Xcode: 今更ながらXcode 15のCommit UIに文句を言ってしまう件

Xcode 15のプレビューが出てからはや半年。
まあ使ってきてはいたんです、Xcode 15。
が、なにぶん1人で作業していて、一度のコミット量もそんなにでもなかったので、やばさに気付かなかったのです。
コミット画面。

これがやばい。一度に多くのファイルを修正してコミットしようとする場合、やばい。

左側にファイルのツリーペインがあって、そこでファイルを選んでも、そのファイルだけでなく、すべての修正されたファイルの修正が右側の修正箇所ペインに表示されるだけでも相当やばい。

ツリーペインでファイルを選んでも正確にそのファイルの修正箇所にフォーカスが当たらないのが輪をかけてやばい。

一番やばいのが、インライン差分でしか表示されず、ファイル全体のサイドバイサイド比較ができない点。
インライン差分も、修正の前後数行だけ。ファイル全体が見えません（手で広げることはできます）。

ちょっとだけ直してコミット、みたいなときはそれでもいいんですが、いくつかのファイルで似たような書き方をした処理があって、それが何か間違っていて、全箇所修正することになった、みたいなパターンがやばい。

どこをどう直したか非常にチェックしにくいのです。
間違えやすいうえ、間違えないようにするのに手間がかかりすぎます。

これ、自分の場合は1人で作業しているから、そういうケースがあってもまあ耐えられますが、チームでやってるとちょっと耐えられないかも知れない、と感じました。

AppleのフォーラムとかStack OverflowとかRedditとか見ていると、「クソ過ぎる」みたいなコメント多いですね。

幸い？Project Navigator（左側ペインをフォルダアイコンのタブにする）では、下のフィルタのところでプラスマイナスアイコンをクリックすると、修正したファイルだけの表示になり、Integrate→Commitから表示されるファイルとほぼ同じものが表示できます。

Project NavigatorではEditor→Side By Side Comparisonというのを選べば、サイドバイサイドで比較でき、また、ファイルを右クリック→Source Control→Stage Changes in ファイル名、もしくはIntegrate→Stage Changes in ファイル名で、選んだファイルをStagingする（という動詞で良いのか？）ことができます。
（これボタンあるともっと良かった）

こっちで差分確認→Stageして、コミットの画面ではコミットコメントを打つ、というぐらいにする、という感じでしょうか。

修正ファイル以外を見たいときに、Project Navigator下部のプラスマイナスボタンをもう一度押さなけらばならない、という手間もあります。正直、コミットの画面をV14に戻してくれるのが一番いいんですけども。