていること
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理由:
検索結果の説明文に反映され、直接のSEO効果は薄いが、クリック率に大きく関わるため。 -
メモ:
120〜150文字ほどで、ページの要点をまとめることが大事。ユーザーが見たくなるような魅力的な文章にすることが大事です。
alt属性がすべての画像についていること
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理由:
SEOとアクセシビリティの両方に関わるため。画像検索の流入にも寄与してきます。 -
メモ:
装飾用画像は空alt(alt="")が正解です。装飾以外で使っている画像には、altタグを設定してあげるようにしましょう。
URL構造がシンプル&わかりやすいこと
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理由:
検索エンジン・ユーザー双方に理解されやすいため。 -
メモ:
日本語URLより英単語が推奨(例:/service/ や /contact/など)。
サイトマップが生成されていること
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理由:
検索エンジンが効率よくクロールできるため。新規ページが検索結果にすぐ反映されやすくなるため。 -
メモ:
Google Search Consoleに送信まで行うのが鉄則。ただし、Studioの有料プランに契約しないと、Google Search Consoleとは連携できません。
404ページが設定されていること
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理由:
リンク切れ時にユーザーを迷わせず、回遊を促せるため。 -
メモ:
ただの「404 Not Found」ではなく、トップページや主要ページへの導線を入れるとより親切です。
デザイン
スマホ・タブレット時に崩れていないこと
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理由:
ジャンルにもよりますが、モバイルからのアクセスは多数を占めるため。また表示崩れは直ちに離脱や機会損失に繋がるため。 -
メモ:
iPhone/Android、タブレットなど複数端末で実機確認するのが理想。文字が小さすぎないか、ボタンが押しづらくないかもあわせてチェックしましょう。
画像の解像度が適切になっていること
- 理由:
解像度不足は印象ダウンに繋がるため。また容量が大きすぎると、表示速度低下に直結するため。
CTAボタンがわかりやすく配置されていること
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理由:
コンバージョン率に直結するため。 -
メモ:
目立つ色、余白で強調、スクロール後にも繰り返し配置あたりが鉄則です。
コンテンツ
誤字脱字がないこと
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理由:
信頼性を損なうため。「素人っぽい」と見られる可能性が高いため。 -
メモ:
公開前に必ず第三者チェックを入れるのが大事です。1人だけで確認すると、誤字脱字が見つかる可能性大です。
テキストの表現(トンマナ)が一貫していること
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ブランドイメージに直結。敬語/常体の混在は読みにくさに繋がるため。
画像やイラストに使用許諾があること
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理由:
著作権リスク。訴訟・炎上のリスクがあるため。 -
メモ:
フリー素材は利用規約を必ず確認するようにしましょう。商用利用ができないもの、クレジット表記が必要なもの、改変・加工ができないものなど、フリー素材によって規約はさまざまです。
フォーム・機能
お問い合わせフォームが正しく送信できること
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理由:
フォームが動かなければ、お客さんからの連絡が一切来ないため。 -
メモ:
公開直後に必ずテスト送信しましょう。念のため定期的に確認することも大事です。
フォーム送信後のサンクスページが用意されていること
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理由:
送信したのに何も表示されないと「届いてないのでは?」と不安になるため。お礼ページがあると安心してもらえます。 -
メモ:
お礼とあわせて「2営業日以内にご連絡します」などの目安を書くとさらに親切です。
入力必須項目が正しく設定されていること
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理由:
必須項目が抜けてもエラーが出なければ空欄のまま送られてしまうため。逆に必須が多すぎると入力が面倒で離脱されるため。 -
メモ:
最低限の必須項目に絞り、エラーメッセージはわかりやすく伝えるのがコツです。
フォーム通知の送信先が正しく設定されていること
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理由:
せっかく問い合わせがきても、通知が来なければ見落としてしまう可能性があるため。 -
メモ:
担当者のメールアドレスを間違えていないか確認。迷惑メールフォルダに入ってないかも必ずチェックしましょう。必要なら複数人に届くように設定するのもおすすめです。
自動返信メールが届くこと(任意)
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理由:
送った側も「ちゃんと届いた」とわかると安心するため。お店や会社の信頼感も高まるため。 -
メモ:
送信元アドレスをわかりやすく設定し、本文には「お問い合わせ内容の控え」と「返信の目安」を入れると親切です。
法務
プライバシーポリシーを掲載していること
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理由:
サイトで名前・メールアドレスなど個人情報を扱う場合、掲載していないと法律違反になることがあるため。また、利用者に「個人情報は安全に扱われている」と安心してもらえるので。 -
メモ:
サイトにフォームを設置している場合は、必ずプライバシーポリシーを設定しましょう。
利用規約や免責事項を掲載していること(任意)
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理由:
サービスや商品を使う上でのルールや責任範囲を明確にすることで、トラブルを未然に防げるため。 -
メモ:
必須ではありませんが、オンラインサービスや契約が発生する場合はあると安心です。「ここまでが会社の責任です」とユーザーにわかりやすく示せると信頼につながります。
もし他にも見落としやすい項目があれば、コメントなどでご指摘いただけると大変助かります。
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