Microsoft Loopの使用について
最近、資料やメモにマイクロソフトループを利用しています。関連サービスだとNotionさんや、confluenceさん、TeamQiitaさんなどがありますが、Office365に標準付帯されているサービスなので、無料で利用できることが大きな強みです（Office365を導入していればコスト増なしでグループに入れられる！)。
マイクロソフト社もある程度力を入れているのかX(旧twitter)で積極的に情報発信したり、ユーザーからのフィードバックを受けています。
この記事ではマイクロソフトループ（以下「Loop」）を少し使って感じたことを整理します。
# 自分が利用しているLoopは以下のバージョンです
Session id: a4b122a3-63c9-471b-bac2-7e08c9dee5e0
App version: 20230815027.001
Notionさんやconfluenceさんと比較すると機能は少ない
データベース、テンプレートのような機能はありませんが、必要最低限の見出しや表を作る機能はあります。また、URLを共有することで複数人で1つのページを編集することができます。
ページ単位など細かい粒度で権限設定ができない
Loopではワークスペースという単位で権限の設定が可能で、その中でページを管理します。ワークスペース単位でユーザーを追加することができますが、ページ単位でユーザーに権限設定はできません。
(プレビュー版だし)マルチバイトでの入力にバグがある
日本語入力する時に挙動がおかしい時が多いです。
例1 文章の中間に追記したり削除する場合にキャレットカーソルが急に先頭に移動します
例2 もとに戻す(Ctrl + z)が効かないことがあります
Copilotで意味不明な文字列が入ることがある
Loopの大きな売りとして将来的にCopilotを統合して文章入力時にサポートしてくれる、という見通しがあります。しかし現時点では謎のサジェスト(突然連続したハイフンを提案してくるなど)が出て、試行段階だと感じています。
現時点では以下のような連続ハイフンをよく提案してくれます
Github Copilotは素晴らしいので、こちらの改善も期待します！
表の数字集計機能が付いた！
Loopでは表を挿入することができますが、列の種類を指定することで列の集計できるようになりました。
列の種類を指定する
種類を指定する際に「番号」を選ぶ
列を「番号」指定することで合計や平均を表示できるようになっています
絵文字でリアクションできるようになった！
Loopでは1行ごとにコメントをつけることができますが、そこで絵文字でリアクションできるようになっています。今年の4月くらいまではできなかったが、最近できるようになったと思っています。
コメント機能に3種類の絵文字も選択可能になった
画面上はリアクションとカウントも表示される
毎月改善など大きく動いているサービスなので、今後も少しずつ利用していきたい。単純な資料サービスであれば今でも十分使えると感じるが、競合サービスと比較してSlackなど他サービスとの連携部分の拡張も期待したい。
最近JIRAさんやTrelloさんとの連携も実装されたので、今後も活発に動いてくれることを期待してます。URLを共有する際に凄まじく長いため、資料や他のサービスに転記する際に長すぎてレイアウトが崩れることがあります。短縮URLなどの機能があれば大変助かりますが・・・。
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