PowerAutomateでkintoneの画像をTeamsにメッセージ投稿してみた
記事概要
PowerAutomateのクラウドフローを使って、kintoneから画像を取得、Teamsに画像付きのメッセージとして投稿します。
下記Youtubeの動画が大変参考になりました。ありがとうございます!
Power Apps と Power Automate を組み合わせて Microsoft Teams に画像付きメッセージを表示する方法 #PowerApps #PowerAutomate
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手順
- kintoneでメッセージ送信用のアプリを作成
- PowerAutomateでトリガを準備(以下プロセス全てPowerAutomate)
- kintoneから画像ファイルを取得
- Teamsコネクタでメッセージを投稿する。
- 結果確認
1.kintoneでメッセージ送信用のアプリを作成
このアプリにレコードを追加、投稿したいkintoneの添付ファイルのFileKeyを代入したら、メッセージとあわせて画像も投稿するイメージのアプリを作ります。
チーム、チャネル、メッセージ内容、FileKeyの項目を設置。FileNameは結果としては使わないので、なくてもよいです。ちゃんと汎用的に作るなら、該当アプリ番号とか入れた方がよいですが、一旦、そのあたりは加味していません。
2. PowerAutomateでトリガを準備(以下プロセス全てPowerAutomate)
PowerAutomateのクラウドフローで、kintoneにレコード追加されたときのトリガを準備します。
3. kintoneから画像ファイルを取得
httpコネクタを使用して、kintoneから画像ファイルを取得します。
API Tokenは直接埋め込んでいます。
あとからTeamsに投稿するときのために、取得内容はBase64エンコードして、変数に代入しておきましょう。
4. Teamsコネクタでメッセージを投稿する。
各項目に適切な値を設定します。
- Post as
Userを選択 - Post in
チャネルを選択 - チーム、チャネル
kintoneから取得したチームIDとチャネルIDを代入 - メッセージ
kintoneから取得したメッセージ内容と画像挿入用のタグを代入します。
画像挿入用のタグは下記のイメージです。数字の1の部分は後述の、@microsoft.graph.temporaryIdの値です。
<img src="../hostedContents/1/$value">
- ホスト型コンテンツ
@microsoft.graph.temporaryId=任意の値
contentBytes=Bace64エンコード済みの画像ファイル内容
contentType=コンテンツのタイプ
上図の例は2つの画像を投稿しています。
5. 結果確認
下図の様に、Teamsにメッセージが画像付きで投稿されました。
わかりにくいですが、「画像無し」という画像を2つ添付しています。
kintoneに入った情報をTeamsに通知したいときに、画像も付け加えることで、より詳しい状態を伝えられるかなと思います。
当記事がなにかの参考になれば幸いです。
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