App Storeとかインボイス対応どうしてるんだろうか

確定申告作業中の皆様、お疲れ様です。
結局、App Storeのインボイス対応ってどうなってるんでしょうか。
調べても分かりませんでした。
オンラインで売ってるなら任天堂も同じかと思って任天堂を調べたら以下のようなことが書いてあるんですね。
Q: 【その他】ニンテンドーeショップおよびマイニンテンドーストアで、インボイス制度に対応した領収書を発行することはできますか?
A: ニンテンドーeショップおよびマイニンテンドーストアは、個人のお客様の利用を前提としております。事業者による利用を想定しておりませんので、インボイス制度に対応した領収書は発行しておりません。
これ、例えばモンハンのスキルシミュレータとか作ってるとしたら、普通に事業者として経費でモンハンを購入すると思うんですよね。
消費税は、売ったときに受け取った消費税から、自分が仕入や経費で支払った消費税を差し引いて納税します。
経費で払った消費税も抜くんです。だから「事業者による利用を想定しておりません」はちょっとおかしいんじゃないかと思います。
ま、ただ、任天堂は書いているだけ良くて、Appleはどこにも書いてない気がします。
Appleは決済業者か、販売店か、という話もあると思いますが、現実的にApple経由以外でiPhoneのAppを買えないのだから販売店であって、インボイスはAppleが(なんか調べると国内ではiTunes株式会社というのがApp Storeの実体らしいですけども)出すべきだろうと思います。
ちなみにPayPalもインボイス対応してないようですね。こっちは決済業者だから、仕方ないと言えそうな部分もあるのかな。クレジットカード会社がインボイスを出す、ということにはならない気もしますしね。
しかし、なんだろね、割とめちゃくちゃですよね。

Appleじゃなくて、アプリ開発元がインボイス出せばいいのかな?みたいな話もあると思いますが、これだとおかしいんです。
これだと、ヨドバシカメラで冷蔵庫を買ったときのインボイスをメーカーに出させるようなものです。
これだとメーカー側が、ヨドバシカメラが客から受け取った消費税がいくらかを、客に通知する、ということなんですよね。それはさすがにおかしい。
クレジットカード会社(もしくはPayPal)が、インボイスを出さないというのは分かります。
決済だから。販売じゃないから。

そもそも、App Storeからの領収書メールには消費税が何パーセントでいくら、とか書いてないんですよね。
実際、Appleは消費税を納めてないんですね。
海外との消費税のやりとりって不透明な部分が多いのは分かるんですけども。
任天堂も海外ベンダーあるし、払ってないんですかね。

結局、我々開発者側も、自分の適格請求書発行事業者の登録番号?(Tで始まるやつ)をAppleに知らせてないと思うので(自分だけ?皆さん知らせてます?)、少なくともAppleはAppの調達に際し、適格請求書保存方式ではなくて区分記載方式になってしまっているはずです。
ですが、状況から推測するに、AppleはAppの売上に関して消費税を納めておらず、従って我々開発者から仕入れた分の消費税も別に控除していない、ということではないかと思います。要は区分記載とか適格請求書とかそもそも関係ないのだろうということですね。
また、もしそうであれば、我々が経費として調達したAppに関する消費税というのもAppleから国に納められてはおらず、従って我々が仕入や経費の中に控除することができる消費税(=Appleがすでに納めているので我々からは納めなくても良い分)はない、ということになります。
ちなみにMac BookとかiPhoneとかのハードウェアをApple Storeで買う場合は、ちゃんとAppleから消費税が納められているようで、登録番号が記載された領収書が発行されるようです(10月以降ハードを買ってないんで領収書の現物は見てませんが)。
ちなみにApple Care+はiTunes K.K.経由のサブスクで、Appと同じ扱いのように見えます(消費税の記載はなく、登録番号もない)。

こんだけ利用者が多いのに情報が出てないのは、とんでもない闇があったということなんですかね。

ChatGPTの使用料に2025年1月から消費税がかかるようになるからよろしくね、というようなメールがOpenAIから来てます。
今まで取ってなかったのが取るようになったというのは何でしょうね。
日本法人ができるのか、単に指導が入ったのか。
指導だとするとAppleも何かアクションがあるかも知れませんね。