🐕

コードを書かないSNS開発:バイブコーディングで週末の隙間時間を使って楽器専用SNSを作った話

に公開

はじめに

こんにちは、フェニックスです。
初投稿です。
今回は「コードを書かない SNS 開発」というちょっと変わったチャレンジについてシェアします。
普段は平日に仕事をしながら、週末の隙間時間を活用して、ほぼプログラミングなしで楽器専用の SNS を作ってみました。その過程で感じたことや使ったツール、工夫点などをまとめてみます。


なぜコードを書かない SNS 開発?

普段は PHP や MySQL を使ったシステム開発をしていますが、たまには気軽に、そして速くプロトタイプを作りたいと思うことがあります。
特に限られた時間で形にしたいとき、ゼロからコードを書くのは時間もかかり過ぎてしまいます。

そんな中で注目したのが「コードを書かない開発」、ノーコードやローコードの手法です。
最近は便利なサービスやツールが充実していて、ある程度の SNS 的な機能を自分で組み合わせて作れる時代になりました。

今回は「バイブコーディング」という手法を使い、週末の隙間時間を使って、楽器好き向けの SNS を作ってみた体験を紹介します。


バイブコーディングとは?

「バイブコーディング」は、AI に「委ねる」プログラミングの新手法です。
自然言語で AI とチャットしながら開発を進める、新しいコーディングのスタイルと言えます。

この概念はオープン AI の共同創業者であるアンドレイ・カルパシー氏が提唱し、
コードの細部に没頭して書き続けるのではなく、AI に指示を出して実装を「委ねる」ことに重きを置いています。

つまり、プログラマは AI と対話しながら、
必要な機能や要件を伝え、AI がそれを実際のコードや設定に変換してくれるため、
より効率的かつ創造的に開発を進められる手法です。

限られた時間でも、AI の力を借りてサクサク形にできるのが魅力です。


楽器専用 SNS 開発の計画

今回の目標は、

  • 楽器愛好家が写真やコメントを投稿できる
  • 他のユーザーの投稿にコメントやいいねができる
  • ログイン認証は Google OAuth など簡単にできるもの
  • UI はシンプルでわかりやすい

という基本機能のミニマム版の SNS を作ること。

時間の使い方イメージ

  • 平日は本業の仕事に集中しつつ、
  • 週末の隙間時間を活用して、計画・設計、UI 構築、認証設定、機能開発、テスト、調整を進めました。

利用した主なツールと技術スタック

  • Flutter(フロントエンド・UI 開発)
  • Firebase(認証、データベース、ホスティング)

開発は VS Code をメインエディターに使用し、
特に GitHub Copilot Chat のエージェントモードを駆使して効率的に進めました。
AI エージェントがコード補完やリファクタリング、質問回答など多彩にサポートしてくれたため、
短時間での開発が実現しました。


実際の開発でのポイント・工夫

  • Flutter と Firebase の連携設定は最初はやや複雑でしたが、
    ドキュメントを読み込みつつ、UI のイベントと Firestore のデータ構造をシンプルに設計。

  • 投稿やコメントは極力シンプルにし、複雑な状態管理は排除。
    まず動くものを作ることを優先しました。

  • ログイン後のリダイレクト設定やセキュリティルールも Firebase コンソールで簡単に設定でき、
    開発速度を大きくアップ。

  • 画面デザインはあまり凝らず、
    シンプルに Bootstrap などの CSS フレームワークを使い、すぐに形になることを重視。


完成した SNS の特徴

  • 楽器写真の投稿とコメントができるシンプルな SNS
  • Google アカウントでログイン可能
  • 投稿は Firestore に保存され、リアルタイムで他ユーザーに反映される
  • UI はレスポンシブでスマホからも操作可能

1 行もコードを書かずに、限られた時間でここまでできたことに驚きました。


MVP 開発とアーリーアクセス

今回開発した SNS は、必要最小限の機能だけを備えたプロダクト、いわゆる MVP(Minimum Viable Product)としてリリースしました。

MVP 開発とは、まずは最低限の機能で構成された製品を作り、
ユーザーのフィードバックを受けて段階的に改善していく手法です。

現在はアーリーアクセスユーザーを少数集め、実際に使ってもらいながらテストを進めています。
ご興味ある方はぜひこちらからご参加ください。

楽器専用 SNS アーリーアクセス登録ページ


今後の展望

すでに投稿編集や通知機能、タグ付けや検索機能は実装済みです。
次のステップとしては、ビジネスアカウント機能の導入と、
楽器愛好家を直接スポンサードできる「ダイレクトスポンサードシステム」の開発を目指しています。

音楽産業に関わる多くの企業が、ユーザーである楽器愛好家をサポートし、
彼らの活動の幅が広がるようなコンテンツを提供したいと考えています。

サイト名は「HEAVY GAUGE」。
ロックンロールの精神を持った、熱くて自由な SNS になれば嬉しいですね。


まとめ

限られた時間を集中して使い、ツールの力を最大限に活用すれば、
コードを書かずとも SNS のプロトタイプは十分作れることがわかりました。

バイブコーディングの「勢いと集中」が何よりも重要で、
迷いすぎずにやりたいことをまず形にするのが成功の秘訣です。

技術的な知識が少なくても挑戦しやすいので、みなさんもぜひ試してみてください!


未来への期待

今後は、アイデア次第でどんなサービスも簡単に開発できる時代が来ると思います。
多くのアイデアマンたちが自由に面白いサービスを創り出せるようになるでしょう。

バイブコーディングや AI エージェントの出現は、開発の世界にとって大きな希望であり、
これからの社会や産業に大きな変化をもたらすと信じています。

私自身もこの波に乗りながら、HEAVY GAUGE をさらに成長させていきたいと思います。


GitHubで編集を提案

Discussion