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【AWS】EC2のドメイン付ける方法とロードバランサのドメインを付ける方法?

2025/01/17に公開

EC2のパブリックIPアドレスにドメインを付ける方法と、ロードバランサ(ELB)のDNS名にドメインを付ける方法は異なります。それぞれの方法を以下で解説します。


1. EC2のパブリックIPアドレスにドメインを付ける場合

概要

  • EC2インスタンスのパブリックIP(またはElastic IP)にドメインを紐付けます。
  • CNAMEではなく、Aレコードを使用します。

手順

  1. Elastic IPの割り当て(オプション)

    • EC2インスタンスのパブリックIPはインスタンスの再起動で変更されるため、固定のElastic IPを割り当てます。
    • AWSマネジメントコンソールで「Elastic IP」を作成し、対象のEC2インスタンスに関連付けます。
  2. DNSにAレコードを設定

    • Route 53または外部DNSサービスの管理画面で以下を設定します。
      • レコード名: ドメイン名またはサブドメイン名(例: www.example.com)。
      • タイプ: A
      • : Elastic IPアドレス(例: 198.51.100.1)。
      • TTL: キャッシュの有効期間(デフォルトでOK)。
  3. 反映を待つ

    • 設定後、DNS変更が反映されるまで数分~数時間かかることがあります。

2. ロードバランサ(ELB)のDNS名にドメインを付ける場合

概要

  • ロードバランサは固定のIPアドレスを持たないため、DNS名を直接紐付けます。
  • CNAMEレコードを使用するのが一般的です。

手順

  1. ELBのDNS名を確認

    • AWSマネジメントコンソールで、ロードバランサの「DNS名」を確認します。
      • 例: my-load-balancer-1234567890.region.elb.amazonaws.com
  2. DNSにCNAMEレコードを設定

    • Route 53または外部DNSサービスの管理画面で以下を設定します。
      • レコード名: ドメイン名またはサブドメイン名(例: www.example.com)。
      • タイプ: CNAME
      • : ELBのDNS名。
      • TTL: デフォルト値でOK。
  3. 反映を待つ

    • 設定後、DNS変更が反映されるまで時間がかかる場合があります。

違いのまとめ

項目 EC2のパブリックアドレス ロードバランサ(ELB)
DNSレコードタイプ Aレコード CNAMEレコード
対象 固定のIPアドレス(Elastic IP推奨) ELBのDNS名
適用範囲 単一のEC2インスタンス 複数のEC2インスタンス(負荷分散対応)
メリット 単純な構成に適している 高可用性やスケーラビリティを実現
注意点 IPアドレスを変更するとDNS設定の更新が必要 ELBのDNS名が固定されているため変更不要

おすすめの選択肢

  • スケーラブルな構成: ロードバランサを使い、ELBのDNS名にドメインを紐付ける。
  • 単一インスタンスで十分な場合: EC2にElastic IPを割り当て、Aレコードでドメインを紐付ける。

どちらを選ぶかは、アプリケーションの要件に応じて決めてください!

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