labelImgの導入方法(Windows)
物体検出用のアノテーションツールであるlabelImg
の導入方法についてまとめる。
pythonのインストール
labelme
はpythonアプリケーションとして展開されているので、pythonのインストールが必要。
pythonはlabelmeの動作の関係上、3.9
以下あるいは3.11
を推奨
-
python-3913
・Windows installer (64-bit) -
python-3111
・Windows installer (64-bit)
カスタム設定は必要ないのでデフォルト設定のままインストール
デフォルトではpythonは%LOCALAPPDATA%\Programs\Python
にインストールされる
labelImgのインストール
labelImg
を動作させるために必要なパッケージのインストール
pip install PyQT5
pip install lxml
作業ディレクトリの作成と移動
cd %USERPROFILE%
mkdir work\annotation_tool && cd work\annotation_tool
こちらからプロジェクトをDL(<> Code
-> Download ZIP
をクリック)して上記ディレクトリに格納
以下を初回だけ実行
cd labelImg
pyrcc5 -o libs/resources.py resources.qrc
起動
cd %USERPROFILE%\work\annotation_tool
python labelImg.py
アノテーション方法
以下のフォルダ構成でフォルダを準備
dataset
├── images
└── xmls
images
: 画像保存フォルダ
xmls
: アノテーション情報を格納するxmlファイルを保存するフォルダ
画像フォルダを開く
アノテーション対象のフォルダを格納しているフォルダを開く
ファイル
-> ディレクトリを開く
をクリックし、画像フォルダを選択
アノテーションデータを保存するフォルダを設定
アノテーション情報を格納するjsonファイルを保存するフォルダを設定する
ファイル
-> 保存先を変更する
をクリックし、jsonファイルを保存するフォルダを選択
自動保存
表示
-> 自動で保存する
で次の画像に進む時に自動的にアノテーション情報を保存するように設定しておく
ラベルリストについて
labelImg\data
配下にラベルリスト(例として\custom_classes.txt
とする)を追加し以下のコマンドで起動するとラベルリストをインポートしてlabelImg
を起動することができる。
リストから選択してラベルを付与することができるので手入力によるラベルミスがなくなる。
cd %USERPROFILE%\work\annotation_tool
python labelImg.py class_file data\custom_classes.txt
ショートカットキー
公式にも記載されているが、一部注意点があるので記載
覚えているとアノテーション効率が上がる。
ショートカットキー | アクション |
---|---|
ctrl + h
|
矩形の非表示 |
ctrl + a
|
矩形の表示 |
ctrl + +
|
ズームイン |
ctrl + -
|
ズームアウト |
ctrl + shift + (テンキーの+ ) |
画像を一時的に明るくする |
ctrl + shift + (テンキーの- ) |
画像を一時的に暗くする |
d |
次の画像 |
a |
前の画像 |
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