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【AWS】EC2のドメイン付ける方法とロードバランサのドメインを付ける方法?
EC2のパブリックIPアドレスにドメインを付ける方法と、ロードバランサ(ELB)のDNS名にドメインを付ける方法は異なります。それぞれの方法を以下で解説します。
1. EC2のパブリックIPアドレスにドメインを付ける場合
概要
- EC2インスタンスのパブリックIP(またはElastic IP)にドメインを紐付けます。
- CNAMEではなく、Aレコードを使用します。
手順
-
Elastic IPの割り当て(オプション)
- EC2インスタンスのパブリックIPはインスタンスの再起動で変更されるため、固定のElastic IPを割り当てます。
- AWSマネジメントコンソールで「Elastic IP」を作成し、対象のEC2インスタンスに関連付けます。
-
DNSにAレコードを設定
- Route 53または外部DNSサービスの管理画面で以下を設定します。
-
レコード名: ドメイン名またはサブドメイン名(例:
www.example.com
)。 -
タイプ:
A
。 -
値: Elastic IPアドレス(例:
198.51.100.1
)。 - TTL: キャッシュの有効期間(デフォルトでOK)。
-
レコード名: ドメイン名またはサブドメイン名(例:
- Route 53または外部DNSサービスの管理画面で以下を設定します。
-
反映を待つ
- 設定後、DNS変更が反映されるまで数分~数時間かかることがあります。
2. ロードバランサ(ELB)のDNS名にドメインを付ける場合
概要
- ロードバランサは固定のIPアドレスを持たないため、DNS名を直接紐付けます。
- CNAMEレコードを使用するのが一般的です。
手順
-
ELBのDNS名を確認
- AWSマネジメントコンソールで、ロードバランサの「DNS名」を確認します。
- 例:
my-load-balancer-1234567890.region.elb.amazonaws.com
- 例:
- AWSマネジメントコンソールで、ロードバランサの「DNS名」を確認します。
-
DNSにCNAMEレコードを設定
- Route 53または外部DNSサービスの管理画面で以下を設定します。
-
レコード名: ドメイン名またはサブドメイン名(例:
www.example.com
)。 -
タイプ:
CNAME
。 - 値: ELBのDNS名。
- TTL: デフォルト値でOK。
-
レコード名: ドメイン名またはサブドメイン名(例:
- Route 53または外部DNSサービスの管理画面で以下を設定します。
-
反映を待つ
- 設定後、DNS変更が反映されるまで時間がかかる場合があります。
違いのまとめ
項目 | EC2のパブリックアドレス | ロードバランサ(ELB) |
---|---|---|
DNSレコードタイプ | Aレコード | CNAMEレコード |
対象 | 固定のIPアドレス(Elastic IP推奨) | ELBのDNS名 |
適用範囲 | 単一のEC2インスタンス | 複数のEC2インスタンス(負荷分散対応) |
メリット | 単純な構成に適している | 高可用性やスケーラビリティを実現 |
注意点 | IPアドレスを変更するとDNS設定の更新が必要 | ELBのDNS名が固定されているため変更不要 |
おすすめの選択肢
- スケーラブルな構成: ロードバランサを使い、ELBのDNS名にドメインを紐付ける。
- 単一インスタンスで十分な場合: EC2にElastic IPを割り当て、Aレコードでドメインを紐付ける。
どちらを選ぶかは、アプリケーションの要件に応じて決めてください!
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