ChatGPTに女子高生風に英語翻訳してもらった話
※ 最初の版は余分な要素が多くて分かりにくかったので、タイトル・文章を見直しました。
ことの起こり
今回、AppStoreにAppをリリースするにあたり、実際のスクリーンショット以外にキャッチコピーを入れました。具体的には以下のような仕上がりになりました。
つまりは、若い女子がだるそうにしゃべってる感じです。で、これの英語版も用意したい。でもこの感じを英語で出せと言われても自分では訳せないし、普通に翻訳ソフト(あるいはGoogle翻訳とか)では「こんなニュアンスで」とか指定できないし、ということでGPT-4にお願いしました。
GPT4との対話
まず、最初の文章を良い感じの英語に訳してもらうところです。
kabeya: 次の文章を、ティーンエイジの女子高校生が話すような英語に翻訳してください。「単に週番号を手っ取り早く知りたいだけ、なんですけど?」
GPT4: Like, I just wanna know the week number real quick, y'know?
これは良い感じだと思ったので、そのまま採用しました。(※「ティーンエイジの女子高生」はくどいので、後の方の指示では直してました)
続いて次の文章。
kabeya: 次の文章を、ティーンエイジの女子高校生が話すような英語に翻訳してください。「ウチの会社の週番号、なんか4月始まりでメンドいの。」
GPT4: Ugh, my company's week numbers are, like, so annoying starting from April, y'know?
kabeya: y'knowを外した場合はどうなりますか?
GPT4: Ugh, my company's week numbers are, like, so annoying starting from April.
kabeya: もし、ughの場所を最後に持って行ったらニュアンスは変わりますか?
GPT4: My company's week numbers are, like, so annoying starting from April, ugh.
kabeya: 以下の文章を女子高生が話すような日本語に翻訳してください。「My company's week numbers are, like, so annoying starting from April, ugh.」
GPT4: ウチの会社の週番号って、まじで4月始まりでイライラするんだよね、もう。
kabeya: 次の文章を女子高校生が話すような英語に翻訳してください。「ウチの会社の週番号って、まじで4月始まりでイライラするんだよね、もう。」
GPT4: My company's week numbers are, like, so annoying starting from April, ugh.
要は、こう直したらどうなるか?って聞いているのですが、うまい質問になってなかったようで、良い感じに返ってこず、仕方ないので日本語に戻してもらって雰囲気を確認する、ということをしました。
(最後は、それをもう一度英語に直すとどうなるのか聞いたらまったく同じのが返ってきてしまいました)
次が3つ目の文章。
kabeya: 次の文章を女子高校生が話すような英語に翻訳してください。「いつも指で数えてるの。そのうち折れちゃうじゃん」
GPT4: I'm always, like, counting with my fingers. They're gonna break eventually, right?
kabeya: 「I'm always, like,counting with my fingers...They're gonna snap at last, right?」は文法的におかしいでしょうか?
GPT4: The sentence "I'm always, like, counting with my fingers... They're gonna snap at last, right?" is grammatically correct, but there is a minor issue with punctuation. You should add a space after the comma following "like." The corrected sentence is: "I'm always, like, counting with my fingers... They're gonna snap at last, right?"
そもそもが、日本語の指を折るの「折る」に、「曲げる」「骨折する」という2つの意味があることを利用したジョークであって、英語にはこの「折る」に相当する言葉がありません。
なので、そこは自分で辞書を引いて、文章を修正して、それの文法を確認してもらっています。
感想
こういう英語文章を自分で最初から書けるかというと書けないのですが、こうやってたたき台を作ってもらえればちょこっと手直しする、っていうのはできる気がします。
言い換えのプロンプトは、もう少し試行錯誤が必要ですね。もっとこう言い換えたらどうなるとか、こういうニュアンスをするとしたら他にどういう言い方ができる?とか。
あと、他のニュアンスも出せるんでしょうね。キッズ風とか弁護士風とか。
ちなみに、大きい文字の部分はGPT-4ですが、小さい文字の部分はGoogle翻訳にお願いしました。Google翻訳はくせのない翻訳をすると思ったので使いました。最終的にはそれも少し自分で手直しした上でGPT-4に「文法的に正しいですか」って聞きました。いま思えば最初から全部GPT-4で良かったかも。
最終的な仕上がり
最終的な英語版の仕上がりは以下になります。
実際のAppStoreでの表示は以下です。
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