🎖️
AWS認定試験の受け方
公式資料や様々な方のAWS認定試験受験記を読んで、認定試験合格のため個人的に必要そうなことをまとめました。
1. 認定試験の概要を把握する
AWS 認定技術スキルとクラウドの専門知識を検証して、キャリアとビジネスを成長させます。
1.1. 何のためにAWS認定試験を受けるのか
- 試験勉強を通して断片的ではない、体系的なAWS知識を習得する
- AWS知識を保有していることを客観的に証明する
1.2. 試験の種類
-
AWS認定の種類
認定試験テーブル
レベル 試験名 最新バージョン(2023/06/18時点) 時間[分] 料金[$USD] 合格ライン 形式 初級 Cloud Practitioner Foundational CLF-C01 90 100 700/1000点 65 個の選択問題 中級 Solutions Architect Associate SAA-C03 130 150 720/1000点 65 個の選択問題 中級 Developer Associate DVA-C02 130 150 720/1000点 65 個の選択問題 中級 SysOps Administrator Associate SOA-C02 130 150 720/1000点 65 個の選択問題 上級 Solutions Architect Professional SAP-C02 180 300 750/1000点 75 個の選択問題 上級 DevOps Engineer Professional DOP-C02 180 300 750/1000点 75 個の選択問題 専門知識 Advanced Networking Specialty ANS-C01 170 300 750/1000点 65 個の選択問題 専門知識 Data Analytics Specialty DAS-C01 180 300 750/1000点 65 個の選択問題 専門知識 Database Specialty DBS-C01 180 300 750/1000点 65 個の選択問題 専門知識 Machine Learning Specialty MLS-C01 180 300 750/1000点 65 個の選択問題 専門知識 Security Specialty SCS-C02 170 300 750/1000点 65 個の選択問題 専門知識 SAP on AWS Specialty PAS-C01 170 300 750/1000点 65 個の選択問題 -
AWS認定試験の汎用受験パス
1.3. 試験計画
-
目的別認定パスを確認
- 自分がどんな役割のビジネスパーソン(アーキテクト、ソフト開発者、運用管理者、セキュリティ責任者など)かで、どの試験を受けたら良いか判断
- 試験難度、汎用性、試験間の類似性などから、次のような順での受験を勧める人が多い印象
- CLF→SAA→DVA→SOA→SAP→DOP
- (CLF→)SAA→SAP→DVA→SOA→DOP
-
受験する試験を検討
-
試験内容を確認
- 受験する試験の試験ガイドを確認して大まかに出題範囲、必要な学習を把握する
-
受験機会を確認
- 受験する方法として、各地の試験センターに行って受ける方法とオンラインで受ける方法の2種類がある。
- テストセンターで受験
- 受験地
- 各都道府県に最低1つレベルでテストセンターがあるので、割と受験しやすい。
- 大都市圏だとさらに多いので、居住地や職場に近いところで受験できる人も多いだろう。
- 受験可能日時
- 受験地によるので、認定試験予約画面で確認
- ほぼ毎日・昼間時間帯にやっているところが多そう
- 受験地
- オンラインで受験
- オンラインで受験するには、以下の準備が必要です。
- 試験監督者と申込時に指定した言語で最低限のコミュニケーションができること
- 試験中の画面と姿を監視できる設備 (PC, 画面共有アプリ, Webカメラなど)があること。
- いろんな言語に対応
- とりあえず英語と日本語が選べるので困ることはないはず
- 英語は24時間、日本語は月〜土の09:00-16:00
- オンラインで受験するには、以下の準備が必要です。
2. 試験対策
レベル | 意味 |
---|---|
M (must) | 必ずやるべき |
S (should) | やった方が良い |
O (optional) | 任意 |
M
試験ガイドで試験内容を把握
2.1.
M
サンプル問題で問題形式を把握
2.2.
S
Skill Builder で試験内容把握
2.3. - CLF向け
- SAA向け
S
Skill Builder で基礎学習
2.4. - CLF向け
- SAA向け
S
Skill Builder で模擬試験を受ける
2.5. AWS Certified Cloud Practitioner Official Practice Question Set (CLF-C01 - Japanese)
AWS Certified Solutions Architect – Associate Official Practice Question Set (SAA-C03 - Japanese)
S
AWS クラウドサービス活用資料集を読む・視聴する
2.6. -
S
サービスの概要を把握する AWS Black Belt Online Seminar 動画を見ると、そのサービスでどんなことができるのか概要を掴むことができる。
全く知らない、復習したいサービスが出てきたら見ると良い。 -
O
AWSにおけるベストプラクティスを知る
S
AWSアカウントを用意してマネジメントコンソール画面を確認する
2.7. - 対象のサービスでとりあえずどんなことができるかを把握したいときにマネジメントコンソールを触れると手っ取り早いです。
O
手を動かして理解する
2.8.
M
公式以外の教材で勉強する
2.9. 公式以外の教材
- 試験対策本
- Udemy
- Tech Stock
- 学習アプリ(iOS)
- 学習アプリ(Android)
O
認定試験対策以外のAWS参考書を読む
2.10. 認定試験専用の勉強ではありませんが、AWSサービスの概要を把握したり、体系的に学んだりするのに有用な書籍がたくさんあるので、それらを読むのも学習の助けになります。
また、実際にAWSを使うことになった際にも、1冊自分に合う入門書を購入してそばに置いておくと安心です。
参考書
- AWSの基本・仕組み・重要用語が全部わかる教科書
- 図解即戦力 Amazon Web Servicesのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書
- AWSの知識地図 〜現場必修の基礎から構築・セキュリティまで
- 図解 Amazon Web Servicesの仕組みとサービスがたった1日でよくわかる
- AWSエンジニア入門講座――学習ロードマップで体系的に学ぶ
- AWS運用入門 押さえておきたいAWSの基本と運用ノウハウ
- AWSではじめるクラウドセキュリティ: クラウドで学ぶセキュリティ設計/実装
- AWSコスト最適化ガイドブック
3. 受験する
-
AWS認定サイトでアカウントを作成する
- Amazon のアカウントでサインイン可能です(AWSではなくAmazon)
- 受験を予約する
- 受験に必要なもの
- 本人確認書類
- 以下2点必要
- 政府発行の本人確認書類で、氏名、顔写真(近影)、署名付きのもの
- (例) 運転免許証、パスポート、マイナンバーカード
- 氏名と署名、または氏名と顔写真付きのもの
- (例) 社員証、学生証、健康保険証、クレジットカード
- 本人確認書類
- 予約した試験時間の15分前までに到着すること
Discussion
素敵なまとめでした!ありがとうございます!