使っちゃダメって本当?Excel方眼紙&セル結合
まえがき
Excel方眼紙って知っていますか?
エクセルのセル幅と高さを調整して方眼紙のようにして扱う事です。
書類のインデントを揃えたり、罫線を使って表を作れるため、定型の文書を作成するのに重宝されてきました。
セル結合についても、定型の書類を書くのに便利で、Excel方眼紙と相性もいいです。
しかしながら、このコンビは昔からアンチが多く、かくいう私もセル結合されたエクセルファイルに何度もイライラさせられてきました。
最近では「絶対やるな!!セル結合!!」みたいな動画も見かけます。
ですが、これは言い過ぎというか、極端です。
要は適材適所・使い分けが大事ということです。
使わない方がいいパターン
表計算を行う前提の元データ一覧のようなものは、エクセル方眼紙もやめた方がいいし、セル結合も最小限に抑えたほうがいいです。
なぜなら、セルの番地指定がややこしくなって単純な関数ではうまく集計できなくなるからです。
オートフィルとも相性が悪く非常にメンテナンスしずらい表になります。
さらに、データをCSVなどにエクスポートすると、見た目の列の他に大量に空の列が挿入されていることになっているため、意味のないカンマだらけのファイルができてしまいます。
使ってもいいパターン
表示するだけで計算を行わないシートではセル結合のデメリットが薄くなるため、Excel方眼紙の価値が高くなります。
特に罫線を引く箇所に規則性がない表を描きたい場合、Excel方眼紙で結合していればボタン1発で綺麗に罫線を引くことができ、使い勝手がいいです。
設計書では1列の幅を固定したい場合も多く、これも相性がいいですね。
画像をシートに配置するのもエクセル方眼紙だと思った位置に揃えて表示するのも簡単です。
あとは表ではない、手順を示しただけのシートなどもインデントを揃えやすくて便利です。
実はそういう手順書のようなものはWordを使った方が綺麗にできるのですが、1つのブックにまとめたい場合もあるので、実際にはよく使われています。
まとめ
プログラミングの現場ではまだまだエクセル方眼紙も現役です。
使うべき場合、使わない方がいい場合を見極めてうまく付き合っていきましょう。
株式会社ONE WEDGE
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