kintoneと西濃運輸カンガルー・マジックⅡをAPI連携してみた
記事概要
kintoneと西濃運輸社のカンガルー・マジックⅡをAPI連携させる機会があったので、ざっくりと覚えとして記事を書きます。
自社でもこの記事の内容を実現してみたい。という方がおみえでしたら、kintoneスポット開発無料相談フォームから、ぜひお問い合わせください。
カンガルー・マジックⅡとは
西濃運輸社が提供する、送り状印刷等で使える出荷支援のシステムです。
APIのキーは、西濃運輸の営業担当者様に発行をお願いする形の様です。
構成
普段使いなれているので、Microsoft Power Automateのクラウドフローを使って連携しました。
- kintoneで連携用のアプリを作成
- Power Automateのkintoneコネクタで新規レコードのWebhookをトリガに設定(kintoneコネクタがなくても、Webhookを受ける形でも可能。ただ、コネクタを使った方が楽)
- Power AUtomateからカンガルー・マジックⅡのAPIを叩く
- カンガルー・マジックⅡに送り状が生成される。レスポンスで送り状番号が戻ってくるので、それをkintoneに書き戻し。
いくつかポイント
kintone APPの構成
西濃運輸連携用に独立のアプリを作りました。このアプリにレコードが生成されたら、Power Automateで連携が走る形です。
この形にしておくことで、いくつかのアプリから西濃運輸連携したいときに、該当アプリにレコードさえ挿入すれば、好きな時に連携できます。
API情報が公式には公開されていないようなので、細かい項目の解説は省きますが、このアプリにはAPIで定義されている全ての項目を盛り込みました。
選択系の項目は文字列1行で定義するか、ドロップダウンで定義するか迷いましたが、ドロップダウンで定義。選択肢にない値を挿入しようとしたら、その時点でエラー判定できるためその方が使い勝手がよいと判断しました。
PowerAutomateの構成
kintoneコネクタを使用することで、レコード追加をトリガにフローが動きます。
HTTPのコネクタでAPIを叩きます。
こちらはAPI仕様通りに叩けばOK.
JSONを使わないAPIだったので、ちょっと新鮮でした。
HTTPのリクエストが失敗するとフローが止まってしまうので、
このあたりを調整して、フローが止まらないようにして、リクエストが失敗したときの情報もkintoneに返すようにしました。
kintoneにコメントを書き込むAPIがあるので、それをつかって、該当レコードのコメント欄に成否ログを返すようにしました。
おわりに
全体的にシンプルで扱いやすいAPIでした。
ヤマト運輸、佐川急便との連携もさわっているので、また機会があったら書きます。
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