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データベースリンク
あるデータベースから別のデータベース上に保存されているオブジェクト(テーブル、ビューおよびストアド・プログラム)を参照できるようにする機能をデータベースリンクと呼ぶ (参照1, 参照2, 参照3). この場合、接続元のデータベースがクライアントとして動作し、接続先のデータベースに問い合わせを行う.
データベースリンクの作成は以下のコマンドで行う.
CREATE [PUBLIC] DATABASE LINK <データベースサービス名>
CONNECT TO <ユーザ名>
IDENTIFIED BY <パスワード>
USING <接続識別子>;
//ここでの接続先情報は、接続先のデータベースの*tsnnames.ora*に記載済みであるとする.
作成されたデータベースリンクは、PUBLIC
オプションを指定した場合は、全てのユーザにより使用可能となり (パブリック・データベース・リンク)、指定されていない場合は作成を行ったユーザにのみ使用可能となる (固定ユーザー・データベース・リンク).
データベースリンクを用いてレコードをセレクトする例は以下の通り.
SELECT * FROM <テーブル名>@<データベースサービス名>;