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windowsとのフォルダ共有のためのsambaの導入手順

2023/08/17に公開

sambaとはWindowsネットワークの諸機能をWindows以外のシステムで利用できるようにするソフトウェアである。主にLinuxなどのUNIX系OSで動作するコンピュータをWindowsネットワーク上のサーバやクライアントとして利用するために用いられる。
Linux側にインストールすればWindowsエクスプローラからLinuxのファイルへアクセスすることができる。


インストール方法

sudo apt install -y samba

ユーザの登録

次にユーザ登録を行う。
Linuxで登録しているユーザー名と等しくする必要があるので注意。

sudo pdbedit -a $(whoami)

以下のコマンドで登録されているかを確認

sudo pdbedit --list

共有ディレクトリの設定方法

次にWindowsエクスプローラからアクセスするために共有フォルダの設定を行う。
sambaの設定ファイルは/etc/samba/smb.confとなる。

sudo vim /etc/samba/smb.conf

設定ファイルの最下部に以下のように記述

/etc/samba/smb.conf
[work]
       path = /home/kabec
       writeable = yes
       valid users = kabec
  • pathでWindowsからアクセスする際のルートディレクトリを指定
  • writeableで書き込み権限を追加
  • valid usersで前述の手順で登録したユーザー名(Linuxで登録しているアカウント名)を記述
  • Windowsエクスプローラ側で表示するフォルダ名は[ ]内に記載でき、自由な文字列で記入できる(上記の設定の場合はworkとして表示される)。

上記の設定が完了したら以下のコマンドでsambaサーバーをリスタート

sudo systemctl restart smbd nmbd
sudo systemctl restart smb nmb

上記手順を踏んでも旨く接続できない場合はポートが解放されていない場合がある。
以下の手順でポート開放(sambaで使うポート番号は445)

sudo ufw allow 445
sudo ufw reload
sudo ufw status

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