📖
本を読むだけの社内もくもく会、「技術書を読む会」をやっています
エンジニアのみなさん、こんなことってないですか?
- 「技術書を買ったはいいけど、一回も開いてない……」
- 「本を読む習慣をつけたいけど、なかなか続かない……」
- 「社内で勉強会を開きたいけど、できるだけ負担は増やしたくない……」
そんなときに使える(かもしれない)、「技術書を読む会」という社内で行っている取り組みを紹介します。
技術書を読むもくもく会と思ってもらえたらイメージしやすいと思います。
開催概要
-
毎週月曜日の朝(9:30)から1時間の枠で実施。
- 基本的に夜型メンバーが多いため朝はキツいのですが、他の予定が入りにくく予定を合わせやすい時間帯に設定しています。
-
各自が読みたい技術書を用意して読む。
- 課題図書のようなものは指定しません。
- あくまで、各自の「勉強したい(けど一人だとやらないなあ)」をサポートする目的です。
-
45分はもくもくと読む時間、15分で読んだ内容の共有をする。
- 人に説明することを意識しながら読むことで、より理解を深めることを期待しています。
-
オンライン通話での実施。
- なので、出社・リモートは問いません。
- 本を読んでいる間も通話をつないでいるが、会話は特にしない。
- 「図書館やカフェで勉強が捗る」的な効果を狙っています。
- エンジニア6人が参加。
- エンジニアメンバーはもっといますが、強制ではなく参加したい人だけで開催しています。
- 業務が忙しい場合などは欠席もOK。
企画の経緯
自分が技術書(『HTML解体新書』)を買った際、「読みたいとは思っているし、読めば勉強になるのはわかっているけど、本を読む習慣がないから積ん読にしてしまいそうだな……」と思っていました。
そこで、技術書を読む時間を強制的に作ろうと思って企画したのがこの「技術書を読む会」です。
(こういう、やらねばならぬ状況をあえて作ることを、社内では「外圧を作る」と呼んでいます)
メンバーが読んだ本の例
- 『HTML解体新書』(ボーンデジタル)
- 『良いコード/悪いコードで学ぶ設計入門 ―保守しやすい 成長し続けるコードの書き方』(技術評論社)
- 『プログラミングTypeScript』 (O'Reilly Japan)
- 『キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者』(技術評論社)
- 『単体テストの考え方/使い方』(マイナビ出版)
などなど。
直近の業務で必要になったというものから、すぐに読まなくても困らないけど読んでおけば糧になるものまで。
参加者の声
今回この記事を執筆するにあたり、参加メンバーにこの会の良いところ・悪いところを聞いてみました。
良いところ
- 技術書を読み進める外圧を受けられる。
- 半強制的にインプットのきっかけができる。
- 他者に説明しようと意識しながら読むことができる。
- 他のメンバーが読んでいる本を知ることができる。
- 他のメンバーが読んでいる本の話を聞けるので、「こんな本があるのか!」と知ることができたり、「(あの本を読んでいたから)これについてはこの人に聞けば知ってるかも」のような判断ができたりする。
- 完全な強制ではないところ(業務が忙しいときはそちらを優先できる)。無理しないから続けられる。
悪いところ
- 朝が早くてしんどい……。
- 45分の読書時間では短いと思うときがある。
- (悪いところではないが)ある程度のスピードで読み進めようと思ったら、「技術書を読む会」以外でも読み進める必要がある(この会は「きっかけづくり」という側面が強い)。
まとめ
社内で行っている、各自が読みたい技術書を読むだけの会、「技術書を読む会」の紹介でした。
技術書を読みたいとは思っているけどできていないという方は、取り入れてみてはいかがでしょうか!
Discussion