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未経験だけど【AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル】を取得したい方へ

2023/09/17に公開

はじめに

未経験でクラウドエンジアになりたい方や、転職にあたって何かしら実績を形で持っておきたい方、多いと思います。(私もそうです)

SAA取得できたし、SAProも取得してみようと考えている方や、取得のために勉強始めたよーって方に向けて、私がSAProを取得したときの勉強方法と問題の解き方を簡単にまとめてみましたので、一緒に見ていきましょう。

筆者について

現在はIT側の業務をさせてもらってますが、それまでは同社で製造監督者をしていました。
といっても完全に触っていなかったわけではなく、下記の様な業務も行っていました。
・ VBA + SQLでのデータ収集、成形
・ Power Platform(BIやAutomate)を使ってデータの可視化、自動化
・ IIS上でWordPress構築、カスタマイズ

多少触ってるやん。みたいな感じですが、正直なところ今年入るくらいまでオンプレミスと言う単語すら理解できていなかったです...。

AWSをこれから検証していこうーとなったタイミング(2023/3~くらい)からサービス内容を理解する一環にSAAの勉強を開始して、現在の資格取得状況は下記です。
認定

ネットワークやセキュリティ周りも分かってなかった筆者ですが、合わせて勉強する形で理解を進めています。
といってもまだまだ理解できていないので、一緒に勉強頑張りましょう!

学習方法

それでは、私が取得するにあたって取り組んだことを紹介します!

学習時間

参考程度にですが、筆者の学習時間は約120時間でした。

この中にはAWSのサービスの学習だけではなく、ネットワーク、インフラ、セキュリティ周りの学習と、サービスの検証時間も含まれています。

日当たりに換算すると下記の様な感じで行っていました!
平日 2 ~ 4 時間
土日 10 時間以上

文面とイラストだけで学習していると中々に楽しくないので、実際に環境を構築して遊びながら学習すると理解も深まっておすすめです。

使用した教材

公式サンプル、練習問題
下記リンク先の下の方に行くとあります。
自身が今どれくらい理解しているかを確認するために使用しました。
(そして現実を見ました。。。)

https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-solutions-architect-professional/

Web問題集
私はCloudTechを使用して学習しました。
SAAを取得する際に入会して学習しているのですが、一問一答形式で、問題の解説もあるので効率的に勉強することができます。

https://kws-cloud-tech.com/

ここに関しては他にも学習サービスがありますので、一通りお試しで使ってみて、気に入ったところで学習しましょう。

私個人的にはWeb問題集を使用していないと確実に落ちていたと思っています・・・。

AWS Black Belt
分からないサービスが出てきたときはとりあえずここで確認しましょう。
やはり無料で分かりやすいので素敵・・・!

https://aws.amazon.com/jp/events/aws-event-resource/archive/?cards.sort-by=item.additionalFields.SortDate&cards.sort-order=desc&awsf.tech-category=*all

学習方法

面白みがないですが、ひたすら練習問題を解いて、分からないサービスはBlack Beltで確認、復習するような形で学習を進めました。

これだと楽しく無くなってくるので、その場合は実際にサービスを触ってみましょう。
息抜きになるのと、実際に触った方がより定着するのでおすすめです。
あと単純に楽しいです。

学習時のポイント

問題を解いていると答えを覚えがちになりますが、全く同じ問題が出てくるとは限らないので、なぜこの選択肢になるのかを理解しておきましょう。
そして、ふわっと頭の中で構成図をイメージできるようになることが大切です。

「なぜこの選択肢になるか理解する」の部分を深掘りすると

  • 問題で書かれるパターンとサービスを結びつけておく
    〇〇のデータを〜ときた場合はこのサービスを使うと覚えておけば、確実に正解になることはないですが、問題を読む量が減るので冷静に判断することができます。

  • 各サービスとその機能は何ができないのかを理解しておく
    2択なんだけどどっちかな〜みたいな形で迷う部分が確実に出てきます。
    ですが、このサービスでは出来ないということを知っていればすぐに選択肢から除外できるので理解しておきましょう。

学習時のメンタル面について

個人的にですが、効率のいい勉強方法とかより重要視している部分です。

まず大前提の部分ですが
長文の問題を解くのは楽しくないです。
そして毎日やるのもしんどいです。めんどくさってなります。笑

ここのポイントは

やる自分をとりあえず褒めてあげましょう。

ってことですね。
他の人は〇〇時間やってるからとか自分は〜とか関係ないです。
仕事前や休憩中、仕事後、休日に学習することは素晴らしいことです。
そもそも試験を受けようと思ったことが素晴らしいことです。

それが出来る自分を褒めてあげましょう。

こうすることで自己肯定感がとても上がります。
自己肯定感上がると少しずつ勉強時間も増えて集中力も上がって楽しくなります。
点数は後から伸びてくるので、一喜一憂するのではなく、自身を褒めながら少しずつ取り組んでいきましょう。

これはAWS試験だけでなく、全てのことに対して通ずるものかなと思っています。
どうせ取り組むなら自分すげぇみたいな感じで取り組んだ方が楽しいですしね!

問題の解き方について

SAProの試験ですが、アソシエイト資格からのステップアップで受けた方はびっくりします。
1問で求められるサービスの知識もそうですが、単純に文章量が多いです。

例としてサンプル問題を見てみましょう。

サンプル問題はこちら

あるソリューションアーキテクトが、ビッグデータアプリケーションのコストを削減しなければならなくなりました。
アプリケーション環境は、Amazon Kinesis Data Streams にイベントを送信する数百ものデバイスで構成されています。
デバイス ID はパーティションキーとして使用されるため、各デバイスは個別のシャードを取得します。
各デバイスは、毎秒 50 KB から 450 KB のデータを送信します。
AWS Lambda 関数はシャードをポーリングしてデータを処理し、その結果を Amazon S3 に保存します。
別の Lambda 関数が 1 時間ごとに結果データに対して Amazon Athena クエリを実行し、外れ値を特定します。
この Lambda 関数は、外れ値を Amazon Simple Queue Service (Amazon SQS) キューに配置します。
2 つの EC2 インスタンスで構成される Amazon EC2 Auto Scaling グループは、キューをモニタリングし、外れ値に対処するために 30 秒のプロセスを実行します。
デバイスは 1 時間ごとに平均 10 個の外れ値を送信します。
アプリケーションに対する変更の組み合わせで、最もコストが削減されるのはどれですか。
(2 つ選択)

A) Auto Scaling グループの起動設定を変更して、同じインスタンスファミリーでより小さい
インスタンスタイプを使用するようにする。

B) Auto Scaling グループを、メッセージがキューに到着したときに呼び出される Lambda 関数に
置き換える。

C) デバイスとデータストリームを再構成して、1 つのデータストリームシャードに対して 10 台の
デバイスの比率を設定する。

D) デバイスとデータストリームを再構成して、1 つのデータストリームシャードに対して 2 台の
デバイスの比率を設定する。

E) Auto Scaling グループのターゲット容量を EC2 インスタンス 1 つに変更する。

初めて問題を見た時は私はこんな顔でした。(今もなりますけどね )
宇宙猫
なにを言ってて何を求めてるんだろうねこれは。ってなりますよね。
こんな感じの問題が沢山出てきます。精神的に大変です。

ここで求められてしまうのはまさかのAWS知識の前に読解力となります。
人によって読み解き方は変わると思うので、私が長文問題を解くときにやっている方法を参考程度に紹介しますね。

問題表記を箇条書きに書き直す

少し文章を変えて必要な情報を箇条書きにしてみるとこんな感じです。

サンプル問題の箇条書き

アプリケーション環境

  • 数百のデバイスで構成され、Kinesis Data Streamsを使用してイベントを送信します。

各デバイスの条件

  • デバイスIDをパーティションキーとして使用し、それぞれが個別のシャードからデータを取得します。
  • 取得されるデータ量は毎秒50KBから450KBまで変動します。
  • デバイスは1時間ごとに平均して10個の外れ値を送信します。

Lambda関数

  • 1つ目のLambda関数は、シャードをポーリングしてデータを処理し、その結果をAmazon S3に保存します。
  • 2つ目のLambda関数は、1時間ごとにAmazon Athenaクエリを実行し、外れ値を特定し、それをAmazon SQSキューに配置します。

EC2 Auto Scalingグループ

  • 2つのEC2インスタンスが含まれており、キューを監視し、外れ値に対処するために30秒ごとにプロセスを実行します。

どのサービスの変更を組み合わせることで、最もコストを削減できるでしょうか?

さらっと箇条書きにしてみましたがどうでしょうか?少し読みやすくなった気がしませんか??
テストセンターで受験する方はメモ用のボードもらえるのでそこに書いてしまうのもありです。

長文何回も読み直すと体力が削られるので、自身が理解できる粒度まで先にまとめておくと呪文を再度読み解く必要がなくなります。
まとめておくとそこから必要な情報だけ簡単にピックアップすることもできますしね。

試験で意識したこと

私が試験で意識したことは下記です。

すぐに解ける問題を解き、ぱっと見分からない&長文問題はチェックマークをつけて飛ばす
分からない問題と長文問題への時間的(精神的)余裕ができます。

長文問題は分かりやすい表記に置き換える
実際の試験で長文を見るとより呪文に見えます。
何度も読み直すと中々しんどいので、問題の解き方で説明した要領で文章を少なくして読みやすくしていました。

複雑で分からない場合は構成図を書いてみる
文章だけでは分かりにくい問題が出てきます。
その場合は、時間はかかってしまいますが一度構成図を書いてみると急に分かりやすくなるのでおすすめです。

まとめ

  • 問題で書かれるパターンとサービスを結びつけておく
  • 各サービスとその機能は何ができないのかを理解しておく
    のように学習のポイントはありますが、個人的に一番重要なのは、楽しんで学習することです。

そして、ソリューションアーキテクト - プロフェッショナルという難しい試験を受ける自分を褒めてあげてください。
私は最初は回答に時間がかかり、文章読むのも嫌になりましたが、継続することによって少しずつ点数を取れるようになりました。

自分を褒めて、自己肯定感爆上げしてからそのまま机に向かいましょう。
なんやかんや楽しく勉強できると思いますよ。

私も引き続き学習頑張りますので、一緒に頑張りましょう!

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