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labelImgの導入方法(Windows)

2024/01/23に公開

物体検出用のアノテーションツールであるlabelImgの導入方法についてまとめる。


pythonのインストール

labelmeはpythonアプリケーションとして展開されているので、pythonのインストールが必要。
pythonはlabelmeの動作の関係上、3.9以下あるいは3.11を推奨

カスタム設定は必要ないのでデフォルト設定のままインストール
デフォルトではpythonは%LOCALAPPDATA%\Programs\Pythonにインストールされる


labelImgのインストール

labelImgを動作させるために必要なパッケージのインストール

pip install PyQT5
pip install lxml

作業ディレクトリの作成と移動

cd %USERPROFILE%
mkdir work\annotation_tool && cd work\annotation_tool

こちらからプロジェクトをDL(<> Code -> Download ZIPをクリック)して上記ディレクトリに格納

以下を初回だけ実行

cd labelImg
pyrcc5 -o libs/resources.py resources.qrc

起動

cd %USERPROFILE%\work\annotation_tool
python labelImg.py

アノテーション方法

以下のフォルダ構成でフォルダを準備

dataset
├── images
└── xmls

images: 画像保存フォルダ
xmls: アノテーション情報を格納するxmlファイルを保存するフォルダ

画像フォルダを開く

アノテーション対象のフォルダを格納しているフォルダを開く
ファイル -> ディレクトリを開くをクリックし、画像フォルダを選択

アノテーションデータを保存するフォルダを設定

アノテーション情報を格納するjsonファイルを保存するフォルダを設定する
ファイル -> 保存先を変更するをクリックし、jsonファイルを保存するフォルダを選択

自動保存

表示 -> 自動で保存するで次の画像に進む時に自動的にアノテーション情報を保存するように設定しておく

ラベルリストについて

labelImg\data配下にラベルリスト(例として\custom_classes.txtとする)を追加し以下のコマンドで起動するとラベルリストをインポートしてlabelImgを起動することができる。
リストから選択してラベルを付与することができるので手入力によるラベルミスがなくなる。

cd %USERPROFILE%\work\annotation_tool
python labelImg.py class_file data\custom_classes.txt

ショートカットキー

公式にも記載されているが、一部注意点があるので記載
覚えているとアノテーション効率が上がる。

ショートカットキー アクション
ctrl + h 矩形の非表示
ctrl + a 矩形の表示
ctrl + + ズームイン
ctrl + - ズームアウト
ctrl + shift + (テンキーの+) 画像を一時的に明るくする
ctrl + shift + (テンキーの-) 画像を一時的に暗くする
d 次の画像
a 前の画像

reference

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