Apple Watchの文字盤を場所によって自動変更する
iPhoneのオートメーションで、Watch Appのショートカットを自動起動して、文字盤を変更することができます。
家に居るときはリマインダーとか大きく表示できる文字盤にしておきたいのですが、外出時に堂々と情報漏洩しているのもあれなので、外にいるときはクロノグラフとかの文字盤を表示したい、無意識のうちに切り替わっていて欲しいという感じです。
オートメーションの起動条件には、
- 「時刻」:指定時刻になったら実行
- 「出発」:指定した地点(地図座標)から離れたら実行
- 「到着」:指定した地点(地図座標)に入ったら実行
- 「Wi-Fi」:指定したアクセスポイントに接続したら実行
- 「メール」:特定の宛先からメールが届いたら実行
などがあります。
この辺の条件を使いこなせばいけそうな気がしていました。
ですが実際やってみると「時刻」だと完全自動実行できますが、「出発」「到着」「Wi-Fi」「メール」は条件成立後、実行前にiPhone側に確認メッセージが出て、そこで「実行」を押さない限り実行されません。
意識しないでも文字盤が書き換わっている、というのとはほど遠くなってしまいます。
自前でアプリを作ってショートカット実行とかできないのかなと調べましたが、現時点では他アプリのショートカットを通常アプリからは実行できないように見えます。
(ChatGPT 3.5は「できる」と言いましたが、GPT-4は「できません」と言いました)
それで、オートメーションの条件を再確認してみました。
自動実行できる条件はほとんどのものが、場所に関する自動実行に向いていません。
ただ「おやすみモード」というのがあります。
よくよく調べると、実際はおやすみモードだけでなく他の集中モードでも自動実行できるようです。
そして集中モードをよくよく調べると、こっちにもオートメーションがあります。
そして、場所に関するスマートアクティベーションというのができます。
さらにそのモードになったらApple Watchの文字盤を変える、というのもできます。
というわけで、集中モードに「おうちモード」というのをカスタムで追加して、スマートアクティベーションをオン、自宅にいる間にオン、そして、おうちモード中は、文字盤を情報量の多い文字盤にする、という設定にしました。
ついで、オートメーションでは「おうちモード」がオフになったら「文字盤を変える」にして、情報量の少ない文字盤に変える設定にしました。
実際にこの設定で外出してみると、まったく意識しないまま、文字盤が切り替わりました。
帰ってくる途中、自宅に近づいたら文字盤が戻っていました。
集中モードの設定の「この場所にいる間」の地図半径は初期設定ではまあまあ広いので(100〜200mぐらい?)、一番狭くすると割と自宅の近くで切り替わるようになります。
ただ普段、集中モードを別の条件で使っている方は、うまいこと何かしないといけないかも知れません。